小春奈日和

赤ちゃんは、人間は、どのように言葉を獲得するの?
わが家の3女春奈と言葉の成長日記です。

多言語とは

2017年10月19日 01時08分59秒 | 日記
(きのうのつづき)
 
 そもそも、なんでホームステイをするのか、というと、僕の場合は特にはっきりした
理由はないのだけど、あえて言うなら、子供たちに多言語の環境の中で育ってほしい
と思ったから、いろんな国の人たちと出会う機会を作ってやりたい、というところなの
かもしれない。
 
 それは僕自身の体験から来ている。
 
 かつて、僕にとっての多言語とは、いくつもの言葉が話せることだった。
 
 英語以外の言葉を母国語にしている人たちに、その相手の国の言葉を話すとすごく
喜んでくれた経験が何度もあったから。
 
 だから、子供たちにもいろんな言葉が話せるようになってほしいと思っていた。
 
 ところが、ホームステイの受け入れをしてみると、ゆうきもりえも、日本語でゲストと
話していた。
 
 わが家で受け入れたゲストの多くは日本語が話せないのに、だ。
 
 しかし、それでもコミュニケーションが取れているのである。
 
 相手がその国の言葉で話し、ゆうきとりえは日本語で話しているに、である。
 
 それを見て、
 
 「だったら多言語やる必要ないじゃん?」
 
と、思ったものだ。
 
 ところが、僕のこの疑問に対する答えが2つ、ヒッポファミリークラブのオリジナル
CDの中にあったのだ。
 
 1つ目は、100を超える部族語が存在するケニアの話で、ケニアではいつ今まで
聞いたことのない言葉に出会うかわからない。しかしながら、想像力を働かせれば
どんな言葉でも相手が何を言っているかくらいは見当がつく。そこから始まり、相手の
言葉が分り、話せるようになる、という。と、いった部分だ。
 そして2つ目はストーリーCDの主人公が言ったセリフで、英語はみんなが使う共通の
言葉として大事にすればいいと思う。その上でそれぞれの国のいろんな人たちが
話す言葉にも耳を傾けよう、とお互いが心がけていけばいいんじゃないかな。と、いう
部分だった。
 
 
 僕にとって、多言語とはいろんな言葉が話せることではなく、どんな知らない言葉
でも「わからない」と壁を作るのではなく、その相手に対して、耳と口と心を開くこと、
になった。
 これは子供たちに教えられたことだ。

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