桜岡設計事務所のブログ

東旭川、桜岡にある設計事務所の日々の事、仕事の事、愉快な仲間達。

花を飾る暮らし

2018-06-25 16:22:34 | 庭・植物の事
私は「庭をつくって花を摘める暮らしがしたい」という夢がありました。
夫が家を、私が庭を、「二人で暮らしをつくる」仕事と生活をしています。


庭の花を摘む暮らしは何年かかけて少しずつ、今では当たり前に出来るようになりました。


想定外でしたが、いたずらっこの家族も増えて


あ、危ない…やめて…


バッサ〜!アンは自分にかかったお花にビックリして逃げて行きました。


一緒に住み始めた最初の年は、鍬の刃が欠ける程のカチカチの土を少しずつ耕して


今はこうなりました。


木や草が生い茂って家が見えなくなりそう。
昨日久々に消防団で一緒のS君が来て、庭が凄く良くなったと言ってくれました。


花は元々そこにあったように、自然に増えたように植えるのが好きです。


将来たとえこの暮らしを誰かに渡す事になったとしても、手間を極力かけずに庭を残す事が出来て、いつまでも残したいと思ってもらえるような暮らしをつくっています。私達は子どもが居ないので、この事はいつも真剣に考えている大事なテーマです。


自分の好みはどうしても出てしまいますが、それ以上に環境にあった植物を植える事を大切にしています。


郊外の生活は維持するのに健康な身体と体力が必要です。数週間放置していた庭の草刈りでヘトヘト。これを放っておくとそこら辺にスズメバチの巣が出来たり、ヒグマが来ても気づかない危険な庭になってしまいます。そろそろ刈り払い機をもう一台買って二人で草刈りしようと話しました。そしてもうちょっと先の目標として、この家の裏側ももっと楽しめるような遊び場にしたいと思っています。




礼文島の旅 その2

2018-06-20 20:47:50 | 旅行記
肌寒いぐらいの礼文島、一晩中雨の音を聴いて目覚めた翌日はゆっくり海沿いを歩く事にしました。


こうして観ると広大な場所。そのあちこちに初心者から時間があればノンビリ回れる上級者向けの散策路があります。


私達は観光名所とは少し離れた強風の海岸沿いを歩いて


岩場で写真を撮ったり


そのあちこちに転がっているウニやアワビの貝を眺めたり


海で動いている岩があるかと思ったら


アザラシが居た!水族館でみたことはあったけど、この島には普通に野生のアザラシがいるのに驚きました。


二日目には島を離れ、サロベツ湿原を観ていました。


なんかうちの設計みたいな湿原センター。


この日に泊まったのは豊富温泉の川島旅館


あちこちで噂を聞いていた旅館で、近年リニューアルされました。


夜のコース料理は豊富町や北海道の特産品を使った料理の数々。エゾシカ肉が特に美味しかったです。


帰りの日には嘘みたいに晴れて


初めて生の利尻富士を観る事が出来ました。


北海道は果てしなく広い!素敵な場所がまだまだ沢山あると感じた旅行となりました。
サロベツ原野に広がるエゾカンゾウとエゾスカシユリを眺めて帰りました。まだまだ行きたい場所があるので、次の楽しみにとっておこうと思います。


礼文島の旅 その1

2018-06-19 15:18:30 | 旅行記
年に一回の家族旅行をしていました。二人とも北海道の人間だけど行った事が無かった憧れの島、礼文島へ。
行きたい場所が日本の北限という所が私達らしいです。


そして素晴らしいお天気。今回の旅でも私の雷神パワー炸裂です。


視界は不明瞭でしたが、花の浮島の素晴らしい天然メドウガーデンを楽しみました。


エゾイブキトラノオ


サクラソウモドキ


レブンハナシノブ


レブンキンバイソウ


レブンソウ


シコタンスゲ(多分)


なんて素敵な場所だろう!(超強風)


どこをみても花、花、花、雨!




