趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

星の感想

2007-04-13 23:46:36 | Weblog
ゆっくりと書きます~なんて言っておいて、3日経ったら印象がかなり薄くなりました(爆)。
まぁ、観てる間はそれなりに楽しかったので、もう一回観てもいいかな、とは思いますけど、実際にそんな時間はなさそうですね(苦笑)。

日本物は、久しぶりのショー作品でもありますし、待ちに待った谷先生ショーということで、綺麗で好きですね。
だから谷先生は、悲劇の脚本は書かないほうが成功するんだ・・・(大爆)。
雪組の「春櫻譜」の時、ストーリー要らないからショーでやって!と叫んだのを覚えてます(苦笑)。切り絵のセットをバックに、各地の民謡なども取り入れて、雪組群舞満載ですごく綺麗だったんですよね~。
今回も、セットがほんと綺麗。辻が花のお衣装も、さすがというかほかのお衣装とは格が違う。品といい華やかさといい、むしろ落ち着いた色合いなのに、断然惹きつけられます。
雛人形の反乱のシーンで、五月人形たちが閉じ込められちゃうのですが、一緒に観劇した友人曰く「関羽と張飛の髭が同じなんてヤダ~違う~!」・・・それは「三国志」ファンにしかわからない話題です(笑)。確かに私も、最初はなんで関羽が二人??と思いましたけどね。持ってる刀でこっちが関羽、と見分けてました(爆)。

お芝居は単純明快ではあるけど、隙間の多い作品なので、ツッコミだしたら疑問点は多々あります。でもとりあえず、トウコちゃんとあすかちゃんは上手いので、その隙間もちゃんと埋めてくれてますね。
トウコちゃんはある意味‘永遠の少年’なので、その瞳をキラキラさせて空を仰いでいるのが一番似合う。逆に言えば、孤高の存在なのでしょうけど。
あすかちゃんが、そんなトウコちゃんを立てつつ、それでいて実は庇うように包んでくれている感じ。
ラストシーン、あすかちゃんが首に掛けたトレジャーコインのペンダントを、自分で外してトウコちゃんに掛けてあげる、ってところが、このコンビを象徴してるように思いました。
実力派同士な分、組むと却って重くならないかな?と心配してましたが(「コパ」は重かった・・・)、今回は作品も役も軽いので、そんな感じはしませんでした。・・・ま、二人とも貫禄充分なので、フレッシュには見えませんけど(爆)。
大口開けてバーガーをかじろうとしたあすかちゃんが、すごく可愛かったですね(笑)。

レオン君は、どうしてもトウコちゃんとの学年差があるので、対等に友人役をやるには、まだ厳しいかな~と(苦笑)。ショーでは2番手でいいけど、お芝居ではすずみんやしいちゃんと分けてもいいんじゃないでしょうか。星ってもともと、ミネちゃん時代からそういうダブルやトリプル布陣も可能な土壌があるんですし。
そもそもは、まとぶんの抜けた穴が大きすぎたってこともあるでしょうけど。・・・なんで花へ持って行っちゃったんだろう~~~(汗)
。すずみんは、最終的にはオイシイところを持っていったと思います。やっぱり上手いよ、すずみん・・・。クールもできてお笑いもできて、ますます星組にとって貴重な存在になってくれれば。
一方、しいちゃんは今回は損な役回り。すずみんと逆でも良かったんじゃない?優美でナルシーな凄腕の暗殺者、って・・・どう考えてもしいちゃんの役ではなかろう(爆)。
綺華れいちゃんの眼鏡姿が、なかなかにイケてます(笑)。地味な役だけど、常にすずみんの傍に控えていて、実は良い役。その場に居るという、その居方が、良い仕事してます!って感じで、こういう存在感を出せるようになってきてくれて、嬉しいですね♪

南海ちゃん、今回はトウコちゃんを追っかけてくる女刑事役、と聞いて楽しみにしてたんですが、思ったほど活躍してなくて、う~ん(汗)。お笑いなのかシリアスなのか、ちょっと中途半端に終わってしまいました。
昨年末のドラマシティでは、あんなにピッタリな役で可愛くて大活躍だったのになぁ。
でも、南海ちゃんが銃を構えてすっと伸ばした腕から肩のライン、その後ろ姿の角度がすごく綺麗で、思わず見惚れちゃいました♪南海ちゃんって、意外に肩幅がっしりしてますよね。首が長いから、普段のドレス姿の時はあんまり感じませんけど。今回、黒塗りで袖のないぴったりしたお衣装だから、見えてる肩がなかなかに素敵なのです(笑)。

しゅん君は目立つからすぐ見つかるので、ほかの下級生では、紅ゆずる君と美弥るりかちゃんを頑張って捜してました。あれ~どこ??と思ってたら、サングラス集団の中にいたのね(笑)。あのサングラス集団、自分としては結構ツボだったんですが。プログラムを見ると、実は面白いメンバー。祐穂さんを筆頭に、夢乃さんや七風さんや水輝君も混じってる。
そのほかのバックも、星組の濃いメンバーですから、退屈はしませんね。神父姿でやたら目につく彩海君とか(笑)。

フィナーレのラテンで、トウコちゃんの「クンバンチェロ」は、やはり嬉しい。雪組のショーですごく強い印象が残ってるから、これを再びトップとして歌う、ってのは、感慨はあります。
「キサスキサスキサス」でのデュエットダンスも、大人のムードでよかったんじゃないでしょうか。

新公は、意外にこじんまりとまとまってしまって、もうちょっと新公らしい弾けっぷりも観たかったな、と。ストーリーも軽いんだから、アレンジのしようはあると思うんですが。
しゅん君も、思った以上に素直で真面目。初主演で余裕がないのもあると思いますけど、普段からダンスなどでもきっちりと律儀にやろうとする子なので、その生真面目さが却って笑いにまで消化し切れなかったのかなぁ。
その律儀さが、誰かに似てる・・・と思う要因でもあるのですけど。
でも、本公演ではガン飛ばして踊ってたりもするので(爆)、侮れない大物だとは思います(笑)。包容力もありますし、将来の星の王子として期待はしてるんですけどね。
しずくちゃんも、初ヒロインで固い印象。月組のれみちゃん系に見えます・・・楚々とした令嬢に見えて、色気がないタイプ?(大爆)でも、しゅん君がちゃんと包容力で包んであげてました。
これから当分はしゅん君の時代が続きそうなので、ちょっとずつ成長していってくれればいいなぁと思います。


コメント
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