さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

夕食時にさっちゃんが怒り始めると、結果的にさっちゃんは夕食を食べられなくなってしまいます

2021-08-14 23:55:49 | 食事・食器
毎日の日記として書いているブログですが、この3日間書きたいことはたくさんあるのに書けませんでした。
何となく疲れていて、一日の最後、さっちゃんが寝ついてから書き始めることが多いのですが、その時間帯には書く気力が残っていません。
昨晩などは珍しく11時くらいには布団に入って寝てしまいました。
そう言えば、その前の晩も9時くらいから2時間ほど布団に横になって寝てしまったんですね。
11時に目が覚めて、いろいろと用事を済ませましたけれど、ブログを書く時間も気力も残っていませんでしたね。

そんなこんなで、いま書いているのは土曜日のお昼。
ごくたまにですが、昼間に書くこともあるんです。
デイサービスの日はやらなければならない用事がありますから、意外とさっちゃんのいる日の昼間に書くことがあるんです。
当然のことながら、さっちゃんは布団の中。

書こうとしている内容は先日水曜日と木曜日夕食のことです。

8月11日の水曜日。
そろそろ夕食の準備をしようと、僕は洗い終わって乾いている食器を片付け始めました。
さっちゃんは布団の中です。
しばらくすると、さっちゃんが布団から出て来ました。
僕は作業の手を止めて、さっちゃんの元へ行き、さっちゃんを布団に戻します。
作業を再開すると、またさっちゃんが布団から起き出して来ます。
僕は再び作業の手を止めて、さっちゃんの元へ行き、さっちゃんを布団へ戻します。

さっちゃんを椅子に座っていてもらったり、ソファに座っていてもらえばいいと思うでしょうが、そうではないのです。
そうするとどうなるかは、後ほど出て来ます。

しばらくすると、またさっちゃんが布団から起き出して来ます。
ところが、今回は自分のタオルケットも引きずって来ました。
僕は作業の手を止めて、さっちゃんの元へ行き、タオルケットを受け取って、さっちゃんを布団へ戻します。

そのころ、僕はシンクに溜まっていた食器洗いをしています。
さっちゃんが布団から起き出して来る行動は数分おきに繰り返されています。
時には1分くらいで起き出して来ます。
僕がさっちゃんを布団に戻し、僕が台所に来ると同時にさっちゃんが再び起き出して来る、そんな感じのこともよくあるんです。

さっちゃんがまたまた起き出して来ました。
今度もスヌーピーの漫画のライナスのようにタオルケットを引きずりながら持って来ています。
僕の手は洗剤で泡だらけですから、さっちゃんの元へ行くまでに時間がかかります。
さっちゃんは台所までタオルケットを引きずりながら歩いて来ました。

2度か3度タオルケットだけではなくて、毛布も一緒に引きずって来ることがあります。
時には、僕の枕を持って来ることもありました。
そんなことが数分おきにあるんです。
僕はここまで忍耐強くさっちゃんを布団へと戻し続けていましたが、とうとう布団に戻すことが馬鹿らしく感じられて止めてしまいました。

するとどうなるかですが、さっちゃんは台所へ来て、僕のすぐ横に居続けます。
すぐ横で立っていてくれるだけなら、僕だって大歓迎なんですが、そんなことだけでは済まないんですね。

さっちゃんはいろいろな物を触ろうとします。
もちろん触っても構わないものならいいのですが、何故かそうでないものの方が多いような。
例えば、洗い終わったばかりの食器、シンクの汚れ、生ゴミ入れの中身、・・・・・
さっちゃんが台所の主役だった頃の名残なのでしょうか?
台所の汚れがとりわけ気になるようなんですね。
汚れたものを触りっ放しというわけにはいきませんから、僕はさっちゃんの手を洗って拭くという手間が増えるんです。

でも、こんなことはそれほど大変なことではないんです。
本当に大変なのはこんなこと。
それはさっちゃんが僕のすぐ横で喋り続けることなんです。
そして、さっちゃんはその喋りをちゃんと聞いてくれていることを欲求しているようなんですね。
それが証拠に、僕が相槌を2、3度打ち忘れると、声の調子がきつくなります。
相槌も気のない相槌はどうやら察知できるみたいで、うわの空での相槌を繰り返していても、さっちゃんは僕を叱責してくる感じになります。
ですから、時々はさっちゃんの顔を見て、笑ったり、真面目に頷いたり、共感の意思表示込みの相槌を打つわけなんです。

