小春奈日和

赤ちゃんは、人間は、どのように言葉を獲得するの?
わが家の3女春奈と言葉の成長日記です。

小銭

2016年08月11日 01時05分33秒 | 日記
2013年4月11日(木)(5歳0か月)
 
 
 コインのことを春奈は「コジェニ」と言う。
 
 説明するまでもないと思うけど、一応説明しておくと、
本人は「小銭」と言っているつもりのようだ。
 
 その証拠に、いつもは「コジェニ」と言っている春奈が、
今日は、
 
 「コデニがなくて・・・」
 
と、言った。
 
 なお、幼児は「デ」と「ゼ」の区別が苦手である。
 
 同じように、「リ」と「ディ」の区別も苦手だ。
 
 もっとも、幼児にかぎらず、大人でも「ジ」と「ヂ」の区別が
苦手な人は多い。
 
 
 まあ、それはさておき・・・
 
 僕は小さい頃、おじいちゃんやおばあちゃんが、
 
 「一銭もない」
 
と、言っているのを聞いて、それを「一千」と思い込み、
 
 「なんで『1円もない』じゃなくて『千円もない』って言うん
やろう?」
 
と、不思議に思っていた。
 
 大きくなってから、お金の昔の言い方が「銭(ぜに)」で
単位が「一銭(せん)、二銭」だと知った。
 だけど、江戸時代は三貨幣制度で、金(両)・銀(匁)・銭の
3種類があった、と知ったのはもっと大きくなってからだった。
 
 このことをひとつの例として採り上げても、やっぱり言葉の
意味を知るということは、知っているつもりでもすべての
意味まではわかっていない、でも生活していく分には全然
だいじょうぶだ、ということを示していると思う。