銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

虎ノ門 ビックラーメンにて「ビックラーメン」をいただきます

2009-06-27 18:51:13 | 新橋・汐留・虎ノ門・御成門

ここ4~5年というもの、
虎ノ門の大盛りスパゲッティ家こと
ハングリータイガーに行く機会が
めっきりと減った。

理由はおそらく、
昔はスパゲッティを鱈腹食べるのならば
ハングリータイガーをいの一番に指名していたのだが
最近は有楽町のジャポネががっちりとその座を
私から奪ってしまったからなのだろう。

ちょうど、お昼時の虎ノ門に
お邪魔をしたついでにそのハングリータイガーを
久しぶりに覗いてみたのだが、
随分と客足が減っているのが
ちょいとばかし気になってしまった。

「味が変わったのか?」

という、原因究明を試みようか?
はたまた、新しいお店を紹介しようか?

葛藤の行く末は後者だった。



ビックラーメン。

虎ノ門界隈の就業者はもちろん、
胃丈夫を旗頭にする者にとって
このお店を知らないのは随分なモグリだと
言い切って良いほど知名度の高いお店だろう。

場所はハングリータイガーの斜め向かい。

虎ノ門に詳しくない方は
ちょいと奥まった場所に位置するので
必ず調べて行かれる方が賢明だ。

行列の消えたハングリータイガーに対して
写真のタイミング以上に昔と変わらぬ列を
要するビックラーメン。



ビックラーメンが今も変わらず
愛されている理由はメニューに書かれた
活字からも読み解くことができるだろう。

盛りに定評のあるこちらのお店。

札幌ラーメンの¥580に始まり
メニューに並ぶ品々は¥700~¥900が中心だ。

活字と言った理由は店の看板メニューの

ビックラーメン ¥740(野菜大盛り850g)
男性専科 ¥1,100(麺2玉野菜1,300g)

の後ろの方の字のことだ。



野菜1300g。

カレー1300gは想像できる方も
野菜だけで1300gってことは・・・と

迷いの森を彷徨うことになるだろう。

さすがに1.5㎏は超すであろう代物を
客先へ向かう前に仕留めるのは、
底引き網型の胃袋でも正直しんどい。

野菜850gのビックラーメン¥740を
味噌味、麺硬目で注文させていただいた。



数分してやってきたのがコチラ。

これがビックラーメンだ。

ラーメン次郎の
野菜マシマシも随分な量なのだが、
単価の安いもやしに留まらず、
にんじん、キャベツ、ニラ、コーンが
野菜詰め放題の達人のおばちゃんが
びっくりするような縦詰みで
盛り付けられているのだ。

どうやったらこんな芸当が
できるのだろうか・・・?



さっそく箸を割り、
麺へと続くであろう野菜の道に切り込むのだが、
このラーメン界のチョモランマ。

冗談抜きで1分以上野菜を食べ続けても
いまだ、麺に辿り着かない。

しかも、上の方の野菜はナマ。

スープに漬したいのはヤマヤマだが、
バランスを崩して山が崩壊しそうなリスクを
冒したくても躊躇させるのだ。

数分すると下の方の野菜が
スープをすうことによって地盤沈下が始まり、
正直食べ辛かったナマ野菜丸かじりから
ようやく開放されたのだ。

ふっ~。



気になる麺を食べてみる。

この麺。私の好みだ。

硬目に茹で上げていただいた以上に
時間が経っても伸びにくい太麺は
こちらのお店の大盛り志向を
しっかりと下支えしている。

どなたかの日記で
味噌ラーメン界のラーメン次郎と
言われている方がいらっしゃったが、
なるほど、麺の具合といい、盛りの按配といい、
まったく的を得ていた。



ビックラーメンはスポーツだ。

食べ終えてみてどんな感じと聞かれれば、
こんだけ、汗をかきながら大量の野菜を
摂取するという行為はヨガのように
体にいいことをしている錯覚を
覚えさせられるのだ。

わかっている。

食べすぎは体によくないのは・・・

お味の方は可もなく
不可もない味噌ラーメンだが、
力強い麺と野菜をたっぷり
食べさせたいという心意気。

これがビックラーメンの魅力なのだろう。

ちなみに、鍋物なんかを
想像していただくと判りやすいのだろうが、
野菜は結構食べられるもの。

活字に躊躇せずに頼んでみるのが良い。

ご馳走様でした。

ビックラーメン虎ノ門店
港区虎ノ門1-11-13
TEL03-3591-1055
月~金 11:00~22:30
土 11:00~19:00
日曜定休

ビックラーメン ¥740

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★▲

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新橋 ビーフンあずまにて「五目ビーフン」をいただきます

2008-07-07 13:30:23 | 新橋・汐留・虎ノ門・御成門

3日で帰って来ると言っていた嫁が
2週間ぶりにわが家に戻って来た。

あんまりにも長い空白は
両親にあんたひどい事でも言ったんじゃないのと
疑われてしまう始末。

家事を頑張っていた旦那からすると
随分とひどい仕打ちだったのだ。

今日はまたまた登場の
大人のディズニーランドだ。

新橋駅前ビルのことだと
そろそろピンときていただけるように
なったのかもしれないが、
このシリーズの中で
名店中の名店が抜けていることに
後ろめたさを感じていたのだ。

ビーフンあずま。



その名の通り
ビーフンの専門店であるこのお店。

この新橋駅前ビルの1つの顔と言っても
嘘にはならないのだろう。

2Fの奥に鎮座する立地は
華やかさとはかけ離れた場所なのだけれども
昼時には客がひっきりなしにやって来るのだ。

主なメニューは
並 ¥550
五目 ¥750
蟹玉 ¥750
バーツアン(ちまき)¥650

ビーフは¥100を前後して
小盛り、大盛りを選択できるのだが、
前回薦められるがままに食べた巨大ちまきが
ズシンと腹に溜まる旨さだった。



今回頼んだのは五目の大盛り。

普通盛り+ちまきにしようか、
大盛りにしようか迷った挙句の選択だったのだが、
お目当てがやってきた瞬間にちょいとばかし失敗したかな?
と不安になってしまうような大盛りの量だった。

果たして満腹になるだろうか・・・?

五目の方はにんじん、椎茸、白菜、
ピーマン、豚肉、卵、たけのこなど。

こいつに備え付けの
にんにく醤油をぶっかけて喰うのだが、
デフォルトではごくごく上品に味付けられているので
ここはガッツリとかけさせていただく・・・



真っ白なビーフンによく馴染ませてパクリ・・・

旨い。

ここのビーフン。
ビーフンの米っぽいねっとり感がクセになる。

それにしてもこの商売。

よくも考えて始めたものだと感心してしまう。
世の中広しと言えどもビーフンの専門店を
開こうなどという思考に辿りつく輩は
そうそういないだろう。

自慢のビーフンの違いで
十分に他店の定番的なランチメニューと
やりあえると思ったのだろうが、
まんまと思惑どうりとなった訳だ。



純白のビーフンが
にんにく醤油で十分に染まるように
さらに和えてゆくのだが味の馴染みは一定のまま。

何と言っても野菜が油っぽくないのが良い。

そして、にんにく醤油のお淑やかな味の加減が
野菜の控えめな性格ともぴったりと嵌っている。

また、ゆで卵が鶏ではなくウズラなのも
卵黄の強い味が多くならないように
配慮されてのものなのかもしれない。



豚肉ににんにく醤油なんて
コテコテかと思いきや、
こいつもごくごくスムーズに
箸を運ばせてしまうのだ。

唯一の弱点と言えば
大盛りと言えども私のお腹を満たすのには
もう2杯ほど同じものが必要なことくらいだ。

前回、ちまきを付けていたので
腹にしっかりと溜まってくれていたのだが、
ビーフンだけでは強烈な胃酸が
あっと言う間にジュワッと
溶かしてしまったのだった。



このビーフン東。

実はビーフンにも2種類あって
この焼きビーフンに対して汁ビーフンが存在する。

私は汁の方がボリュームを感じると言われていながら
どうも食べなれた焼きビーフンの方に
路をとってしまうのだが、
ガッツリ系の御人は汁の大盛りと
ちまきを注文すれば十分に満足できるのだろう。