さっちゃんの喋りは止まりませんから、意味不明の喋りに対応し続けるのは本当にきついんですね。
僕だって精神的に追い込まれ、我慢も出来なくなって、ついには切れてしまうんです。
切れると言っても、相槌を打たなくなるだけなんですけどね。
でも、それが最悪の結果をもたらすわけなんです。

まずはさっちゃんの喋りの雰囲気が変化して来ます。
普通に喋っていたのが、そこに僕への憤りや怒りが加わって来たことがあからさまに感じられるんです。
僕だって精神的に余裕があって、こんな変化を感じたらすぐに対応できるのなら大事には至らないのでしょう。
でも、僕はさっちゃんの喋りに対応することに嫌気がさして、さっちゃんの喋りを無視し始めたわけですから、そんな余裕があるはずもなく・・・・

とうとうさっちゃんの怒りは爆発し、僕も怒りには怒りで応戦してしまう結果に陥ってしまうんです。
怒りまくっているさっちゃんを僕は冷酷に無視し続けます。
さっちゃんは僕の元から離れ、寝室へ入り、寝室の戸を自分で閉めます。

本心はともかく、せいせいした僕は、機械的にさっちゃんの夕食の準備を進めるんです。
そして、夕食が出来、さっちゃんを起こしに寝室へ。
さっちゃんは布団で横になってはいますが、寝ているわけではありませんでした。
「夕食食べよう」との僕の声掛けにすぐに反応します。
その反応は怒りでした。
まだ先ほどの怒りの感情がそのまま残っていたんです。
怒りの感情ってしつこいんだな・・・・と、そのとき僕は思いました

無理に起こしてももっと怒るだけで、食べてはくれそうにありませんでしたから、僕はすぐに諦めました。
さっちゃんに用意した夕食は僕が食べました。
さっちゃんはそのまま寝てしまい、翌朝まで起きては来ませんでした。

(ここからはいつも通り、さっちゃんが夜寝てから書いています)

8月12日木曜日の朝。
この日はデイサービスがあります。
8時前には声掛けして起こします。
ところが、さっちゃんは昨晩からの感情を引きずっているようです。
たまたまこの日の朝が機嫌悪かったのか、前夜の感情を引きずっていたのかは判定しがたいですが、結果的に引きずっている感じがしますよね。

着替えてもらうのにはさほど苦労しませんでしたけれど、抵抗はありました。
朝食はまったく食べてくれる気配ゼロ。
水分も摂ろうとしません。

仕方ありませんから、車の迎えのスタッフさんから電話が入る前に、下まで下りることにしました。
靴を履いたり、階段を下りたり、歩いたりすることにはまったく抵抗はありませんでした。
まだ電話が掛かって来ないので、じっと待つのではなくて、近くを歩こうと思っていたら、見慣れた車が目に入りました。
F沢さんの車です。
いつもは9時ころに来るのですが、この日は8時44分ころだったでしょうか。
F沢さんがさっちゃんに「お久し振りで~す!」と挨拶してくれますが、さっちゃんには分かりません。
挨拶されていることが分かっていないと思いますし、それが分かったとしてもF沢さんが誰だかまでは分からないでしょう。
8時46分にスタッフさんから電話が入り、さっちゃんは無事デイサービスへ出かけました。

デイサービスでは排便があったそうです。
12日目の排便でした。


8月12日木曜日の夜。
前日の夕食時の経験があったにもかかわらず、この日も似たような経過を辿ってしまいました。
さっちゃんは布団の中から出て来なくなり、さっちゃんの夕食は僕が食べることになりました。

でも、その後は前日とは違いました。
何時ころだったでしょうか?
僕が夕食を食べ終わったころ、さっちゃんが起き出して来たんです。
これはチャンスだと、僕はさっちゃんに何だったかは忘れましたが、ちょっと食べてもらいました。
さっちゃんは普段通りに食べてくれました。
それで、僕はさっちゃんがこの日の朝に食べなかった朝食のオートミールをレンチンして食べてもらいました。
ついでにヨーグルトも。


