小春奈日和

赤ちゃんは、人間は、どのように言葉を獲得するの?
わが家の3女春奈と言葉の成長日記です。

日本人でも知らん言葉

2018年08月09日 02時02分14秒 | 日記
2013年10月19日(土)


 今日明日と1泊でインドネシア人のゲストがわが家にステイ。

 日本がインドネシアから介護士を募集しているので、日本で
介護士になろうと来日したそうだ。

 日本という国は外国籍の人が労働することに関して許可が厳しい
のだけど、高齢者の増加とそれに反比例する労働人口の減少に
対応するため外国籍の介護士を導入する気になったらしい。

 もっとも、応募した人たちも日本で介護士の資格取得試験を
受けてそれに合格しなければいけない。
 まずは日本語の習得である。

 うちのゲストもただ今日本語の研修中で、今回のホームステイ
もその一環であるとも言える。

 でも、なかなかに大変そうだ。

 日本語で会話ができるならOK、というわけにもいかないようだ。
 専門用語を理解していなければいけないのだ。 

 たとえば、「縟瘡(じょくそう)」という言葉をはたしてどれ
だけの日本人が知っているだろう?

 これは「床ずれ」とも言う。

 床ずれ、って言ったらみんなも知ってる、と言うだろうけど縟瘡と
言われたら初耳な人も多いと思う。


 ところで、海外の言葉を習得する際には、「完璧に話せるように
なろう」なんて思う必要はない。

 とにかく相手とコミュニケーションが取れたらならそれでいいのだ。

 そこから始まり、相手との関係性が深まれば、自然に言葉は育っていく。

 だけど悲しいかな、日本人は完璧に近い状態まで話せるようになって
からその国の人と会話をしよう、と考える傾向にある。

 まずカタコトで会話をする、ということをしないと言葉も成長しない
のにその過程を飛ばして言葉が育つわけがないと思うのだけどねえ。

 なんで今こんな話を始めたかと言うと、日本人でも縟瘡という言葉を
知らない人は多い、と言いたいからだ。

 つまり、母国語でさえ知らない言葉があるのに海外の言葉を「完璧に」
なんてムリだよ、カタコトでいいんだよ、と言いたかったわけだ。


 それでうちのゲストは釣りが趣味だそうで、ゆうき、りえと3人で
近所の釣り堀に出掛けて行った。

 まあ、いい息抜きになれば良いんだけどね。

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