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大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0391 鉋刃  銘 石堂居

2011-03-04 18:57:51 | Weblog
上野 国立博物館の平山郁夫展を見た帰り、 根津に出る道すがら ガラクタを並べる店の店頭に転がっていた物だ。 300円とラベルが貼って有った。 普通なら買わないと思うが 見ると鉋刃 裏面に石堂居と有るので 石堂の鉋がこんな所にある筈も無いと思いながら 買って来た。 見ると石堂の特徴の思われる 矢羽の模様がわずかに見える。 三文字目は 読み難いがが一応 これを 居とした。 石堂は東京の鍛冶屋だし 上野で見付かっても可笑しくない。 まだそれ程 使われて無いようだし、どうして台が無い 刃だけの状態で出て来たのだろうか。 少し研いで見たが 地金は胡麻の有る、 釜地の様だ。 鋼は硬く しっかり焼きの入った刃だった。 これなら切れるかも知れない。 石堂輝秀は既に亡くなったが その人の作って物では無いだろう。私の想像では 石堂の鍛冶場を使って 石堂につながる者が 作ったのではないだろうか。 取敢えず 台を探して 挿げて切れ味を確認したいと思う。 上野に行くと何時も 何か良い物が手に入る様な気がする。 また行って見たい。

0390 角印籠面取鉋 銘 業平

2011-03-04 18:45:20 | Weblog
この鉋も 町田骨董市で買って来た物だ。 業者の並べる中古鉋はどれも 使用に耐えない物が大半だったが、 この鉋だけが 唯一まともな物だった。 多分こんな役物鉋を買って使う人が無いから 売れ残った物だろう。 印籠面取り鉋として見たが自信は無い。 どうやって どう言う場合に使うのか判らず買った物だ。 面取り鉋では無いかも知れない。 それでも珍しい物と思い 500円で買って来た。 見ると若干使った形跡は有るが、ほとんど新品に近い。 台の色は変色が進んでいるので 多分古い物と思う。 余り使う機会も無く 持主は手放した物だろう。 使い方や 名称を研究しながら 暫くは手元に置いて 調べて見様と思う。