12日ぶりに排便があったので、水曜木曜と続いた夕食時の機嫌の悪さは解消されたかな? と思いました。
でも、金曜日も土曜日も夕食時機嫌が悪かったですから、便秘とは関係が薄いのかもしれません。
認知症介護のブログを読んでいると、1日の中で午後になると不穏になり易い方もおられるようですから、それと共通する現象かもしれません。
それは兎も角として、何とか問題なく毎日夕食をしっかりと食べて欲しいものです。
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F沢さんの快進撃は続き、5級(5.6~5.7)ルートのリードに成功しました

2021-08-10 23:45:42 | 僕の自由時間
7月3週続けて梅雨のために中止。
続く2週は岩トレ出来ましたけれど、岩場(特に西面)のコンディションはあまり良くありませんでした。
ところが、今回の8月5日は壁のコンディションはgood!
これまで濡れていたり湿気っていたりすることが多かった男岩西面を集中的に攻略しました。
まあ、南面は日当たりが良すぎて暑いとい理由もあったんですけどね。
埼玉県日高市のこの日の予報は猛暑日!

たまには岩場までのアプローチの紹介もしたいと思います。


▲10:02。日和田山登山口そばの駐車場。駐車料金は300円。


▲10:04。ちょっと歩くと、登山口です。少し先に見える円筒形の建物は貯水槽か何かなんでしょうか?


▲10:05。登山道を進むと、地図の看板が。一の鳥居から水場へ行き、見晴らしの丘を下りるとすぐに岩場です。


▲10:11。これが一の鳥居。


▲10:11。一の鳥居をくぐって左の道を進みます。


▲10:13。ここは水場。標識に従って、見晴らしの丘や岩場へ向かいます。


▲10:19。ここが見晴らしの丘。ここまでは登りが続きます。岩場へはこの尾根を跨ぐように下っていきます。下る道は近接して3本くらいあったかな?

●1本目:クラックルート 4級+


▲10:50。前々回だったか、このルートをF沢さんはオンサイトしたんですが、上部の登りに少し手こずりました。この日はスムーズに登るための再トライです。上部核心部、V字クラックの手前までは問題ありません。


▲10:50。本当は右手でクラックの奥にあるホールドを掴めば楽なんですけどね。それでも、前回よりはずっとスムーズに登れました。


▲11:01。終了点に着いてからのいろいろなザイルワークも安心できるようになりましたね。さらに少しずつ改善して行ってください。

●2本目:松の木ハング左側面ルート 4級


▲11:12。松の木ハングの左側面から登り始めて、逆Z字形に登るルート。最近は(昔からかな?)ほとんど誰も登らないルート。通常は側面を登って、そのままの方向で斜上し、南面側に出るルートを採るのですが、それでは詰まらないので、松の木ハング頂上から左に2~3mトラバースしてから上に上がるルートにしました。トラバースのルートファインディングがポイントです。僕はちょっとF沢さんにトラバースのアドバイスをし過ぎてしまいました。


▲11:29。F沢さんは「こんな簡単なルート二度と登らない」と言っていました。こういう発言が出来る感覚が上達するには大切なのかもしれませんね。僕は簡単なルートを何回登っても楽しく感じるタイプでしたからね。

●3本目:アンダークリングルート 5.7


▲11:39。男岩西面には5.7~5.8のルートが数本あります。中でも易しいのがこのアンダークリングルート。先ほどまでは他の人たちがトップロープで練習していましたけど、空きました。ホールドを指差して「あれをアンダーホールドにして登るんだよ」と、簡単に説明したんですが、伝わらなかったみたい。F沢さんはアンダーホールドの10~20cm右を登ってしまいました。グレードは同じくらいでしょうが、次回でも正式ルートを登ってみてください。


▲11:45。中間部と上部は易しい3級の岩場。F沢さんは「難しいルートはないの?」と訴えます。確かあったはずで、僕もリードしたことはあるのですが、何せ2回ほどしかリードしたことがありませんから、よく覚えていません。適当な指示しか出せなかったんですが、教えたルートは3級の易しいルートでした。僕もフォロウして近くで見ると、思い出しました。この写真の左端、一番出っ張った部分を登るルートです。5.6か5.7くらいあったような気がします。