取りあえず今まで以上に
家事に参加する決意を持ちながらも
全ての家事を1人でやることから解放されることに
ちょっとした安堵を持ちながらの
ご報告なのであった。

ご馳走様でした。

ビーフン東
港区新橋2-20-15新橋駅前ビル1号館2階
TEL03-3571-6612
平日11:30~14:00 17:00~21:30
土 11:30~13:30
日曜・祝日定休

五目ビーフン大盛り ¥850

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★☆☆☆

<新橋駅前ビルシリーズ>
⇒ 絹のような芸術稲庭うどんの巻
⇒ 発見!安くて旨いとんかつの巻
⇒ 汗びっしょり。焼きカレーの巻
⇒ 喫茶店の名ナポリタンの巻
⇒ 出た!大人のお子様ランチの巻
⇒駅前ビルで魚を食べるならここだ!の巻
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虎ノ門 港屋にて「肉そば」をいただきます

2008-03-13 12:18:16 | 新橋・汐留・虎ノ門・御成門

東京の梅が咲きはじめた。

実家には1本だけ梅の樹があり、
鶯なんかが留まり始めると春を感じたものなのだが
昔は気分も浮ついた春の季節も
歳を取るとず~っと冬でいて欲しいとさえ
思うようになった。

そう、私は4月生まれの冬が大好きな暑がりなのだ。

暑がりの部分は皮下脂肪云々といった
医学的なご指摘は一切受け付けないので
その点はあしからず。



実は今週末、
神谷町のお得意先が大門に引っ越すことになり
神谷町界隈に出没することが減ることによる不具合を
今のうちに堪能することで解消しておこうと
愛宕の真っ黒な道場に行ってきた。

そう、港屋だ。

時間は11時40分。

11時30分開店のこのお店。
12時あたりは太刀打ちできないような
混雑を見せるので身軽なデブの本領を発揮して
凄まじいスピードで神谷町からの
10分ほどの道のりを消化した。

セーフ。

これならば10分待ち位で済むだろう。



こちらのお店。

どこが一番近いかと聞かれれば
間違いなく虎ノ門だろう。

虎ノ門駅にあるりそな銀行の交差点、
西新橋1丁目の交差点を愛宕神社方面に左手で徒歩5分。

写真の黒い建物を
見間違うことなく見つけられるはずだ。

上の写真がお店の看板?なのだが、
この小さな表示を見つけるよりは
黒い物体で認識するのが間違いないのだ。



5分程でお店の入り口に行き着いた。

道場と言っていたのは
この様相を思ってのこと。

男たちが一心不乱に蕎麦を喰らう姿。
剣道、柔道、茶道ときて蕎麦道なのだ。

入り口右手で食券を購入し
奥の蕎麦場で食事を待ちながら
稽古場の空き具合を今か今かと待つ。

広くはない店内は
いつでもこんな熱気に満ち溢れている。



こちらのお店のメニューは

もり ¥600
海苔もり ¥700
胡麻もり ¥700
海苔胡麻もり ¥800
肉そば(冷) ¥850
鶏そば(温) ¥850

せっかく小川町のつじ田を日記にあげていたのでと
肉そばを大盛り¥100増しで
注文させていただいた。



こちらが港屋の肉そばだ。

大きなどんぶりに
大量の蕎麦と肉、
その上には葱と海苔と白胡麻が
これまたどっさり。

つじ田の開店当初の肉そばの画像を
覚えている方からするとつじ田にそっくりと
思う方がいるかも知れないが、
つじ田がそっくりだったのだ。



つけ汁はご覧の通りのラー油がたっぷり。

舌先にぺロリと運ぶと
そばつゆの甘味の方をこのラー油が
相も変わらず存分に引き立てているのが判る。

昨日の日記で
ととやのささみ和えの白胡麻について
ちょいとばかしふれさせていただいているが
白胡麻の甘さ。

この仕様ならば
またまた痛感させられるのだろう。



まずは蕎麦からパクリとやった・・・

蕎麦の風味を愉しむのには
白胡麻は邪魔もの扱いされがちだが
それならばもりそばを頼めば良い。

しっかりと〆られたコシの強い蕎麦は
そば粉は何割なのだろうか?

邪魔者がいたといえども
風味よりも喉の通りを愉しむ蕎麦だ。



ラーメンやつけ麺に慣れている世代としては
こういうお蕎麦は全然ありだ。

蕎麦屋によっては
そばつゆを最初に蕎麦湯で割ってしまって
出汁を飲みながら蕎麦と山葵だけで食べるような
食い方をすることもあるのだが、
これはこれで、どっぷり漬けてみたり、
ちょいと漬けてみたり、一切漬けなかったりと
あの手この手で愉しませていただいた。

とはいえ、一度ラー油で引き立てられた
出汁の甘味が舌先に残っている限りでは
大差は生まれにくい。



つけ汁がこんなになるまで
たっぷりといただいたのだ。

港屋とつじ田。

どっちがお奨めかと聞かれると
これは難しい質問だ。

前回食べたつじ田の肉そばならば
今の港屋の肉そば。

前々回食べたつじ田の肉そばならばつじ田。

港屋は型ができていて、
つじ田は型を求めて進退化を続けている。



私、つじ田君も好きだけど港屋君も好き。

八方美人な女の子のような答えが
心の内なのだろう。

ラー油で引き出される出汁の甘さを
ラー油がスパンと後を絶つ。

消化は良いがちょぼっとしか出てこない
そば粉の風味を愉しむのも良いが
ドカッと蕎麦のコシや喉越しを
嫌になるまで愉しんで行け。

お店側のメッセージは
私は喜んで受け入れる口だったのだ。

ちなみにお店を出たら
並びが完全にアウトでした・・・

ご馳走様でした。

港屋
港区西新橋3-1-10
TEL03-5777-6921
11:30~17:00 17:30~馬なりで・・・
土・日・祝日定休

肉そば ¥950(大盛り¥100増しを含む)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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新橋 かりかるにて「インドカレー」をいただきます

2007-12-12 16:42:37 | 新橋・汐留・虎ノ門・御成門

新橋界隈でご紹介するお店が
いやに新橋駅前ビルに集中していることに
お気づきな方も多いのだろうが、
それもそのはず。私自身。
新橋駅前ビルを喰い尽すという野望を持っているからなのだ。

ただし、2号館の地下1階。
ここをご存知な方ならば、
それが長い道のりであることを
瞬時に悟られてしまうのだが
プレハブ小屋のようなスナック街。

こいつを満喫できる年齢は
この先10年は向こうの話なのだろう。



そんな新橋駅前ビルも
午後の3時を回ってしまえば
閑古鳥がカーカァーと鳴いている。

ようするに夕方まで準備中のお店が
列をなしているのだ。

しょうがないと顔を上げた先に目に付いたお店が
今日ご紹介するお店だ。

カリカル。

駅と新橋駅前ビルを地下街でつなぐ
ウイング新橋に居を構えるこちらのお店。

はたしてどんなお店なのだろうか・・・?



