趣味の日記

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京都時代祭

2009-10-22 23:55:21 | Weblog
京都三大祭りに、初めて行ってきました。
祇園さんも葵祭も実は行ったことがない(苦笑)。
奈良へ通うより、京都のほうが断然近いはずなんだけど~。

ちょうど12時頃、阪急河原町に到着。
家を出る寸前に朝食だったこともあり、昼食にはまだ早いな~と思ってそのままぶらぶら三条へ。
三条の通りを曲がったところで、まず新撰組で有名な池田屋の碑を発見、そしてその向こうに、三条小橋商店街主催のアナウンスブースが目に入りました。時代祭りの解説を、ここから放送するとのこと。
だったらその近くで見るか~と思い、すでに並び始めてる人に混じって待機。
・・・とはいえ、行列が三条へやってくるまで1時間近くある。立って待つのはしんどいな~と、歩道の端に腰掛けました。
思えばこれが失敗だったんですが・・・。
商店街の皆さんは、池田屋にちなんでいるのか、おそろいの新撰組のだんだら羽織姿です。そのほか、弥次さん喜多さんにちなんで旅姿の女の子二人が、じゃんけんで勝った人にすごろくをプレゼントして回ってたり・・・お祭りを盛り上げてました。
携帯をいじったり本を読んだりしながら待っていると、ようやく警官がウロウロし始め、車道を通行禁止にしたりロープを張ったりし始めました。
そして、ようやく行列が登場~。
明治時代から、平安初期の延暦寺代まで、年代を遡って行きます。
そもそも時代祭は平安神宮のお祭りですから、明治政府の流れを汲んでます。つまり、維新の元勲たちをとっても持ち上げてあるわけですね。
・・・商店街の皆さんは一様に新撰組装束なんだけど、いいのか?という素朴な疑問(笑)。
ま、お祭りが盛り上がれば、今のこの時代、何でも良いんでしょうけど。
やたらノリのいい桂小五郎さんに、とってもシャイな坂本龍馬さん、そのほか維新の有名人たちが通り過ぎ、江戸時代の使者行列、安土桃山時代の秀吉さんだの信長さんだのが通り過ぎていきました。この辺はさくっと流して。
さていよいよ私的メイン、室町行列がやってきました。
安土桃山の派手な鎧兜とは明らかに異なる、見慣れた(?)室町時代の武者姿♪
伊勢を先頭に、将軍、細川、山名、二階堂の順番。こう並ぶのなら、やはり足利義政でいいじゃないか~と思うんですけどねぇ。なぜ‘足利将軍’なのか。
アナウンスでも、細川と山名が対立して応仁の乱が起こり~と説明してたくらいなのに。
続いて、楠公さんのご登場♪時代祭では‘吉野時代’と紹介されてます(爆)。
ところが!せっかく楠公さんの写真を撮ろうとしたら、付き添いで脇を歩いているトレーナー姿の係員さんが、ちょうど私と楠公さんの間に入って邪魔をした!(ガーン)
座っていただけに身動きがとれず、そのまま楠公さんは行ってしまう・・・あぁ正成パパ、待って行かないでぇぇ~~(嘆)。
おかげで、満足な写真が撮れず、大ショック・・・。続くご舎弟の正季さんはちゃんと撮れたんですけどね・・・。
とりあえずあとで追っかけられたらリベンジしようと、ひとまず続きの行列を。
女性行列は、京都の花街の方々が参加されてるとのことで、さすが綺麗な人ばかり。和宮も綺麗だったけど、特に静御前はほんと可愛い人でした。
常盤御前が、男の子を2人連れて歩いてたので、あれ?3人目の牛若は?と思ったら、懐に小っちゃいお人形を入れて歩いてて、思わずウケました(笑)。
馬上の巴御前の凛々しさを見ると、お得な役だ~と思いますね。やってる人は大変かもしれないけど。
小野小町の唐風衣装が、新鮮で目を惹きました。さすが三代美人の役をやるだけあって、綺麗な人だったし。
延暦時代の武将列は、まだいかにも奈良時代のイメージを引き継いだ甲冑姿。じゃらんじゃらんと重そうな金属音を響かせているのが、らしくて良かったです。
田村麻呂さんは、一人だけさすが黄金の甲冑姿でした(笑)。
ひと通りの行列が終わり、あとは神撰列が続くという頃には、室町行列を追っかけに行きたかったんですが、なまじ座ってたためにその場所から動けず。・・・しまった(後悔)。
しかも行列は長大な上にゆるゆると動くので、先頭から最後尾まで、ゆうに2時間ある。
さらに、15時を回っていてお腹が空いた・・・(爆)。
もはや足利将軍や楠公をさんを追いかける気力もなく、とりあえず手近なミスドに駆け込むほうを優先しました(苦笑)。
とりあえず手早く食べて再び行列を追っかけに行ったのですが、もはや通り過ぎたあと。追いついたのは、平安神宮の鳥居前(写真)。それも最後尾のみでした。
追っかけるためにコースをずっと歩いて行ったのですが、次回また機会があれば、このあたりで待ち構えたほうが自由が利きそうかも?というポイントをいくつかチェック。
次こそは、立ったままで追っかけできる体勢で臨まなくっちゃ。

行列を見送り、さて青蓮院へ。
・・・が、しかし!さすが青不動の特別公開中かつお祭り直後。すごい行列が並んでて、なかなか入れそうにない。
即座に、回れ右しました(爆)。
時間としてはすでに16時を回っている。むしろ長楽寺へ行くほうを優先し、知恩院の前から丸山公園内を通り抜けました。
長楽寺は、こじんまりとした静かなお寺。紅葉で有名みたいですけど、まだ時期が早く、観光客もほとんど姿がない。
京都へ来て、初めて落ち着ける場所に来た~と、ホッとしました。
本堂にお参りし、名水の滝を汲もうとして、持っていた案内書をじゃぶんと水に落としてしまいました~Oh~No~~!!(よくカメラを落とさなかったもんだ/汗)
がっくりとショックを引きずりつつ、収蔵庫へ特別展を見に行きました。
そこへ入るなり、目に飛び込んできた見慣れた尊氏さんの花押に、これほど心を癒されるとは~~(爆)。思わず、きゃ~尊氏さん~~っ♪と飛びつきました・・・。
長楽寺は、一遍上人の流れを代々受け継ぐ遊行上人のお寺。足利家と縁が深いとのことで、たくさんの足利家から届いた文書が展示されてました。
尊氏さんから義満さん、義持さん、義教さん、義政さん、鎌倉公方の持氏さん、満兼さんなどなど。
義政さんお抱えの庭師が作ったという日本庭園も、小さいけどとても風情があって、静かな良いお寺でございました。おススメ下さったyukaさんに感謝!

この時点で17時前。青蓮院は18時からの夜間拝観もありましたが、もはやヨロヨロしつつあった私は、あきらめてそのまま帰途につきました。
やはり、このところのハードな仕事が体調にも響いてますね・・・。
11月の定例会はウォーキングですし、それまでにちょっとでも体力回復に努めたいと思います。

コメント (3)
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