●4本目:広瀬ルート 5.6~5.7


▲12:00。新しいボルトが2本、僕たちレベルのクライマーには親切な位置に打ち込まれています。広瀬氏が打ったボルトなんだそうです。ステミングフェースルートがこの辺りにあったはずですが、それとは違うんでしょうか? ステミングフェースは5.7ですが、僕の記録では5.6くらいに感じているようですね。この広瀬ルートもその範囲だと思います。F沢さんも簡単にリードしました。


▲12:04。F沢さんは上部も簡単な方に行かずに、難しいルートを登って行きました。グレードは下部とさほど変わらないと思います。この写真はちょっと雰囲気ありますね。真下から見上げて撮った写真です。

◆懸垂下降


▲12:26。広瀬ルートの終了点は松の木ハングの終了点のすぐ近くですから、F沢さんに松の木ハングを登るためのトップロープをセットしてもらいました。そして、そのままこのザイルで懸垂下降。


▲12:27。松の木ハングの箇所では岩場から体が離れる空中懸垂になります。

◆トップロープ:松の木ハング 5.9


▲12:50。松の木ハングにチャレンジしているF沢さん。登れません。そばにいた中高年のおじさんおばさん方がF沢さんに声援を送っています。そのうちのお一人がもっと右を登るルートを教えてくれたりしました。右ルートなんて、僕は初耳です。まっとうなハングルートが登れるようになれば、右ルートなんて当然登れるわけですし、登ろうともしなくなるでしょうから、あまりルートとしての存在意義はないように感じますけどね。F沢さんは何度もトライしましたが、あまり進歩はありませんでした。僕もトライしましたが、全然ダメ。数年前はトップロープにぶら下がらずに上まで登ったこともあったんですけどね。持久力は無いし、スタンスはよく見えないし、・・・・。でも、またノーテンで登ってみたいものです。


▲13:46。F沢さんが右から回り込んで、松の木ハングの上のルートに取り付きました。ここはホールドもたくさんあって大きく、スタンスもたくさんあるんです。でも、そのほとんどが斜めなんですね。


▲13:46。体全体を右に左に傾けてバランスを取らないとなりません。下のハング部に劣らず難しいんです。


▲13:47。ここは見事登り切りました!

時間もそろそろでしたから、僕は最後は登りませんでした。
F沢さんにトップロープのセットを回収してもらいました。
それにしてもF沢さんは凄いですね。
しばらくは3級+~5級-(デシマルなら5.3~5.6)中心に登り込めばと考えていたのですが、
5.5~5.7くらいのルートをリードトライしたがっているんですね。
そのうち5.8のルートにもリードチャレンジしそうです。

この日僕はアクエリアスを希釈した冷たい飲み物を500cc持って行ってましたが、それでも足りないくらいでしたね。
車での帰路、コンビニに寄ってもらって、500ccをがぶ飲みしました。
帰宅してからも水分補給は止まりませんでした。
次回は800cc持って行こうと思います。
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新型コロナウイルスワクチン接種が完了していますから、ショートステイの見学を進めようとしましたが・・・・

2021-08-09 23:14:07 | ショートステイ
ショートステイ利用の重要性は前から分かっていました。
例えば、僕に何かが起きて、さっちゃんの面倒を見れなくなったりした時に、一時的にさっちゃんにはショートステイに入ってもらわなくてはなりません。
僕に起きる何かとは、病気や怪我かもしれませんし、ごく身近な親族の不幸かもしれません。

という訳で、一昨年から施設の見学をスタートさせていたのですが、思いもかけぬコロナ禍の事態で、すべてがストップしてしまいました。
とは言え、2019年7月に最初の見学をしているわけですから、2019年後半の内に決めていれば、本当は良かったんですけどね。
まだまださほど緊急性を感じていませんでしたから(それは今も同じなんですが)、結果的にサボってしまったんですね。
ただ、緊急性のない時に決めておかなければならないことですから、後回しには出来ません。


ワクチン2回接種も終わりましたし、そろそろ見学活動再開しなければと思い始めて、はや半月が経過しました。
目的意識を明瞭に持たないと、また半年くらいはすぐに経ってしまいます。
という訳で、今日は3ヶ所のショートステイに見学依頼の電話を掛けたんです。

結果的に3ヶ所とも全滅!
そのうちのひとつは、デイサービスとの併設でデイサービス利用者のみが利用できるタイプでしたので仕方ありません。
残りの2ヶ所特養との併設で、特養にいる利用者への感染を警戒して、まだ見学は許可していないんだそうです。
その内の1ヶ所と電話で話しました。
「もうワクチンも2回接種したんですけど」と言うと、
「ワクチン接種したとしても、感染しない訳ではないですよね」との応答。
至極ごもっとも。
そこではショートステイを利用する際にも、前もってPCR検査をする必要があるのだそうです。
徹底してますね。
理解は出来ますが、ワクチンパスポート的な考え方は受け入れる余地がないんでしょうかね?

