趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

両槻会定例会

2009-09-16 23:58:19 | Weblog
今回のテーマは、‘瓦’。
資料館や古代創建のお寺などに行くと、必ずと言っていいほど展示されているものですが、だからといってふ~んと通り過ぎてしまうことの多い出土品ではありますね(爆)。
その瓦に注目!という今回の定例会でしたが、なかなかに難物でございました(苦笑)。

事前散策は、橿原神宮駅前集合で、豊浦寺→平吉遺跡→飛鳥寺→飛鳥寺瓦窯跡→奥山廃寺→飛鳥資料館、というコース。
普段からわりと歩き回る場所ばかりであるにもかかわらず、意外と目に入ってないものも多いんですね。
甘樫丘に登る時はよく通るのに、あの広場が実は遺跡だったとは・・・初めて知りました(苦笑)。
瓦窯跡も、目の前の道は何十回となく通ってますし、看板もあることは知ってましたけど、ちゃんと立ち止まって眺めたことがなかった(爆)。
奥山廃寺は、あんなところにお寺の跡がこじんまりと存在してたなんて・・・びっくりでした。
講演を担当して下さる、清水先生と岡田先生のご案内を聴きつつ回ったのですが、散策では‘瓦’にあまりこだわることなく、遺跡の説明をして下さいました。
お天気が微妙でしたけど、雨に遭うことなく、秋の気配漂う飛鳥をのんびりてくてく歩けたのが、何よりホッとしましたね。
彼岸花がチラホラ咲き始めてましたが、今年は恒例の彼岸花祭りには行けそうにないので、見られてよかったです。

さてメインの講演会。
自慢ではないですが、私は元来、ずらっと並べられたモノをひとつずつ見比べるという作業が大の苦手(汗)。
古代の瓦も、ひとつずつ模様が違い、それぞれ系統もあり、変遷があるということはわかるのですが、その種類のあまりの膨大な数のため、すぐに許容量を超えてしまいました・・・ダメだ、わからん(嘆)。
飛鳥の、耳馴染みのお寺の瓦だけでも整理できない頭では、朝鮮や中国の瓦まで広がると、もはやどれがどれだか・・・。
結論。どうせお寺ごとに違う瓦なんだし、綺麗ならそれでいいじゃないか(大爆)。
・・・申し訳ありません(汗、汗・・・)。
考古学ではよく話題になるお寺の伽藍配置などでさえ、さっぱり頭に入ってない私。
どうせお寺ごとに違うんだから~、で止まっております。

どういう風に取っ掛かりを見つけたら、頭に入るようになるのか?
前回の環頭大刀は、すごく興味を持てたのになぁ。それはやはり‘武器’だったせいなのか?(なんて物騒な・・・/爆)。
それでも、‘瓦’ひとつにも、当時の情報がたくさん詰まってることは確かですし、‘瓦’を‘見る’ということには、意識を向けることができたので、これからも軒丸瓦を見かけたら、ちょっと立ち止まって、模様を眺めてみようと思います。

  
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする