借りて読んでいるのは「ツレがうつになりまして。」/細川貂々さんの本である。
これは旦那がある日働きすぎからウツになってしまい、その様子を漫画でコミカルに書いている。
この作者(奥さん)は、それまでネクラで愚痴っぽい性格だったそうだ。(私みたいな)
しかし、この漫画を読んでいると、奥さんが暗くなっていると旦那も一緒に落ち込んでしまうので、この旦那の病気をきっかけにだんだん明るくふるまうようになっていく。
そして巻末には
「私はそれまでは暗い後ろ向きな考え方をするのが楽ちんで好きだったのですが、それは頼れる人がいるからやってしまうこと。自分がしっかりと生きていくためには明るい考え方をして前向きに生きていかなくてはいけない、ということに気づきました。私にとってもツレの病気は財産になったのです。」(原文どおり)
と結んでいる。
私も今まで(あ、今でもかもしれないけれど)、暗い後ろ向きな考え方をするのが楽だったのだ。
子供の頃は親のせいにしてみたり、結婚してた頃は旦那のせいにしてみたり、その後は子供にやたら期待をかけて、そうでないといけないと思ってみた。
なので何か起こるたびに相手が変わることを願った。
だから親とも上手く行かないし、旦那ともうまくいかないし、挙句の果てに子供とも上手く行かなくなった気がする。100%とは思いたくないが、私にも問題があったのだ。
それを心底思い知った。
でも、その一方で自分の良い所も数えている。そんなダメさ加減を素直にみつめられる自分を好きになった。
ダメなんだけど、いとおしいと思うようになった。
「ダメ」なことが悪いことではなかったのだ。
それもまたここで得た一つの財産なのだ。
それまでは親に認められたり、旦那から愛されたり、子供がちゃんと育ってくれることで自信を持とうとした。それは実は間違いだったのだ。
それを人任せにしていると、人がそうでなくなった時に自分が揺らぐ。
本当の自信は、自分でしっかり自主生産した方がいい。そうすれば人がどう動こうと脅かされないで済む。
これからもいっぱい過ちをおかしながらも、そこのところを人に頼らず前向きに生きていこう。
本当にそう思ったのは、子供も22歳になり、いい年になった今である。
その目線で、人の考えていることが少しだけ見えて来た。
それで見渡してみると、両親は愛情を持って育ててくれた事に気がついた。
今までたくさん言い争いもしてきたけれど、kekeの一連のできごとが自分の財産になったのだと思う。
これは旦那がある日働きすぎからウツになってしまい、その様子を漫画でコミカルに書いている。
この作者(奥さん)は、それまでネクラで愚痴っぽい性格だったそうだ。(私みたいな)
しかし、この漫画を読んでいると、奥さんが暗くなっていると旦那も一緒に落ち込んでしまうので、この旦那の病気をきっかけにだんだん明るくふるまうようになっていく。
そして巻末には
「私はそれまでは暗い後ろ向きな考え方をするのが楽ちんで好きだったのですが、それは頼れる人がいるからやってしまうこと。自分がしっかりと生きていくためには明るい考え方をして前向きに生きていかなくてはいけない、ということに気づきました。私にとってもツレの病気は財産になったのです。」(原文どおり)
と結んでいる。
私も今まで(あ、今でもかもしれないけれど)、暗い後ろ向きな考え方をするのが楽だったのだ。
子供の頃は親のせいにしてみたり、結婚してた頃は旦那のせいにしてみたり、その後は子供にやたら期待をかけて、そうでないといけないと思ってみた。
なので何か起こるたびに相手が変わることを願った。
だから親とも上手く行かないし、旦那ともうまくいかないし、挙句の果てに子供とも上手く行かなくなった気がする。100%とは思いたくないが、私にも問題があったのだ。
それを心底思い知った。
でも、その一方で自分の良い所も数えている。そんなダメさ加減を素直にみつめられる自分を好きになった。
ダメなんだけど、いとおしいと思うようになった。
「ダメ」なことが悪いことではなかったのだ。