もう1ヶ所は担当者不在でしたから、確実なことは分かりませんでした。
でも、電話に出てくださった方と話していると、やはり上記のショートステイと同じような感じでした。
後日、担当者から電話が入ることになっていますから、詳細が分かると思います。

兎にも角にも、ショートステイ利用の再スタートをきることが今日出できました。
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散歩する時間帯とオリンピックのクライミング決勝が木曜日と金曜日ぶつかってしまいました(泣)

2021-08-08 23:56:29 | 散歩
木曜日クライミング男子決勝、金曜日女子決勝でした。
それぞれ、楢崎智亜、野口啓代、野中生萌の日本人勢が出場していました。
楢崎は金メダル候補の一人でしたし、このオリンピックで引退する野口は永年日本ばかりか世界をリードして来たトップクライマーです。

どうしてもLIVE映像で観戦したいので、木曜日はさっちゃんには布団の中で休んでいてもらいました。
最初の内は何回か起き出して来ましたが、そのうちぐっすりと眠ってしまったようです。
テレビ中継では「夕焼けが綺麗ですね」などと実況しています。
競技場所は東京湾岸なんですが、テレビに映る夕焼けはいつもより赤味が強くてとっても綺麗です。
僕はベランダに出て西の空を眺めてみましたが、確かに最近になく赤味の強い綺麗な夕焼けでした。
でも、すでに陽は沈んで、すぐに真っ暗になってしまいそうです。

8時過ぎると、さっちゃんの夕食をどうしようか、起こして少しでも食べてもらった方がいいのだけど、とか考えました。
でも、これほどぐっすりと眠っていますから、起こしても眠たくて何にも食べてくれない可能性もかなりの高さなんです。
それに、ちょうどその時ボルダリングが行なわれていたり、最後のリードで楢崎の逆転優勝もあり得ますから、テレビから目が離せなかったのです。
結局、僕はさっちゃんを起こしませんでした。
結果的に、さっちゃんの夕食は抜きになってしまいました。
さっちゃんはこのまま翌朝まで熟睡することになります。

楢崎選手はと言うと、最初のスピード種目で1位になれたはずなのに、ちょっとしたミスで2位になってしまいました。
それが響いて、総合では4位。
スピードでのミスさえなければ金メダルでしたね、残念!

でも、男子のボルダリングでは全員の差がほとんどつかなくて、詰まらない結果でした。
第1課題は全員が完登でき、第2と第3課題はほぼ全員が完登できませんでした。
これでは選手間のレベル差が明確になりませんよね。
ルートセッターは反省していると思います。

最後のリードでは楢崎選手にはボルダリングでの疲労が残っていたように感じました。
予選は3種目を1日で終わらせてもいいでしょうけれど、決勝は各種目を別々の日にした方がいいと思いますね。
3年後のパリオリンピックではスビード種目が独立するようです。
日本人クライマーはボルダリング&リード種目が得意ですから、この2種目が日を違えて行なわれることを願っています。

東京2020では、僕はサッカーとフリークライミングを一番熱い気持ちでテレビ観戦していましたね。
あと、卓球の混合ダブルスの対ドイツ戦での大逆転勝利には感動しました!
ちょうどテレビで放送していたので、たまたま観たのですが、素晴らしかったです!
他の競技もそれなりには観戦しているのですが、スポーツは素晴らしいですね。
多くの競技をまとめてやってしまうので、全部を見ていては日常生活が成り立ちませんから、オリンピックも1年間かけて少しずつやって欲しいです。
せめて、冬のオリンピックは独立しているんですから、春、夏、秋くらいには分けて欲しい。


