桜岡設計事務所のブログ

東旭川、桜岡にある設計事務所の日々の事、仕事の事、愉快な仲間達。

照明などの打ち合わせ

2014-10-27 15:31:32 | 現場・建主さん
旭川市内の平屋の住宅も順調に進んでいます。先日は建主さんと現場で打合せです。
この家では和室があります。工務店さんに見本を借りて畳縁を決めました。


畳縁は面積で言うとわずかですが、和室の印象を大きく左右する物です。
9月に岐阜県高山市に行った時に見た高山陣屋の畳縁は大変参考になり、
今後和室を設計する時にとても役立ちそうでした。


やはり伝統建築は沢山の事を教えてくれますね。



それから今回のプランで一番気を使ったのがリビングのペンダントライトの選定。
この家の間取りではダイニング、リビング、和室という部屋がいっぺんに視界に入るため、
個性的なシェードを多用せず、なるべくシンプルにまとめるように心がけています。

写真はリビングから廊下を見た所。右手にキッチンがあり、左奥に和室があります。


照明等の打合せは、こちらである程度提案してからお客さんに現場を見てもらい、
イメージを説明しながら決めていきます。


今回の平屋の住宅では特徴的な天井の高い廊下があります。
こういう雰囲気も図面ではわからないので、細かい事を決める前に必ず実物を見てもらうようにしています。


外の塀も付け終わりました。お披露目は引渡時になります。


来年手を加える予定の前庭。お客さんの暮らしや要望に合わせて、
手のかからない仕掛けをした庭を提案する予定です。


最後の花

2014-10-25 20:59:23 | 庭・植物の事
天気予報で雪マークを見るようになりました。そろそろ降りますね。


庭を片付けていたら、目に飛び込んだ真っ青な花。
植えてから3年で初めて咲きました、多分ヤクシマリンドウだと思います。
やっと会えたね、と暫く見入っていました。


ご近所から頂いたシュウメイギク、花が小ぶりで可愛らしいです。
うちの土が固いからでしょうか。


タンジーもそろそろ摘もうかな。ネズミ除けになるそうです。
物置の隅っこに入れてみようかと思います。


紅葉したイカリソウを撮ろうとしたら草にピントが合ってしまいました。
職場の人がこの草の事を「貧乏草」と呼んでいました。初めて聞く名前!
自分の好きな草がそういう名前なのがなんか可笑しかったです。


もうすぐこれが樹氷になってしまうんですね。


我が家は日当りが悪い所に綺麗にコケが生えます。これはこれで好きな雰囲気です。


冬囲いはまだ終わっていません。
最高気温が高すぎて、ムシロをかけるタイミングを迷っています。
頭の中では来年の春からの庭を思い描いてワクワクしています。



大工さんではありません

2014-10-24 20:10:58 | 現場・建主さん
お手伝いさせてもらっているセルフビルドの家、順調に進んでいます。
先週からクレーンがきて建て方(構造部を組み立てること)をやっています。


お客さんの奥さんが手作りのお弁当を持ってきてくださり、写真を撮ってくれています。


正直うちの夫がここまで即戦力になると思っていませんでした。笑


普通は建て方の時って大工さんが4、5人必要なのですが、
なぜか大工さんじゃない2人が楽しそうにやっています。こういうの好きなんですね。






無事上棟!良いプロポーションです!
階高と建物の屋根勾配が絶妙。今回の物件も名作になること間違い無しです。




高橋さん、大工さんになったら良いんじゃない?
ここまで出来る建築士はあんまり居ないと思いますよ。笑

日本画の巨匠たち展・北海道立旭川美術館

2014-10-20 16:35:00 | アート・デザイン
日本画、結構好きです。
絵の具の一部が天然顔料(鉱石など)から出来ている事や、繊細な描写と独特の構図の取り方が面白いです。

昨日まで道立旭川美術館でやっていた水野美術館所蔵「日本画の巨匠たち」にギリギリセーフで行けました。
旭川美術館はたまに他の美術館でも中々出ない作品やマニアックな企画展を開催する事があります。
しかも行けば大体空いていて、ゆっくり鑑賞出来るのが他の美術館に無い良い所!

横山大観や下村観山など、誰もが美術の教科書なんかで一度は観た事がある様な名画が沢山展示されていました。

今回の目玉の一つでもある上村松園「夕べ」
繊細な筆遣い、簾から透ける着物や髪の毛等、とても綺麗でしたよ。


そして、私が最も楽しみにしていた作品は菱田春草「秋草」

菱田春草は尊敬している日本画家です。
横山大観と同時期に活躍した画家ですが、わずか36歳で亡くなってしまったので作品は大変貴重です。
この「秋草」は淋派の影響を受けて装飾的な構図を取り入れた絵なのだそうです。実物はもっと豪華な絵なんですよ。
背景の丸い雲の様な模様は金箔で描かれています。印刷物じゃまず判らないので、本物を観る事が出来て嬉しかったです。

菱田春草は今、東京国立近代美術館で大きな展覧会をやっています。
猫の絵を描く人でも有名なんですよ。アンみたいな牛猫も描いています。


特にこの「落葉」は、私が学生の頃から大好きだった絵なので観たかった~。
どなたか行った方いらっしゃいますか?是非感想を聞かせて下さい。

おまけ情報、インターネットから二人一組でペアチケット¥2000を買うと、
それぞれ黒猫と牛猫の絵が描かれている「猫チケ(猫ペアチケット)」が手に入るんです。
高橋さんに買う?って聞いたらいらないって言われました。泣





恒例の秋散歩

2014-10-19 18:01:37 | 風景・風土・気候
毎年紅葉の時季に市街に近い常盤公園に行っています。


今年は紅葉が早くて、もう終わりかけです。
来週には雪が降るかもしれません。


ホオノキの葉っぱを見るとこの前飛騨高山旅行で食べた朴葉味噌を思い出します。


タイトル:枯れ行く

枯れて散っているミズナラと、歳をとって円熟していく(=枯れる)夫を一緒に説明している写真です。笑!

ミズナラ


サクラ


カツラと色々


この公園に来て毎回楽しみにしているのがこのカツラの樹を見る事。


散りかけだけど、間に合いました。


ダンナはん、何撮ってるんですか?


ここから今セルフビルドを手伝っている現場が見えるんですって。
どこだか判りますか?笑


小春日和で、散歩している人達を沢山見かけました。


これも恒例、近くの「みづの」で生姜ラーメンを食べました。ポカポカ♪