時間が時間なので中に入れば
見事なまでのもぬけのカラ。

ご覧の通り、
普通のカレースタンドのように見えるのだが
創業は驚きの1958年。

50年近い歴史を持つお店だったのだ。

メニューは下の写真の通りなのだが



これらの他には季節メニューで
牡蠣フライカレー¥970やら
ソフトシェルクラブカレー¥970
なんてものもあった。

わたり蟹の食べにくそうながら
カレーとの相性を堪能したい気持ちと
昔ながらを知りたい気持ちの葛藤は
パートのおばちゃまご推薦の
昔ながらを味わう方に傾いた。

インドカレーを大盛りで!という訳だ。



白熱灯に合わせて
あの手この手で写真を撮っては見たが
今日はこの有様。

ジタバタしてもしょうがないのだが新しいデジカメ。
使いこなすのにはしばらく時間がかかりそうだ。

しばらくして
別盛りのルーとライス、
それから口直しのフルーツ缶が
目の前に運ばれてきたのだが
フルーツ缶を見て井上陽水が頭の中で
駆け巡ってしった。



大き目の鶏肉が存在感を放っているのだが
別盛りのライスに広げてみると
にんじんやらきのこやらホタテやらと
ルーだけビショビショカレーでないことが
判明した。

早速口に運び入れると・・・

口当たりが柔らかながら
後からスパイスの発汗作用がぴりりと発動する。

まずまずだ。



滅多に食べないインド風は、
食べなれた欧風とは違いルーのペース配分を
気にしなくて良い点は利点のひとつだろう。

浸透性の高い水気の多いインド風は
僅かな量でもしっかりとライスに影響するので
最後までぴりりを味わうことができるのだ。

シチュー。ハンバーグ。カレーライスと。
母親達が覚えた日本の食卓は
こいつのような水気の多い代物ではなかったので
自然と免疫の少ないまま
大きなお腹に育ってしまったのだが、



朝食はごはんにするかフォーにするか?
晩飯はクスクスとインドカレーどっちにする?など
伝わる順番が違ったら私もきっとスリムな
ナイスガイに成長していたのではと
下世話な創造が舞い降りた。

パエリアやらタコスやらと
もっと日本で食されて欲しいものもあるのだが、
よくよく考えてみると今の伝わり方で良かったと
思考も一周で終わってくれたのだが・・・



脱線に脱線を重ねてしまったが
こちらのお店。

50年前からインドカレーを
お奨めとして押してきたのならば
なかなかもって硬派なお店だろう。

周りのお店も随分と小麦のとろみを
身に纏ったものばかりだっただろうに。

ルーのスパイスの具合と
水気に負けないライスの按配を噛み締めながら
親の世代がどのように感じながら
こいつを食べていたのかを
想像しながら食べるカレーは
割高に感じかねない値段設定に
目をつぶらせてくれた。

ご馳走様でした。

カリカル
港区新橋2丁目20東口地下街1ウイング新橋
TEL03-3574-7283
7:00~22:00(土9:00~日10:00~)
正月休みのみ

インドカレー ¥980(大盛り¥100増しを含む)

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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御成門 燕楽にて「ロースかつ定食」をいただきます

2007-12-04 20:48:04 | 新橋・汐留・虎ノ門・御成門

先月の緩慢な更新頻度を見てクラクラとしながら
12月こそはと誓いを立てたのもつかの間。

憎い。

年末進行とやらが憎い。

明日も大忙しになりそうなので
書けるときにはしっかりと
書いておきたいと思う次第なのであった。

先週末は紅葉も身頃だろうと
明け方5時の目覚ましの音を目印に
高尾の山の色づき具合でも見に行こうとのことだったのだが
結局、嫁の鶴の一声で近場の明治神宮に変更したのだが・・・

驚いた。



明治神宮の紅葉っぷりも
ため息が出ましたぜ。

おそらく、今週末頃にはもっと赤付く
木々も増えるのだろうから、
思い立った方がいれば是非ともお薦めしたい。

中にはご存知の方もいるのだろうが
私が1年前に結婚式を挙げたのもこの神社。

あいにく我々は雨上がりの霧掛かった
寒空の中で挙式をしたのだが
それはそれで良い思いでになったのだ。



さらに言えば、実は私は参宮橋で生まれた。

明治神宮の芝生で初めて歩き、
至誠館という明治神宮の道場で剣道を始め、
さらには大木を支えていたワイヤーが大腿部に
刺さりレスキュー隊を呼ぶような大事故も
この神社でやらかした。

結婚式をどうしてもここで挙げたかったと言う訳なのだ。

随分と身の上話が多いのは
疲れているからなのだろう。

日曜の晩にはボストンから届いたロブスターを
嫁が大騒ぎをしながら捌いてくれて
ミソを使ったロブスターのパスタなぞをいただいたのだが
週頭ですでに私の充電は切れかかっているのだ。



湿っぽくなってしまったが
今日はそんなうっぷんを振り払おうと
存分に英気を養わせていただいた。

旨い肉でも喰えば随分と心も体も楽になるだろうと
御成門に行ったついでに大好きなとんかつ屋。

燕楽に行ってきたのだ。

ここに来るのは1年ぶり。
ちょうど結婚式の前日に来たことを思い出すと
少なからず導かれてしまったようだった。



前回はカツ丼の大盛りをいただいたのだが
主なメニューをおさらいしよう。

ロースかつ定食 ¥2,300
ヒレかつ定食
海老フライ
ヒレかつ丼 ¥1,480
かつ丼 ¥1,000
かきフライ ¥1,000
かつカレー ¥1,230
かつランチ ¥900

奮発しなければ¥1,000程度で
美味しいランチにありつけるのだが
湿っぽさを蒸発させるためには
厚切りのジュワッとしたお肉が必要だ。

体が資本と言い聞かせ
小言覚悟でロースかつ定食を注文させていただいた。



最初にやってきたのは
上新香とポテトサラダだ。

初めて来たゴン太がかつ丼を頼んでいたので
普通の新香でないことを理解させてくれたのだが、
この漬物・・・

旨い。

加減がなんともはんなりで
大根なんぞは純粋に大根の甘さだけを堪能させてくれる程
達人の成せる技を思わせてくれたのだ。

汁物はもちろんとん汁だ。

ごはんと新香とこいつの大盛りで
¥600~¥700でも食べたくなってしまうような
お味は蕎麦やの天麩羅ならぬとんかつ屋のとん汁を
勝手に連想させてくれた。



かれこれ15分は待っただろうか。

今日は初めて2階席の座敷で食事を取ったので
目の前で低温でじっくりと・・・
高温で芳ばしく。
余熱で肉の芯まで熱を通す様子を
目の当たりにすることはできなかったので
それらを思い浮かべてとんかつがあがるのを待つのは
思いのほか苦しいものだった。



肉の按配を見ようと返してみると・・・

親父じゃない。

油に入れている時間なのか
蒸らしの時間なのかどちらが足りないのかわからないが
前回食べた頃合抜群のかつ丼と比べると
熱の入りがちょいと甘めに感じてしまった。



普通ならば嫌がる脂身も・・・

このプリン体の塊のような
ウルウルとした端っこの脂も一思いに口の中へ・・・

ぐうおっ。旨い。

熱の入りはやはり足りなく感じるが
豚の旨みにじゅるじゅるっとかぶさる
脂身から出た旨みエキスがこのとんかつを
ただのとんかつではなくさせていた。



半分は何もつけずに。もう半分はソースをかけて。

それにしてもお好みちゃんやとんかつ君。

ソースとの相性の良さは
毎度のことながら感心してしまう。

炊き加減の申し分ないごはんをもう一膳いただいて
鼻息荒く退散させていただいた。



下に降りると親父さん。

雑誌やらの取材で衣のつけ方などを
お姉さま方に上機嫌にレクチャーしていた。

やっぱりな。

職人変われば味変わるとは言ったものだが
肉質はどちらも同じもの。

親父さんが引退したら
喰えないなんて事態にならないように
こういう日もあると強がってみたのだった。

ご馳走様でした。

燕楽
港区新橋6-22-7
℡03-3431-2122

ロースかつ定食 ¥2,300

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

⇒ 絶品!燕楽のかつ丼はコレだ!の巻
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新橋 さかな亭にて「とくとくサービスセット」をいただきます

2007-10-24 18:00:11 | 新橋・汐留・虎ノ門・御成門

大変更新が滞って申し訳ない。

実は私が客先のために考案したものが
高齢者を救うビジネスモデル特許を取得できるのではないかという
大問題に発展してしまい、ここ5日間は
入社以来一番働いたのではないかというほど
わき見もせずに働いていた。

後は会社の法務部と弁理士が
本当に出願をするのかしないのか・・・

どうなることやらといった感じだ。

ようやく一段落したので
私の一番の関心ごと。お昼ごはんのお話を。



この日記で度々ご紹介している新橋駅前ビル。

毎度、毎度で親父のディズニーランドなぞとの
呼び名でお伝えしているこのビルの
スプラッシュマウンテンやスペースマウンテンに
相当する大人気アトラクションに行ってきたのだ。

おさかな亭。

地下1階のお店の中ではダントツの並びを誇るこのお店は
先日の話にも出ていたごはんの旨いお店のひとつなのだ。



ランチのメニューには
煮魚や焼き魚の定食の他に
刺盛り (並)¥750(大)¥900
煮魚もしくは焼き魚に刺身がつく
とくとくサービスセット¥1,100などがある。

忙しさで消費したカロリーは
胃袋をまなこ以上にギラギラさせてくれる。

当然のようにおかわりごはんまでもが目に浮かぶ
とくとくサービスセットをいただくことにしたのだが・・・



ちらっと目を上げると

「年に1度の旨い星ししゃも 本日入荷」の文字を発見!