ところで、翌日金曜日の女子決勝ですが、前日の男子を観ていて大体の進行具合が分かりましたから、散歩にも行きました。
もちろん、夕食も食べてもらいました。
夕食を僕の都合だけで、しかもテレビ観戦したいという勝手で、なしにしたことを僕は反省していましたからね。
スピード競技がほぼ終わったころだったでしょうか? 6時10分ころ、さっちゃんと僕は散歩に出かけました。


▲18:24。太陽は山の端にはまだ沈んでいないと思います。このくらいの位置にある太陽がいちばん輝いているように見えますね。


▲18:26。僕が写真を撮っていると、さっちゃんは10mほど先まで行って、立ち止まって、振り返りました。僕が終わるまで待っていてくれます。


▲18:26。夕陽のすぐ下の山は大岳山。多摩川は夕陽で水面が輝いています。

帰宅すると、すぐに夕食の準備をして、さっちゃんに食べてもらいました。
僕はさっちゃんの食事介助しながら、クライミング女子のテレビ観戦も楽しみました。
金メダルはスロベニアのガンブレッド選手、圧倒的な強さでした!
男子全員が登れなかったボルダリングの課題を彼女は登ったとか言われていますから、観ていても別次元でしたね。
次のパリオリンピックでも優勝するのではないでしょか。

観ていて、本当に楽しかったです。
永年にわたって日本女子クライミング界を牽引して来た野口啓代が銅メダルに輝いたことも本当に嬉しかったですね。
彼女はこれで競技からは引退します。

あと、最高に嬉しかったのは解説者が平山ユージだったことですね。
彼はもはや日本フリークライミング界のレジェンドのような人物です。
昔、日本で開催されたフリークライミングのワールドカップをさっちゃんと二人で観戦しに行きましたけれど、
生で見る選手たちのクライミングには本当に感動しました。
その時も出場していた平山ユージのクライミングは柔軟性に富んだ柔らかなクライムで独特でしたね。

フリークライミングはヨーロッパでは凄く人気のある競技ですし、パリでも正式種目になることが正式決定されたそうです。
今後とも継続的にオリンピック正式種目であり続けて、人々に愛される競技になって欲しいと思っています。

ついつい、フリークライミングの話ばかりになってしまいました。
僕などクライマーとしては初級者ですけれど、このスポーツは高齢になってもそれなりに楽しめる生涯スポーツです。
さっちゃんと僕を結び付けたのもクライミングでしたから、これからも楽しんで行こうと思います。

ついでに、今日日曜日散歩の写真です。


▲18:22。金曜日の夕景とさほど変わりませんね。縦に撮ってみました。光る多摩川の水面からまだ明るさの残る青空まで写り込みます。


▲18:24。さっちゃんのTシャツは金曜日と同じですね。
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久し振りの散歩でした。やっぱりさっちゃんには散歩がいい刺激になるようです

2021-08-04 23:52:40 | 散歩
何日ぶりの散歩だったでしょうか?
雨でも降らない限りは毎日散歩に出かけようと思っているのに、何かと理由があって散歩に出ない日が多かったのです。
もちろん雨の日は仕方ありませんが、さっちゃんが不調だったり、僕が疲れていたり、何となく行きそびれたり・・・・
確かにこの時期は散歩に出かけるタイミングは難しいのです。
早く出過ぎると、まだまだ暑いですし、遅く出るともちろん暗くなってしまいます。
暑いよりは暗い方がいいと思いますが、帰宅後は夕食ですし、その準備やさっちゃんが眠くなることを考えると、あまり遅い散歩は無理なんです。

東京地方の日の入りは18時42分、30分くらい前に家を出ると、夕陽がいちばん綺麗なようなので、18時10分ころに出発。
棟の下を歩いていると、いつも声を掛けてくれる人が5階から「暑いね~ぇ!」と呼び止めます。
僕は顔を上げて、彼の姿を探し、「本当に暑いですね!」と返答しました。
さっちゃんは大きな声を出しているそんな僕の様子を見て、笑っています。
僕が何をしているのか分かっていて笑った訳ではないと思いますが、上を向いて大きな声を出す僕が面白かったんでしょうかね?

