Ｗアニー

スマイル組のキャストを観てきました。
こっちのアニーちゃんは、子供らしい子供なアニー。
感情に素直で、怒る時は怒る、泣く時は泣く、楽しい時は楽しい。その明るいパワーに、周りは振り回されつつも魅かれていく・・・そんな感じ。
トゥモロー組のアニーちゃんは、一生懸命前向きで、明るく快活で、でもその心の奥に淋しさを隠していて、その健気さに、周りが心を打たれる・・・。
サエコさんのグレースも、だからそれぞれのアニーちゃんで反応が違いますね。ウォーバックスさんも、ミス・ハニガンも違いますし、そして孤児院の仲間たちも、スマイル組とトゥモロー組とで随分雰囲気が違います。
スマイル組のモリーちゃん、すんごく小っちゃくない！？あんなに小さいのに、一人前に歌ったり踊ったりしてるのが、すごいなぁと。パンフで見ると、小学校１年生のはずなので、いろんなことが出来るのも当然なんでしょうけど、どう見たって５歳くらいにしか見えない（苦笑）。

今回の公演、グレースとミス・ハニガンのやり取りが面白すぎる（笑）。
２人とも笑顔で、ものすご～くビシバシな会話をしてます。サエコさんと松本さんの、お芝居の間がハマってるというか、ぽんぽんと跳ね返ってくるような反応が、お互いにいいバランスというか。
女らしいグレースが、このときばかりは男前に見えますねぇぇ（笑）。

あと、昨日今日と感動したのが、グレースがウォーバックスさんを見つめる表情。
最初は秘書としての尊敬の念、それがアニーと関わることによってどんどん変わっていくウォーバックスさんに、愛情を持つようになっていく・・・。
一幕ラストシーンの、ウォーバックスさんを見つめるグレースの眼差し、深い想いがこもっていて、感動・・・。
だから、サエコさんのお芝居って好きだぁぁぁ♪♪

今年の「アニー」は、全体のお芝居要素が濃くなった分、私にとってはすごく面白い。
東京公演は、あとは千秋楽しか観に行けないので、もうちょっと観ればよかったな～と残念なのですけど、また大阪と名古屋でも観るつもりです。

さて明日は、花組さんの全ツを八王子へ観に行ってきます。
「長春」かぁ～（笑）。エミクラちゃんの印象が強いけど、ランちゃんのエヴァはどんな感じかなぁ？
そういや医者のお話で石田先生って・・・雪バウの「双曲線」もそうだった（爆）。ほのぼの系とシリアス系で物語は全然違うけど、違法なことにも手を染める不治の病の医者って設定、なんか似てる・・・。もしや石田先生、「無影燈」から「長春」に当時アイデア使ったとか？（わたるさんの役は原作映画にはなくてオリジナルでしたもんね／苦笑）

そうそう、今朝の宙組発売、平日の夜公演が無事に手に入りました。
・・・でも、今日一日で全日程完売なんですね（ひゃ～）。すごいなぁ。