私も典型的な日本人。
年に1度と言われて黙っちゃ男が廃るとばかりに
とくとくサービスセットにししゃもは付くのだろうか?だとか
駄目だったら焼き魚もやむなしだとか、
入店前から色めきだってしまった。

その結果はあっさりとしたものだった。

ししゃもは夜から・・・

くぅ~っ!!!!!



返す刀は初志貫徹。

煮魚はアラ煮かサバの味噌煮。
焼き魚は秋刀魚かサバ。

最近鯖ともご無沙汰だったので
味噌煮を刺身と一緒にいただくことにした。

本来ならばいつものように
集合写真を1枚パチリとやりたかったのだが
こちらのお店は本当に狭い。

席数も10席のみと
おっぴろげてパチパチやるのには
無理があったのだ。



最初にやってきた味噌煮を
追いかけるようにやってきたのが
こちらのごはんなのだが、
鯖には手を出さずに一口ごはんをいただいた・・・

うん。旨い飯だ。

他の日記を書いている方の中で
ごはんが不味かったとの記事を目にしたが
私は1度もひどい飯にはありついていない。

年配の方が喜びそうな
やや柔めながら蒸らしでぷりっとしたごはんは
いつ食べても美味しいと感じるものだ。



今日の刺身はかんぱちとマグロだった。

前回刺身定食(大)を食べた際には
4種類ほどの魚が鎮座していたのだが
並と大の違いなのか、仕入れの問題なのか、
はたまた品切れなのか真偽の程は判らなかった。



最初にまぐろをパクリとやったのだが・・・

舌触りの瞬間嫌な臭味が広がるかなと一瞬だけ
眉を潜めたのだが瞬時に頬の肉がホコロんだ。

旨い。

こいつならば山葵は舐めても醤油はいらない。



かんぱちの方は

こりっ。こりっとした
かんぱち独特の食感から広がる白身魚の甘味は
噛めば噛む程口の中で広がって行く。

マグロよりも全然上物だ。
こいつは旨い。

刺身を食べ終えて
味が判らなくなると取っておいた
鯖の方に手を伸ばすことにした。



贔屓の魚屋が先日言っていた話では
今年は鯖の収穫が少ない分ちょいとお高いだとか・・・

甘すぎることなく、濃厚すぎることもない味噌の味が
鯖の旨みをしっかりと引き立ててくれるこの味噌煮。

ごはんが止まらない。

鯖が旨いからごはんが旨い。
ごはんが旨いから鯖も旨いと
怒涛のように押し寄せる連続攻撃に
着いて行くことで精一杯だった。



味噌汁の方も手抜きは無く
並び10分、喰い10分のあっという間の
アトラクションにご満悦という訳だ。

新橋駅前ビルシリーズ。

そろそろシーズンⅣあたりに突入だとは思うが
まだまだ続きそうだ。

そうそう。ちなみにこの日の深夜に食べた晩御飯。

鯖の味噌煮でした。。。。

ご馳走様でした。

さかな亭
港区新橋2-20-15新橋駅前ビル1号館B1F
11:30~14:00 17:00~22:00
日曜・祝日定休

とくとくサービスセット ¥1,100(おかわり無料)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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虎ノ門 花たろうにて「銀鱈のてり煮」をいただきます

2007-10-18 17:02:16 | 新橋・汐留・虎ノ門・御成門

皆さんはごはんが美味しい店をいくつ位ご存知だろうか?

銀座で言えば魚竹なんかはいつ行っても
炊き加減もさることながら素晴らしい白米を喰わせてくれるのだが
虎ノ門の地では今日ご紹介する花たろうが
随分と旨い飯を喰わせてくれる。

ここは先日、旨い玉子かけごはんを喰わせてくれると
一言二言ふれていたが、その根底には
旨い卵を存分に旨く感じさせてくれる
白米の下支えが不可欠なのだろう。



こちらのお店の人気メニューは

焼き鮭となかおちがセットになった
ハーフセット ¥850

焼サバ定食 ¥850

お好み三品定食 ¥750

などだろう。

その他には刺身盛合せ(2~3点盛) ¥900
日替わりが ¥900程度

銀鱈のてり焼きが¥900だったので
骨が手強いこいつを大盛りで注文させていただいた。



実はここでの最初のごはんを
大盛りで注文するのには理由があった。

こちらのお店はおかわり無料なのだが
以前、あまりのごはんの美味しさに
4膳もいただいてしまい、流石に申し訳ないと
2膳分は自己申告でお支払いさせていただいたことがあり
それ以来は、おかわり無料のお店でも
おかわりは1杯程度が大人のマナーと
できるだけ美味しいごはんを腹に運ぶために
大盛りで2膳をいただくことにしているのだ。



やってきたごはんを見ると
今日のごはんもてらてらと光輝いていた。

新米かどうかは尋ねなかったが
炊き加減の良し悪しで見違えるほど米は旨くなるのだから
おかずの調理と同じようにお米に気を掛けているお店は
本当に貴重な存在だ。

よく炊飯器を替えただけで
ごはんが美味しくなったなんて話があるが
あれは本当の話でいつも通りの水加減でも
ジャーの違いだけでも随分と変わってしまう。



ごはんが良い加減であることを確認し、
銀鱈のてり焼きという名のてり煮をいただくことに。

口の中に運び入れると
銀鱈の白身をやさしく引き立てるような
甘目に煮付けられたとろみソースが
ほろりほろりと銀鱈の身をほぐし続けさせてしまう。

ごはんも魚も旨いと
なくなるのもあっと言うまの出来事だった。



こちらの味噌汁はしじみ汁だ。

ふだん出汁が利いているなどと言っているが
味が濃い薄いというような話ではなく
味噌と比べてどうなのかと言わせていただいている。

どうしてこんな話なのかと言うと
この味噌汁。しじみ汁に合わせ出汁は野暮とばかりに
しじみから出た出汁だけで味噌を合わせて
上品に仕上げている。

旨い。



あっと言う間もない。

この言葉に嘘偽りはなく、
ごはんに没頭しすぎて同僚と一言も会話をすることなく
平らげてしまった。

続いておかわりごはんとこの店の名物。
こだわり卵¥100をお願いした。

この卵。以前聞いた際には岡山産のものだと言っていたが
楊枝を刺しても黄身が崩れない代物。



お察しの通り卵かけごはんにして
いただくのだが今日の卵も黄身がプリプリしている。

旨そうだ。

醤油をはんなりと加えて
軽く10回程かき混ぜてどばっと。



仕上がりにうっとりしながら
痺れを切らした右腕が意識とは別次元で箸を動かした。

カーッと箸を走らせて一気にごっくんと。

旨い。

以前、日本一の卵かけごはんと
言わしめた程の感動は押し寄せなかったが
それでも十二分に満足の行くものだった。



こちらのお店。
昼は11時30分から14時までで、
夜の部はちょいと早い22時程度までだったと記憶しているが
夜の部はごはんが切れることもあるので
〆に卵かけごはんをと思う輩は
事前に申告することをお薦めする。

流石に夜に卵かけごはんだけ食べに行った日には
嫌な顔をさせてしまったが、
虎ノ門で店を梯子する際には2軒目、3軒目で
ついつい寄ってしまうお店だ。

ご馳走様でした。

花たろう
〒105-0001 港区虎ノ門1-16-9
TEL03-3591-8970

銀鱈のてり煮定食 ¥1,000(卵¥100を含む)

甚平満足度 ★★★★▲
甚平満腹度 ★★★★☆

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虎ノ門 平五郎にて「和風ビフテキ」をいただきます

2007-10-10 11:54:25 | 新橋・汐留・虎ノ門・御成門

20代と30代の見分けを
皆さんはどのように判断されているだろうか?

