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桜岡設計事務所のブログ

東旭川、桜岡にある設計事務所の日々の事、仕事の事、愉快な仲間達。

高性能の家

2016-09-03 17:58:43 | 現場・建主さん
東川町の住宅は、屋根工事を進めました。


北海道の暮らしでは、毎年屋根の雪下ろしの危険性が問題になります。
うちの設計では、傾斜がきつい住宅を除いて、そもそも雪下ろしをしなくて良い無落雪屋根の仕上げにしています。
当然それに伴い、建物の構造は積雪加重も勘案した構造にしています。
この仕上げは修業時代から採用されていた事で、北海道の多くの設計事務所や工務店なども採用するようになってきました。


屋根の大工工事が一段落ついた後は、外壁周りの断熱材を入れる為の下地工事に入っています。


断熱材は柱間だけでなくさらに付加断熱を行い、今回の断熱厚は壁で315ミリになります。


下地だけでもとても立派な造りですね。
道北地方は、札幌や道南地方と気候が違うので、この土地ならではの光景かも知れませんが
僕が家を建てた7年前よりも気密・断熱施工の考え方は更に進化しています。


室内も窓の位置が判るようになり、外の風景や各部屋の雰囲気が掴めます。
設計段階で狙っていた以上の風景が楽しめそうです。




この後は断熱材の充填と、外壁工事へ進んでいきます。