レブンアツモリソウもぎりぎり咲いていました。自生地で観る事ができて良かったです。


冷えた身体はウニ丼と(私達の胃袋ではミニサイズが限界)


ほっけのちゃんちゃん焼きで癒されました。


郷土資料館でトドの撮影コーナーを楽しんで


縄文人の格好もして


大好きな土器や礼文の歴史を学びました。

好き尽くしの旅、家を夜中の1時に出発し、朝一番のフェリーに乗るためほぼ貫徹の運転をしてくれた高橋さんに感謝です。
生まれ変わっても一緒に旅をしてくれる夫と結婚しよう!礼文の旅はその2に続きます。

一人歩きする庭

2018-06-11 07:15:41 | 庭・植物の事
5〜6月というと北海道のガーデニングでは一番忙しい時期です。
遅霜の心配が無くなり、まだ暑くも無いので草木を植えるのに最適です。虫もそんなに居ないし。
私の仕事のスケジュールが詰まるので、家の庭は放置されます。この2年は大した手入れをしていませんが、植えたものが静かに大きくなっています。


数週間前にはヒメシャガが沢山咲いて


その間からチゴユリが沢山咲いて


種から植えたウワミズザクラの木に初めて花がつきました。


クロユリは完全に消えてしまったようだけど


それより前から植えていたチシマフウロは変わらず元気です。


まとまった雨が降ったら緑が一層濃くなり


今はヒメウツギの季節。私、前も書いたけど本当に白い花が好きみたいです。


家の正面側は不本意な感じで生長しているけどまぁ良いか…

自宅の庭は、私が居なくても一人歩きするようになりました。これが目指していた形の一つ。
もう新しい花は頑張って植えなくても良いような気がします。植えるとしても地味な山野草ばかりだと思います。
ここ数年で、消えてしまったものもあれば思いがけず環境に馴染んだものもあります。

この庭は数年後に、自宅の建物と庭が一つの風景になるように、大掛かりな改修をする予定です。


ウェンシリ岳 2018年夏山

2018-06-04 11:26:37 | 登山・スキー・キャンプ
上富良野のお宅のお引渡しが無事に終わり、打ち上げを兼ねて夏山登山を再開しました。
大雪山はまだ雪が残っていそうなので、道北地方で登れそうな低山を探して滝上町と下川町の間あたりにあるウェンシリ岳(住所で言うと名寄になるらしい)に行きました。


7時25分に登りだし、初心者向けにしては急な登りを登って行きます。






この山にはエゾムラサキツツジ(と夏山ガイドには書いている)とオオカメノキが沢山生えていて綺麗です。
山で観るツツジが結構好きなので嬉しかった。


そのうち平らな尾根になるだろうと思っていたら、ずっと急登と岩稜が続きます。
先に登った高橋さんが「めぐちゃんここ怖いかも」と言った先は…


ほぼ、岩登り状態。しかも風が強くて、身体が軽い私達は油断したら吹き飛ばされそうでした。




足慣らしに来た割には刺激の強い山でした。




そしてまた急登…


やっと森林限界近くなって


キバナシャクナゲ


ミツバオウレンの群落が沢山!


あぁ久々のハイマツ帯!やっと山に帰って来たという気がしました。


山らしい景色。


頂上にはわずかな雪渓が残っていて


3時間20分で長城到着。今日は登山口でお会いした一組と私達だけでした。
道北の山を頻繁に登っている方達らしい。また山でお会い出来ると嬉しいです。


タカネザクラが綺麗


山頂でおにぎりを食べて下山開始。もっと天気が良かったら利尻富士が観えるらしいです。


恒例「山ポーズ」。写真を拡大してみたら、頂上の男性達がこちらを観ているようでした。
私達の変な行動を不思議に思っていたかな?


登りよりも帰りの下りの方がキツかったです。急登はつま先や膝を痛めないように神経を使います。
足が棒になって2時間で下山。疲れたなぁと思ったら、標高差800mを上り下りするのは大雪山並の運動量だと後で気づきました。

この調子で今年は久々の山登りの年になりそうです。