いろいろなものを目安にされているのだと思うが
私の場合は肩のBCGの跡を見ると確か今年で29歳以上だとか
今日の暦で体育の日がスパッと出なければ
尚更、20代なのではないかとあの手この手で想像してしまう。

なんでこんな話なのかと言えば申し訳ない。

完全にのろけ話だ。

今日、10月10日はわが家の結婚記念日。
結婚式は11月11日に挙げたのだが入籍は丁度1年前に行なった。

昨晩ルコントでケーキを買って帰り
どうしたの?そのケーキと言われたのには
ちょっとショックだったのだが・・・


前段が長くなってしまったが今日は
先日、小川町の綱十で食べた釜玉の
高崎産赤玉の絶品ぶりに触発されて、
今まで私の中では都内で一番旨い卵を出してくれると思っていた
虎ノ門の花たろうの卵とどちらが旨いのかを確かめたくなり、
官公庁のド真中にやってきたお話だ。

花たろうは銀座線の虎ノ門駅の
UFJ銀行とプロントの間の道を
交差点4つ程入った右側に位置するのだが、



一緒に行った友人が
最近虎ノ門界隈で評判のお店が花たろうの
目と鼻の先にあると耳元で呟いてくれて、
結局そのお店に行くことに変更した。

西洋料理 口福処 平五郎。

口福処と書いてこうふくどころと
読むのだろうが店主の名前なのだろうか?

西洋料理にしては随分と古風な名前だ。



こちらのお店のランチメニューは

ロールキャベツ ¥950
ジャーマンステーキ ¥900
若鶏のカツレツ ¥900
和風ビフテキ ¥1,350
日替わりのカツカレー ¥880

ジャーマンステーキと言う名のハンバーグと
ロールキャベツが人気だそうだが、
牛肉はコストパフォーマンスが判断しやすいので
和風ビフテキを決め台詞の大盛りと
ミディアムレアで注文させていただいた。



お店の方はとても狭い。

カウンターのみの10席程で
並んでいる客が食事をしている人の真後ろで
生唾を飲み込むような待ち方をしている。

雨の日は仕方がないが
こういった急かし方には同意はできない。

最初にやってきたのはカップに入った味噌汁だ。

お味の方は味噌の甘味にタマネギの甘味が足されて
何とも優しい味だった。

旨い。



暫くしてメインのビフテキがやってきた。

お隣りは丁度ロールキャベツを注文していたのだが
真ん丸にこさえられたロールキャベツの方が
どうにも美味しく見えてしまった。

他人の畑は良く見えるとはよく言ったものだ。



ステーキ肉には白胡麻が振られて焼かれていた。

白胡麻自体は珍しいものではないが
ステーキに白胡麻は珍しい部類だろう。

ソースを舐めてみると・・・

醤油にバルサミコのような酸味、
肉汁が合わさってさっぱりとした味わいなのだが
自宅に帰って醤油とバルサミコを合わせて舐めてみても
ちょいと違った。何なのだろうか?



肉に手を付けようと捲ってみると・・

ぐぉっ!桜色が旨そうだ。

パクリとやると和牛なのだろうが
どこの牛なのだろうかと尋ねなかったことを後悔した。

この肉質でこの調理、
この値段ならば十分にお値打ちだ。



食べ進めて肉汁が滴るたびに
ソースもどんどん柔らかくなっていった。

言い忘れたがこちらのお店のビフテキは
焼き上げた後に写真のようにナイフが予め入れられている。

ナイフフォークも用意されているが
お箸で食べられるように配慮されている。

それが配慮ではないと言う方もいることと思うが
店名や和を取り入れた西洋料理のお店では
十分アリだと私は思った。



安く旨いもんを喰わせようと
こんなに小さな店で切り盛りしているのだろうから
並び方についてはこれ以上口にしないが、
肉も百数十グラムあったとはいえ、
私の腹は6分目。

大食漢にはお薦めできないながら
ハンバーグやロールキャベツを
試してみたくなるお店だった。

ご馳走様でした。

西洋料理 口福処 平五郎
港区虎ノ門1丁目17-9
TEL03-3504-8516
11:00~14:00、17:00~21:30
土・日・祝日定休

和風ステーキ¥1,350(大盛り無料!)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★☆☆


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新橋 おか田にて「牛ロースソースかつ丼」をいただきます

2007-10-05 20:53:19 | 新橋・汐留・虎ノ門・御成門

待ちに待った3連休の幕開けだ。

何をそんなに興奮しているのかというと
今週3日の水曜日から10日まで、
新宿伊勢丹で行なわれているイタリアフェアに
興奮しているのだ。

皆さんにご祝福いただいた結婚式から早11ヶ月。
新婚旅行で行ったナポリのお店が出店していることに
異様な親近感と使命感を持たされてしまった。

空輸した新鮮なモッツァレラはもちろん。
新婚旅行の際にご紹介したナポリオペラ座
目の前の街一番の老舗カフェ。ガンブリヌス。

ピッツェリアからは
ロサーティというお店が出店するそうで、
焼きたてナポリピッツァが¥1470。

思い出話に浸りながらかぶりつく格好の獲物なのだ。



そんな興奮を覚ましてくれるような
出来事があったので今日はそのお話を。

牛かつ おか田。

前回大満足で★5つをつけた
激レアかつを出してくれるお店での出来事だ。

注文したのは牛ロースソースかつ丼。

ライトの当たりの悪い席だったので
今日の写真は少ないが一部始終をご覧いただきたい、



牛かつおか田は入り口に書いてあるように
かつを揚げる時間はたったの30秒。

ソースかつ丼にしても
僅か数分でこんな状態でやってくるのだ。

見辛いが、ごはんの上にキャベツと鰹節がのり、
その上に激レアかつがのっている。
仕上げにソースとマヨネーズがこれでもか!と
注がれて出来上がり。

見た瞬間に想像できたがパクリと・・・

ぐぁっ!酸っぱい。



肉の按配は何ともしずってくれるのに
ソースとマヨネーズの味で支配された味覚は
全く肉を堪能させてくれない。

前回も何もつけない位が丁度良いと言っていたのだが
どうしてウリのお肉を台無しにするようなメニューを
提供するのか私には全く判らなかった。

私自身。お好み焼きには
おたふくソースもマヨネーズも使うが
それはお好み焼きだからの話だ。

良い刺身には醤油はいらないし
揚げ物にしろ良いものに過剰に
味を足すのは愚の骨頂。

とってもがっかりさせられた気持ちと
何だか悲しい気持ちにさせられてしまった。

もったいない。
本当にもったいないと思いながらご馳走様でした。

牛かつ おか田
港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル地下1F
TEL03-3575-0440
11:30~14:00
18:00~20:30
土・日・祝日定休

牛ロースソースかつ丼 ¥1,100(大盛り無料!)

