桜岡設計事務所のブログ

東旭川、桜岡にある設計事務所の日々の事、仕事の事、愉快な仲間達。

現地測量に行ってきました

2015-10-31 19:52:59 | 設計・計画・スケッチ
これからプランを始める土地の測量に行ってきました。


土地の高低差を測って設計基準にするレベルを決めたり、現地を実際に訪れる事で
図面や資料だけでは判らない土地の特徴などを見極める大事な作業です。
メジャーをのばしているとどこからかキタキツネが寄って来ました。


どうやらこの地域にずっと住みついているキツネのようでした。
人慣れしていて、測量中にもイタズラをしかけてきました。


雪が積もる前に行く事が出来て良かったです。
今日はある程度の寒さを覚悟して防寒着・長靴装備で行きました。
建築予定時期にゆとりがある場合は、なるべく冬期間の積雪や近隣の除雪の状態も見に行きます。


現状のU字溝や枡の位置も記録していきます。
これから対象地周辺にも他の住宅も建つらしく、現状を見ながら雨水や排水処理をどうするか検討する必要があります。




道路に隣接する部分はかつてお庭だったのでしょうか。軟石や花が沢山ありました。
これらもこれから建てる家に生かせると良いかも知れません。

これから本格的にプランニングに入ります。

カラマツが降って来た

2015-10-30 19:38:15 | 風景・風土・気候
我が家で秋の終わりの風物詩になっている、カラマツの紅葉が進んでいます。
でも今年は雨が多いので葉が綺麗に色づく前にどんどん落ちて来ます。


屋根に大量に積もるカラマツは、雨樋を詰まらせて水が溢れる原因になるので、
毎年秋か春に屋根に上って掃除していますが、そういうのも季節の恒例行事として楽しんでいます。


植物や生き物の変化は、時間の流れや季節の移り変わりを教えてくれますね。
庭に一本でも樹があれば、日々の暮らしはとても豊かになる気がします。


温かい場所、かつ程々にまぶしくない場所を上手に探して寝ているアン。


夕方でももう真っ暗になります。これから長い冬が始まりますが、それはそれで楽しみです。


製作型の浴室について

2015-10-29 21:00:10 | 家の事
家を建てて掃除が一番楽になったのが浴室です。
うちの浴室はユニットバスではなく、製作型の浴室です。


木製窓も、木の壁もこの通り綺麗です。
防水シートと通気層の設計をきちんとしていれば、木でも傷む事はありません。
壁や窓周りはほとんど掃除をしていないです。布物を置かないので埃が積もる事も少ないです。


以前住んでいたアパートには浴室と脱衣所の間に樹脂製の折れ戸があって、静電気で埃が付いたり、枠に水垢や髪の毛が付くのが厄介でした。
我が家の浴室は思い切ってトイレ・洗面・浴室を隔たり無く繋げて一部屋にまとめているので、湿気や汚れがたまる場所がほとんどありません。
一部屋にまとめていることで乾燥も早く、24時間換気が回っていれば数時間で完全に乾くのでカビが増殖する環境にならないのです。

床のタイルは水勾配を付けたり、置き式の浴槽を設置する事で水切れを良くする工夫をしています。
毎日使っている水回りですが、経年変化やメンテナンスの方法なども実物を見せながら説明出来るようにしています。


赤瀬川原平さんのファンです

2015-10-26 18:30:11 | アート・デザイン
今日は前衛芸術家の赤瀬川原平さんの一周忌です。
なぜ覚えているかというと私達夫婦の結婚記念日と重なってしまったからです。
赤瀬川原平さんは私にとっても美術やアートを楽しむ事を教えてくれた人です。
2015年2月号の芸術新潮で特集が組まれました。


赤瀬川さんの活動がイラストコーナーで一望出来るようになっています。
建築家や小説家、アーティストのつながりも多く、登場人物が皆本物そっくりに描かれているのが笑えます。


建築家の藤森照信さんなどと組んだ「縄文建築団」
赤瀬川原平邸「ニラハウス」は藤森照信さんの写真集に載っています。


残念ながら今は屋根板金を葺き直して、ニラは植えていないそうですが、
ご病気で寝たきりになってから、ずっとニラハウスに帰してあげたかったという奥さんの介護のお話等が芸術新潮に書かれていて、
そのお話を読んでいると眼が熱くなります。


「日本美術応援団」
学術的な鑑賞法に縛られるのではなく、自分の感性で絵を見つめる楽しさが判ります。
今でも好きな画家や芸術家の多くは、赤瀬川原平さんの言葉で知った人が多く、私の美術好きの礎でもあります。


代表作 「父が消えた」「老人力」
文章を書いても抜群に面白い人でした。


私の本棚に何冊かある赤瀬川原平さん関係の本は、たまに開くと相変わらず笑いをくれる大切な宝物です。



降り始めました

2015-10-25 16:24:19 | 風景・風土・気候
今年もとうとうこういう季節がやってきました。


去年と違うのは、庭の冬囲いをまだ何もやっていないという事です。
去年の写真を見たらムシロをかけるのも完璧に終えていたのに、今年は今日になってやっと資材を買いに行きました。


雪が降ったり晴れたりの天気。近所の田んぼもすっかり稲刈りを終えて片付いていました。


山々のカラマツも色づき始めて美しいです。


たまに降る雪が光っています。ダイヤモンドダストみたいでした。