趣味の日記

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「愛と青春の宝塚」

2011-02-26 23:57:37 | 観劇
わたるさんリュータン版、観てきました。
わたるさんの弾けっぷり、初演の比じゃないって感じ(笑)。むしろリカさんがこんな感じだったなぁ~。
でも、やっぱりわたるさんは太陽ですねぇ。明るくて前向きで、真っ直ぐなリュータンです。
ドカンドカンとぶつかっていくので、影山先生の岡田さんが、文字通り体当たりを食らって、机にぶつかったり押し倒されて転んだりと、きっとあざだらけなんじゃなかろうか(笑)。

わたるさんがピカピカ太陽な分、まさしくサエコさんは月の風情。リュータンの輝きに強烈なコンプレックスを持ち、影へと自分を追い込んでいくタッチーですね。
リュータンが強い時、タッチーは弱くて脆いけど、リュータンが弱くなる場面では、タッチーのほうが強い。その対比が、わたるさんとサエコさんだと、くっきり浮かび上がって見えますね。
マミさんのリュータンは、そういう点では繊細な感じ。強いというより、強気という風情。だから脆さが出てしまうと一気に崩れちゃうような、ある意味放っておけない可愛さがあると思います。

サエコさんタッチーが、ものすごく突っ張った孤独を背負ってるので、速水さんの屈託のない真っ直ぐな言葉と優しさに、一気に心の寄り処になってしまうのがわかります。坂元さんの速水さんも、これ以上なく直球芝居ですしね。
二人の別れのシーン、とても切なくて泣けました。

ウメちゃんのトモが、意外にばっさり男前でしたね(苦笑)。ユリちゃんのトモがすごく娘役的なのと対照的。
ユリちゃんはわりと最初のほうから悲壮感漂ってますが、ウメちゃんはそうじゃない。じわじわとくる感じ。爆発するのが満州慰問の時ですね。

実は今日、妙にツボにはまってしまったのは、劇中劇の軍服のシーン。白の軍服、そういや昨日の星組DVDで観たところだった(笑)。
サエコさんの、やや細身の軍服のラインが現役時代からすごく好きなんですけど、ともみんのデラセラ君も実は結構ラインが細めだったんですよね。…腰の位置とかのバランスなのかな。

軍服シーンや、ラストの焼け跡での大階段シーン、男役でいてタッチーその人なサエコさんが、すごく感動的。サエコさんの現役時代の姿と一部オーバーラップしつつも、でもタッチーの男役なんだなぁと思わせてくれますね。

明日はマミさんリュータン版。そして東京千秋楽になります。盛り上がるだろうなぁ♪
そして、長かった休暇も明日が最終日。最後の締めくくりのサエコさんを、堪能してこようと思います。
コメント (3)
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