甚平満足度 ★☆☆☆☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

⇒ 牛かつ おか田は牛ロースかつ定食を頼むべし!の巻
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新橋 ハンブルグにて「ハンバーグパスタ」をいただきます

2007-08-28 21:41:46 | 新橋・汐留・虎ノ門・御成門

ちょうど昼時の電車の乗り継ぎで
銀座のお隣、新橋駅前ビルに寄ってきた。

ここは最近、新橋に寄るたんびに
コンプリートを夢見て攻め続けている虎の穴なのだが、
今日はどこにしようかと地下1階を彷徨うことに・・・

時間は11時40分。

ランチタイムにかかる1歩手前のこの場所は
まさに嵐の前の静けさの様相だった。



足を止めたのはハンブルグ。

まだご紹介をしていないこともあったのと
1階のポンヌフと比較してもらうのには打ってつけだと
こちらのお店に決めさせていただいた。

こちらのお店のメインメニューはお店の名の通り。

ハンバーグだ。

ハンバーグ定食 ¥650
日替わりが照り焼きハンバーグ ¥850
魚のフライ ¥650
朝7:00からやっているので
のり玉定食 ¥400なんてものもある。

そんな中から選んだのは
ハンバーグパスタ¥980と言う名の
スパゲッティ付きハンバーグだった。



注文から3分程。あっという間にやってきた。

ライスに味噌汁、
それからサラダの上にまずまずの量のスパゲッティが敷き詰められ
そいつのアバラのあたりにハンバーグが添えられる。

大盛りを懇願したのだがこちらのお店では却下。
メニューにはしていないそうなので悪しからず。



それにしてもハンバーグにナポリタンを合わせる。

この組み合わせはいったい誰が考えた黄金比なのだろうか?

白い髪の混じったいい大人からちびっこまで
男性陣ならば誰もが喜んで喰らいつくこの法則。
発見した当時だけに留まらず
世紀の大発見間違いなしだろう。

口を真っ赤に染めるナポリタンと
茶色く染めるデミグラス。
どんなに気を使ってもそうなってしまう事実が
子供心を忘れるなと大人の背中を
叩いているようにも感じてしまう。



助走が随分と長かったがまずはスパゲッティから・・・

うん。旨い。

この店もケチャップを使いこなしている。

具材はピーマンに魚肉系ソーセージ、
目には入らなかったが玉葱の味もする。

伸びきってはいないスパゲッティを具材と一緒に炒めて
ケチャップのとんがりを消しこんでいる。

魚肉系ソーセージはケチャップとは
喧嘩しがちなのだがここのはクセも全然気にならない。



肝心のハンバーグにフォークを入れた。

ナイフとフォークではなく
ナイフとスプーンが出てくるあたり。

脇役達も童心に帰らせてくれるのだ。

玉葱は見えるのだが脂の少なさから
合びきではなさそうなことが伺える。

私好みだ。



パクリとやると・・・

私はこのハンバーグ。予想した通り好きだ。

牛々しい冷めると硬くなってしまうような
肉の味を愉しむハンバーグ。

自宅でハンバーグを作る際にも
牛100でやるのだが、
全くもって私の好みを突いていた。



スパゲッティにライス・・・

付け合せの加減を通り越したスパゲティを見ると
確かに大盛りはあれば嬉しいが無くてもよさそうだ。

そのライスのできはまずまずだったのだが
味噌汁の方はと言うと味噌を溶いた程度の按配。

ここは勿体ない。

せっかくの残り香が台無しになってしまいそうだったので
味噌汁の方を先に片付けてナポリタンの余韻を
堪能させていただいた。



こちらのお店。

先に挙げたポンヌフとは随分と比較しやすいのだが
個人的な嗜好で言えば私はポンヌフの方が好みだ。

ただしこの駅前ビル自体。

何度も何度も大人のディズニーランドと
連呼させていただいているのだが、
それだけの風格がどのお店にもある。

巷の路面店ではなかなか味わうことのできないこの雰囲気は
フォークの先から伝わる味覚を刺激する物体たちを
2割増しにも3割増にもしてしまう魅力があるのだ。

社会科見学にも匹敵するこの森を。
今後の肥やしに是非とも訪れて見て欲しい。

ご馳走様でした。

ハンブルグ
港区新橋2-20-15新橋駅前ビル1号館地下1階
TEL03-3572-7279
7:00~22:00
日曜・祝日定休

ハンバーグパスタ ¥980

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

<新橋駅前ビルシリーズ>
⇒ 絹のような芸術稲庭うどんの巻
⇒ 発見!安くて旨いとんかつの巻
⇒ 汗びっしょり。焼きカレーの巻
⇒ 喫茶店の名ナポリタンの巻

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新橋 玄氣カレーにて「ビビンバ風焼きカレー」をいただきます

2007-07-13 17:27:36 | 新橋・汐留・虎ノ門・御成門

日頃から「銀座の甚平喰い倒れ日記」をご愛読いただき
誠にありがとうございます。

誠に勝手ではございますが・・・



お陰様で今日でちょうど1周年を迎えることができました。

最初は3ヶ月も続けば上々だと軽い気持ちで始めましたが
皆様の叱咤激励もあり何とか1年続けることができました。

今更ながら1年前の日記を読み返してみると
携帯で撮った汚い写真に拙い文字面。

30を超えてからの1年間の成長を
素直に喜ばせていただきました。

今後とも皆様よろしくお願いいたします。

さてさて栄えある1周年を記念するお店は・・・



最近やたらと登場する新橋の
親父のディズニーランド。

仕事の都合で偏りが出てしまうのはしょうがないが
1番最初の日記が築地の海宝館で天丼を食べていたので
わざと天麩羅で攻めてみようとの衝動にも駆られていたのだが
生憎、昨晩遅くに食していたため今日は先日ちらっとご紹介した
カレーのお店を・・・

玄氣カレー。

名前の通り体を元気にすることに
クローズアップしたカレー屋さんだ。



頼んだのは普段あまり食べる機会のない焼きカレー。

その名もビビンバ風焼きカレー¥950。

こいつに大盛り¥150。温泉玉子¥100を
トッピングして注文させていただいた。

時間がだいぶ遅い14:00を回っていたこともあり
店内には私を含めて2人と貸切状態でいただくことに・・・

カレー屋の利点はとにかく回転が速いことなのだが
この焼きカレーだけは勝手が違う。

盛ってからじっくりと火にかけるので
7~8分程度は時間を要してしまうので
時間がない際には十二分にご注意いただきたい。



このカレー。

ビビンバ風ということもあって
カルビの他にもナムルやらキムチやら
そのまんまビビンバの具材が入れられている。

正直カレーとキムチを合わせるのは初めて。
大丈夫なのか?・・・



なるほど。

カレーのルー自体が果物の旨みを活かした甘辛い仕様。
キムチの酸味の利いた辛さとの相性は
思っていた以上にすこぶる良い。

歳をとったのか自宅でもできそうな
併せ方にピンとこないとは随分と頭が硬くなったものだ。

はぁっ・・・



温泉玉子にスプーンを入れる。

毎度のことながらこの瞬間が堪らなく好きなのだ。

茶色と黄金色のコラボレーション。
カレーのスパイシーさをこの部分だけは
まったりと舌を休ませてくれるように
卵の濃厚な味が包み込むのだが
とってもこれが好きな人にとっては
なくてはならないものだろう。

旨い。



この玄氣カレーを体を元気にすると紹介したのだが
その最たるもののひとつがライスなのだろう。

ここのライスは五穀米。

大豆・押麦・炒りゴマ・玄米・キヌアを使っているというが
写真では五穀っぷりが全然伝わりにくい。

とは言えナムルに混ざった
薄っすらと耀くこのごはんは紛れも無く健康仕様だった。

ただし、普通の米よりも値が張るということなのだろう。

大盛り¥150をまるで実感しにくい
ボリュームは私向きではなかった。



こちらの食事には
キャベツの酢漬けとコーヒーゼリーが付いてくる。

壁には新聞の切り抜きで
コーヒーの効能なんかを紹介していたので
こういった所も健康仕様なのだろう。

酢漬けはこれは黒酢なのか?
今まで食べたキャベツのどの酢漬けと比べても
全く当てはまらない不思議な味だ。

不味くはないが・・・



各テーブルには辛さ調節のための
自家製調味料が置かれている。

黒胡麻と白胡麻を合わせたこちらの辛味調味料を試そうにも
焼きカレーは信じられない程いつまでも熱い。

辛さよりも熱さとの戦いに精一杯で
こいつが活躍することはなかった。



ランチも終盤に差し掛かると
焼きカレーのハイライトが・・・

そう!おこげだ。

中国や韓国、スペインなど
おこげを愉しむ国はいくつかあれど
日本がそのひとつであって本当に良かった。

何も考えずにガリガリやって
芳ばしさを増したお米を口にいれる幸せは
毎度のことながら本当に楽しい時間だ。



焼きカレーと石焼ビビンバをかけたような今回のカレー。

味はまずまず。
ごはんが白米でいいからこいつの倍は
喰わせて欲しかったのが今回の正直な感想だ。

店名から一貫性を持たせたスピリチャルなお店なので
やや割高に感じるかもしれないが
お近くの方は1度お試しを・・・

ご馳走様でした。

玄氣カレー
港区新橋2-20-15駅前ビル1号館
TEL03-3572-2004
11:00~20:00(土は18:00まで)
日曜・祝日定休

ビビンバ風焼きカレー ¥1,200
(大盛り¥150、温泉卵¥100を含む)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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⇒ 銀座の甚平喰い倒れ日記 第1話(ちょっと恥ずかしい・・・)