それもまたここで得た一つの財産なのだ。
それまでは親に認められたり、旦那から愛されたり、子供がちゃんと育ってくれることで自信を持とうとした。それは実は間違いだったのだ。
それを人任せにしていると、人がそうでなくなった時に自分が揺らぐ。
本当の自信は、自分でしっかり自主生産した方がいい。そうすれば人がどう動こうと脅かされないで済む。
これからもいっぱい過ちをおかしながらも、そこのところを人に頼らず前向きに生きていこう。
本当にそう思ったのは、子供も22歳になり、いい年になった今である。
その目線で、人の考えていることが少しだけ見えて来た。
それで見渡してみると、両親は愛情を持って育ててくれた事に気がついた。
今までたくさん言い争いもしてきたけれど、kekeの一連のできごとが自分の財産になったのだと思う。
面白く書かれてますけど、大変だな~って感じました。
私の身近でも、とっても明るくて元気な男友達が夫婦で鬱になり、離婚したそうです。友達が子供を引き取って離婚して、元気になったそうですが、暫く病院に通ってました。離婚も病気も全然知らなかったから驚いちゃった。落ち込む姿とか見た事無かったから…。
今は更に元気になったけど、色々なきっかけありますからね。他にも自殺未遂した友達もいるし…。
治った人達は皆さん強くなってますが、鬱は怖いなって思いました。
誰でも起こりうる病気ですからね。
>私も今まで(あ、今でもかもしれないけれど)、暗い後ろ向きな考え方をするのが楽だったのだ。
sakeさんが仰るのは最もなんですよ。去年通ってた学校の先生が言ってましたが、「人はマイナスに考えた方が楽で、落ち着く物なんです。それが自分だけの特別な考えじゃないんです。」だそうです。
その話で皆さん納得してました。
私も「自分だけがマイナス思考かな~」って思ってたけど、そこに居た人達が皆さん深く納得して、ほっとしてました。
マイナス思考は、自分が傷つかないように保険をかけてるような物なんですよ。
意外と前向きでバリバリ元気な人の方が鬱になったり、ぽっきり折れる事があるのは無理した揚句、我慢の限界なんだと思います。
だから、こうしなきゃ~とか、頑張ろうって気合い入れたり、ダメな自分~って追い詰めない方が良いですね。
私は完全にそういうタイプで、1つを思いつめるタイプなので、すぐにヤバイ人になっちゃいます。
sakeさんも我慢し過ぎたり、頑張り過ぎず、適当に力を抜いて人生を楽しんで下さいね~。
↑
たしかにわが身を振り返るとそうなんです。
最悪の事態を想定しておいて、一応心構えの準備をするんですよね。これって以前はよくないことだと思っていましたが、自分のような内向的タイプは精神衛生上とても大切なことで、結構多くの人がやっているようです。
一昔前は、社交的で陽気で学級委員みたいな上に立つタイプが素晴らしいと思われていましたが、最近、内向的の長所を書いた本が増えました。表現が苦手なんだけで、内向的な人には社交的な人にないような才能がいっぱいあるそうです。
(その手の本を読むのが好きなんです。^^)
この本の旦那さんも、前向きでバリバリの人だったそうです。それが仕事が重なってウツになってしまったんですよね。
ほんと、誰がそうなるか分かりません。読んでみるとkekeもウツっぽかった気がします。
そういう気持はうつってしまうそうで、旦那さんを見て、今まで暗かった奥さんが、自分もそうなってはいけないとハッとするんです。
それで「この仕事を休んでいた2年間は人生の夏休み」と言ってしまえるようになる。成長するんですね。
私もそのぐらい心に余裕をもちたいなと思いました。
ちーと君が絶妙に可愛いです
絵もいいですよね(*^^*)
このご夫婦にこのあと子供が生まれたんですか??@@
全然知らなかったーービックリ。
この本の終わりのほうに「理想の40代→なのに現実」みたいな絵がありましたよね。
そうなんだーー
教えてくださってありがとうございます。さっそく検索してみよう。(^o^)