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5月11日~18日、埼玉自治体問題研究所企画 デンマーク、スウェーデン視察報告 第1日目(K)

2014-06-07 | 企画・行事
5月11日~18日、埼玉自治体問題研究所企画の、税と社会保障、エネルギーの実際を見る、デンマーク、スウェーデンに行ってきました。日本では消費税10%への増税、原発再稼働の動き政府によって粛々と進められているが、デンマークではどうなっているのか、現在の状況を視察した。
 その背景を改めて知ったこと、現在、経済のグローバリゼーションの中でデンマーク、スウェーデンで進行していることは最新情報と感じた。
近いうちに「そよ風」に掲載予定もあり、テープ起こしをしている。生情報だが長くなりそうなので、できたところから知らせたほうが、結局、全部読んでくれるのではないかと、掲載することにした。時系列なので、問題の整理はそよ風ですることにした。
では、初日から
 
 5月11日(日)午後4時コペンハーゲン空港到着。まだ、明るいが梅雨のように細かい雨が降っていた。コペンハーゲン空港からコペンハーゲンのホテルう(中央駅に近い)までは10km弱。そのバスの中のガイド、デンマーク在住の長い宮下さんの案内から


 デンマークは総国土面積の約20%弱が木々で覆われている国です。一時期は24~5%くらいあったのですが、徐々に減ってきて、また植林を繰り返して増えていくかもしれないです。このあたりは新しいまちなので10年くらい前からこの5、6年の間に建てられたものが圧倒的に多い。以前は何もない原っぱだったところ、国とコペンハーゲンが共有している空き地だったところを共同開発して、新しい街並みを20年計画で作り上げているところです。
 年間雨量は大体750㎜~950㎜くらいです。最も少ない年だと、コペンハーゲンは450㎜と言う年もあったほどです。日本と比べると雨量はそれほど多くはないです。雪は年間総まとめてしてのこれだけの雨量ですから、冬特に雪が多いという国ではなくて、ほとんど降らないと言っていいほどです。

 すべての商品に25%の消費税がかかっています。内税で表示されているので、値段から逆算すると値段の1/5、20%が消費税。

 デポジットは5クローネ(約100円)。空き瓶、空き缶探しをしている姿、よく見ることがあるのです。あれは小遣い稼ぎです。持ちあるのは面倒だと、飲み捨てていくデンマークの若い人たちも結構いるので、小遣い稼ぎにはなっているようです。
コペンハーゲン中央駅、駅の中にすりが住んでいると言われるくらい、すりの被害が出ている。

中央駅には駐輪場に自転車がいっぱい。


駅構内は広くて豪華


車両は自転車、ベビーカーもOK。ベビーカーには誰もが当然のように席を譲る。日本で苦情ができるというがなんという違い


中央駅のチボリ遊園地側の玄関

 デンマークでは実際に選挙が終わったら、2日以内に撤去しないと罰金になる。選挙は週末に行われることなく、普通は火曜日。
900年代初めに建てられ、建てたのは農業の貧しさに農業を断念してコペンハーゲン市内に移り住んだ。ちょうど、工業化が進み、労働力が足りないと余っていた労働力をコペンハーゲンは大量に受け入れている。この人たちが住めるようにとコペンハーゲン市が短い工期で安い建材を使って多く建てた労働者階級の住宅街と言われている地域です。ただし、1970年代から80年代にかけてEUとデンマークの社会省から多額の補助金をもらって近代化が進められてきた地域です。外見上は昔の古い様相を残しながら、中は近代的なマンションに生まれ変わっている地域です。ホテルまで1~2分のところまで来ている。キオスクというのはデンマーク語で売店と言う意味。デンマーク国内の売店はすべてキオスクといいます。デンマークでもつい最近地震があった。日本のような強い地震はないが建物にひびが入ったという地震はある。地震そのものを体感していない国民です。

チボリ遊園地先にある旧市庁舎。手前に自転車道路がある

旧市庁舎横にあるアンデルセンの像。その前の私たちの一行