虎ノ門 ハングリータイガーにて「ペスカコンバジ」をいただきます

2007-07-12 11:28:20 | 新橋・汐留・虎ノ門・御成門

私の胸が躍る街。

その名は虎ノ門。

官公庁が多いこともありリーズナブルに
恐ろしい量を喰わせてくれるお店が目白押しなのだ。

ちなみにそのうち登場するであろ
日本で1番旨い玉子かけごはんを喰わせてくれると
思い込んでいるお店もこの地にある。



昨日行って来たのは
夜のメニューのあわびのクリーム煮が絶品な
ハングリータイガー。
(こいつがメニューから消えたとか消えてないとか・・・)

界隈ではその名の知れた
名物おばちゃんのいるお店なのだ。



場所は外堀通りから
ビルの谷間を彷徨うようなところ。

初めての方は地図を事前に用意するべきだろう。

ちなみにはす向かいにあるビックラーメンも
恐ろしい量を喰わせてくれる有名店。

どちらのお店も私の胃袋向きな
芳ばしいおみせなのだ。

こちらの人気メニューは
ダニエル ¥900(カルボナーラ)
ペスカトーレ&バジリコ ¥1,200
個人的に好きなカプレーゼ ¥1,000
(白身魚のトマトソースクリーム和え)といったところか。



2番人気のペスカトーレ&バジリコを
大盛り¥150と共に注文させていただいた。

ちなみにこちらをペスカコンバジと
常連さんは注文する。

数分でやってきたのがこいつ。

店内は店の外まで続く行列でいっぱいなのだが
以前よりも量が減ってように感じてしまった。

私は名物おばちゃんをからかいすぎて
2度と来るなと何度も怒鳴りつけられるほど
口の悪いおばちゃんとのコミュニケーションを
楽しみにしているのだが生憎昨日の昼には見当たらず
量と含めて魅力が1/3だった。



ジャポネに慣れてしまったからなのだろうか?

アングルをかえても何だか物足りなく感じてしまう。
ママーのような極太スパゲティのジャポネとの違いは
茹で置きを炒めるのと茹で立てを絡めること。

リーズナブルにまずまずのスパゲティを
大量に食べるのならジャポネ。

やや値は張るが味には分のあるスパゲティを
そこそこ食べるのならばハングリータイガー。

私の境界線は丁度こんな感じだ。



バジリコの香りの中に魚介が立ち昇るスパゲティを
早速フォークに絡めさせていただく・・・

太めのパスタの茹で加減は申し分ない。
バジリコを馴染ませるオリーブオイルと塩加減も
程良い按配で以前よりもずっとバランス良く感じた。

旨い。

自宅でアンチョビのパスタを作る際には
オリーブオイルベースで作ることが多いのだが
どうもペスカトーレとなると決まってトマトソースにしてしまう。

こいつを試してみたい気にさせてくれた。



主な具材は海老、イカ、アサリにマッシュルーム。

あさりは例のウミグモによる大量死の問題で
わが家では自粛指定食材になっているのだが、
死んだ貝の味はすぐに判る。

生きたあさりでちょいとホッとさせられた。

ウミグモは人体無害と言われているが
私はお国の言葉を完全に疑っている。
混乱せぬように体に悪いけども黙ってる類の話は
そこら中にあるだろうと考えているのだ。



デザートではない。
2/3程食べ終えたところで味に変化を。

パルミジャーノに醤油をちょいと垂らして
バジリコとチーズの共演を愉しむ。

チーズを入れすぎた。

こればかりは自爆なのでどうもこうもない。

今回ジャポネと多々比較させていただいたが
こちらのお店。ジャポネを知る前までは
大喰いスパゲティランキングの上位に君臨していた。

世の中を知り原価率を計算しながら食べるようになると
どうもランキングが鈍ってきたのも正直な話。
ただし、おばちゃんの様子を見についつい行ってしまうから
これまた不思議な魅力だ。

私の従姉妹などは好みじゃないと言いきり
おばちゃんは女性は食べるのが遅いから
戦のようなランチタイムには来るなと言い切る。

憎めないお店に
ご馳走様でした。

ハングリータイガー
港区虎ノ門1-12-5第2土橋ビル1階
TEL03-3591-7081
不定休

ペスカトーレ&バジリコ¥1,350(大盛り¥150増しを含む)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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新橋 牛かつおか田にて「牛ロースランチかつ」をいただきます

2007-07-02 18:50:40 | 新橋・汐留・虎ノ門・御成門

前々から行きたかったお店が新橋にあった。

新橋駅前ビルが大人のディズニーランドならば
SL広場のまん前に鎮座する新橋ビルは
大人のユニバーサルスタジオとでも呼べばよいのだろうか?
はたまた新橋の花やしきなんて言い方も
しっくりとくるのだろう。

とにもかくにも新橋ビルに行ってきた。



ご存知の通り新橋ビルの地下1階には
お父さんが大喜びしそうな飲食店が
まるで迷路を織り成すように犇めき合っている。

私はこの場所に来ると何故か
ポートピア連続殺人事件の最後の最後の地下迷路が
フラッシュバックしてしまう。



地下迷路の端っこに
洋食屋のような佇まいで
目当てのお店が出迎えてくれた。

私が食べてみたかったのは牛ロースソースかつ丼¥1,100。
生憎売り切れてしまったということなので
牛ロースランチかつ¥1,200を
注文させていただいた。



入り口の「30秒で揚がります。お待たせしません」
という言葉の意味が全く理解できなかったのだが、
30秒とは行かないまでも僅か1分で
今日の獲物がやってきてしまった・・・

何故?



牛ロースかつにライス、味噌汁で一揃えなのだが、
それにしても早すぎる。

牛かつには山葵が添えられているのだが
旨い旨いを連呼するテレビ番組に
騙されてしまったのだろうか?



特製ソースか山葵醤油で
お召し上がりくださいとのことなので
とりあえずは見た感じは普通のロースかつに
お箸を伸ばさせていただく・・・



ふぉっ!そうだった。

牛ロースの断面から現れた
見慣れない光景で思い出した。

このお店の牛かつは激レア、
30秒程の揚げ時間で提供する
生肉仕様の牛かつだったのだ。



なんて愛くるしい表情をしているのだ。この牛かつは。

霜降り感が堪らなく食欲をそそり
後先考えずに口の中に放り込んだ・・・

旨い。旨すぎる。

衣の芳ばしさと肉の旨みだけで
十分に美味しくいただける。

噛めば噛むほど滲み出てくるのだ。



山葵を載せて醤油に
ちょこんと漬けて食べてみる。

駄目だ。醤油が牛肉の旨みを下賎にしてしまう。
せっかくの肉がまるっきり台無しだ。

続けざまに特製ソースに漬けて食べてみると・・・

こちらのソース。
解読できなかったが
ソースが牛の邪魔をし過ぎず
まずまずの食べ方だ。



衣の味と山葵をちょこっと載せるくらいが
私は一番肉が旨く感じられたので、
以後はタレの方は遠慮させていただいた。

私の大好きな焼肉屋。

水道橋の京城のロース肉は
特製のタレが肉を甘~くたべさせてくれるが
こちらのロース肉は肉本来の味を
大人びて喰わせてくれる。



あっという間に一杯目のご飯を平らげて
おかわりを大盛りでいただくことに。

こちらのお店ごはんは一杯おかわり可なので
大食漢は一杯目は普通に。
二杯目は大盛りでお願いするのがスマートだろう。

米の粒が立った美味しいごはんで、
お味噌汁の方はまずまずの出来だった。



それにしても
2年前から行こう行こうと思いながら
伸び伸びになっていたこのお店。

もっと早く行っておけば良かった。

この値段でこの肉質ならば
間違いなくお値打ちな品なのだ。

美味しいごはんをご馳走様でした。

牛かつ おか田
港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル地下1F
TEL03-3575-0440
11:30~14:00
18:00~20:30
土・日・祝日定休

牛ロースランチかつ ¥1,200

甚平満足度 ★★★★★
甚平満腹度 ★★★★☆

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新橋 ポンヌフにて「ハンバーグスパゲティ」をいただきます

2007-06-27 13:08:53 | 新橋・汐留・虎ノ門・御成門

普段あまり乗ることのない
ゆりかもめ沿線に行ったついでに
ディズニーランドに行ってきた。

と言ってもミッキーの変わりに
おじ様方がウヨウヨといる
親父のディズニーランドの方。

そう。新橋駅前ビルだ。



このビルを潜って
胸が高鳴るのだから
私もすっかり親父の仲間入りだ。

元気カレーにしようか?
かねまつのうなぎにしようか?
七蔵の稲庭うどんにしようか?
まるやのとんかつにしようか?
頭の中で我よ我よと立候補者が殺到した。



最終的に出した答えは
ナポリタンでお口のまわりを
真っ赤にしたい。だった。

ポンヌフ。

この写真は食べ終わった
12時過ぎに撮ったものなのだがこのビル。

以前と比べると随分と
女性が増えたことに気付かされた。

親父たちだけで愉しませるな。
ということか。



店の雰囲気がなんとも昭和だ。

客の入りは7割程。
11時台ということもあり
嵐の前の静けさといったところか。

今日の夜は外食の予定なので控えめに。
自家製プリン付きのハンバーグスパゲティを
普通盛りで注文させていただいた。



5分程でやってきたのがこちら。

これがポンヌフのハンバーグスパゲッティ。

私がそうだったように
多くの人が生まれて初めて食べたスパゲティは
こんな感じのナポリタンかミートソースだったのではないだろうか?

確か4歳だった頃に
自分で訳も判らず注文したバジリコのスパゲティが
赤くなかったことにたいそう驚き、
テーブルのタバスコがいつものスパゲティに
してくれるものだと思い込み真っ赤になった
バジルのスパゲティで大泣きしたのを思い出した。



ここのハンバーグ。

私は結構好みだったりする。

ナポリタンと比べると酸味を利かせたソースが
つなぎでボヤかされていない牛肉の味を
グッと引き立ててくれるのだ。

フォークでハンバーグの腹を開くその瞬間、
溢れんばかりではないが黄金の雫が滴る。



うわっぁ~っ!もったいない。

落ちるべき場所は
私の胃袋の中であるべき雫を
ソースと絡まった極上の味と思い込むよう
言い聞かせた。

スパゲティをまいて巻いてパクリ・・・

く~っっ柔らかい!

スパゲティがではない。ケチャップの味がだ。
オムライスにしろナポリタンにしろ
玉葱使いのてだれのいるお店のものはうんっごく旨い。

このお店もそのひとつなのだ。



アルデンテ?何じゃそりゃ?

ごく太麺のナポリタンには
茹ですぎ位が丁度良いなど、
普段では考えられない思考回路にしてしまうのだから
昭和マジック恐るべしだ。

マッシュルームに玉葱、そいつにベーコンだったかな?
ケチャップの味を見事に昇華させたスパゲッティを
気分転換に粉チーズと合わせたり合わせなかったりしながら
貪り喰った。



食後には成就して道化と化した
真っ赤な口元を拭い、
自家製プリンとアイスコーヒーをいただいた。

こちらのプリン。

濃厚とは言い難い按配だが
カラメルを含めあっさりと胃の中に納まってくれる。



ガラス越しに
今か今かと懐かしの味を求める大人達が目に入り
アイスコーヒーを流し込んで勘定を。

たま~に喰いたくなるナポリタン。

いいですねぇ。

ご馳走様でした。

ポンヌフ
港区新橋2-20-15新橋駅前ビル1号館1F
TEL03-3572-5346
9:30~19:30
日曜定休

ハンバーグスパゲティ ¥1,100
(ドリンク、プリンを含む)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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⇒親父のディズニーランド其の一 まるやの激旨ロースカツの巻
⇒親父のディズニーランド其の二 アートだぜ七蔵の稲庭うどんの巻

新橋 燕楽にて「カツ丼」をいただきます

2006-11-10 23:30:55 | 新橋・汐留・虎ノ門・御成門

私ごとで恐縮ですがご報告が・・・

明日、結婚します。(雨のようですが・・・)

ここ最近の忙しさは全てこいつの準備やらで
テンヤワンヤだったことが災いしておりました。

ついでに日曜日からパリ、ナポリ、ローマと
喰い倒れツアーに出て参りますので10日ばかしは
ブログ更新もできません。

悪しからず。

実は私の一番の大好物は何を隠そうピッザ。
個人的に楽しみにしているのが、
ピザ発祥のお店で頬張るマルゲリータ。
ナポリの治安の悪さを気にするよりも先に、
ピザの食べすぎで何キロ太るのか
心配してしまう今日この頃なのであった。

帰国後一発目にはナポリの甚平喰い倒れ日記を
お届けできることを楽しみにしておりますので
皆様、今後ともよろしくお願いいたします。

さてさて、今日は同僚達が独身最後の景気付けにと
会社の昼休みにタクシーに乗り込んで昼食を・・・

新橋の外れもはずれ、
とんかつの名店、燕楽に極上のカツ丼を食べに行ってきた。



予想外にも並びはそんなにきつくなく、
5分程で入店することができた。

燕楽は両側をビルに挟まれた2階建てだ。
1階はおばちゃんが、2階はお兄ちゃんが
気持ちの良い威勢と共にお客を回転させている。



景気付けには奮発をして
ロースカツ¥2,300なんてものも頭によぎったが
カツ丼に対する情熱が今日は勝ってしまった。

こちらのロースカツは4cmはあろうかという厚切りお肉を
ラードを入れた低温油でじっくりと、(手前のブクブク鍋)
お次に奥の高温鍋でパリッと、
最後に包丁を入れて肉の色を見てから
余熱でねかせる時間を見定めて提供される
ウルトラ職人技が凝縮されたとんかつなのだ。

ランチカツ¥900でも、
十分にとんかつの旨さを実感していただけるので
とんかつ好きな方には是非ともオススメしたい。



お待ちかねのカツ丼だ。

見ての通り、
玉子をほとんどかき混ぜないで作るのが燕楽流。



黄身の粘りがしっかりと生きたまま作られているので、
カツひとつひとつの側面を黄身が覆いつくすように
浸食している様子がなんとも食欲をそそるのだ。

カツの下に敷き詰められた
割り下をすい込んだタマネギと玉子の挑発っぷり。
肉の旨さも相まって至福の瞬間がやってくる。

旨い・・・



衣のサックリとした食感から
ジュワーっと流れ出る肉の旨みといい、
柔らかくなりすぎないように配慮され
たごはんの炊き加減といい、
いい仕事をきっちりしてくれている。

最後の晩餐ならぬ独身最後の喰い倒れには
もってこいのシロモノであった。

おいしいごはんをご馳走様でした。

燕楽
港区新橋6-22-7
℡03-3431-2122

カツ丼 ¥1,100(大盛り¥100を含む)
甚平満足度 ★★★★★
甚平満腹度 ★★★★★

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