歩道を歩いていると、男性(多分父親)が小さな子ふたりを連れて歩いていました。
2歳とか3歳くらいでしょうか。
さっちゃんは認知症になってから、人間への関心がより強くなったように感じます。
小さな子供には特に引き付けられるようで、さっちゃんは子供たちを指差したり何かしら喋ったりしています。

多摩川土手に来て、僕は久し振りに夕陽を見ました。
今日の夕陽は特別綺麗という訳ではなく、普通でしょう。
散歩に行かなかった日の夕陽も、ベランダから見ていてかなり綺麗そうな日もあったのですけどね。
夕陽を見ると、気持ちよくなります。
多摩川土手は気温はまだまだ高いはずなんですが、風が心地よくて涼しく感じます。


▲18:17。夕陽バックにさっちゃんをパチリ。安物のコンデジではこの程度の写真が限界ですね。肉眼の凄さが分かります。肉眼では、まだ明るい河川敷の草木の緑がよく見えますし、夕陽の黄金色の輝き、さっちゃんの顔までしっかりと認識できます。


▲18:19。その夕陽の様子はこんな感じですね。さっちゃんはこの夕景を見て、何やら感動している様子でした。正しい言葉にはなっていませんでしたけれど、「綺麗ね」とかそんな類の表現をしていることは理解できました。

多摩川土手を離れる時、11段ある急な階段を下りるんです。
この階段を下りる時、さっちゃんは10段目を飛ばして、11段目の地面に足を下ろすことが時々あります。
今日もそうでした。
僕はさっちゃんの脇の下も持って支えていましたから、転がってしまうことはありませんでしたけれど、手は地面に付いてしまいました。

家の手前5分ほどの道路を歩いていると、後ろからバイクがバリバリバリバリと、轟音を立てながら走って行きました。
すると、さっちゃんが「凄いね」と言います。
表情を見ると、バイクの騒音が嫌だったみたいですね。
ですから、この「凄いね」否定的感情の意味ですね。
普段さっちゃんの耳がどの程度聞こえているのか、よく分かりません。
どの程度かは分からないのですが、少し聞こえ難くなっていることは確かです。
でも、このバイクの轟音は嫌な大きな音として聞こえるんですね。
ちょっと安心しました。
それと、「凄いね」との言葉を発したことも嬉しかったです。
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7月は3回の排便でした。長期間排便がないと、予期せぬ事態が発生するものです

2021-08-02 23:22:08 | トイレ・排泄
今回で5度目ですが、7月の排便状況の全日を記号で表わしておきました。
参考までに前月最後の中心日からも載せておきます。
は中心日、〇はそれなりの日、△はほんの少しの日、×は排便のない日)
(←6月30日から 7月→)××× ××××××× ×△◎◎××× ××△××× ××××××

とっても順調だった6月と比べると、7月3回(2日連続は1回とカウント)しか排便がありませんでした。
そのうち2回13日目と10日目の排便でした。
便秘症のさっちゃんにとって苦痛のない順調な排便は1週間間隔が基準のようです。
それより長いと、あまり良くなく、問題も発生しがちです。

13日目の排便があった7月13日ころには便座カバーが何度も汚れるアクシデントがありました。
その件はブログに書き留めてあります。
トイレの便座カバーを昨日は1回、今日は2回替えることになりました

10日目に排便があった31日の前日と前々日は朝食はまったく食べず、昼食もほとんど食べず、夕食も食べませんでした。
排便があった日は、朝食(昼食?)も夕食もしっかりと食べてくれました。
ところが、その翌日(昨日のことですが)は1日中まったく飲まず食わずだったのです。
その理由は分かりませんね。
今日しっかりと食べてくれました。
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F沢さんの快進撃! Part1:4級+以上の3本のルートをオンサイトしました

2021-08-01 23:55:22 | 僕の自由時間
6月24日男岩南面の3段フェースルート4級+(5級-かも)を初リードしたF沢さん。
梅雨の長雨で1ヶ月間のブランクがあったものの、7月22日には男岩西面のクラックルート4級+オンサイト!
日和田の主要な4級+ルート2本をリードして、一人前のクライマーとしてのスタート台に立てたと思います。
今後は数多くの3級+~5級-のルートをリードし、経験を豊富に積むことですね。
様々な岩質、岩の形状、プロテクションの取り方、等々を経験してあらゆる状況に対応できるクライマーになっていかねばなりません。

僕に事情がありますから、しばらくは日和田や天覧山でしかトレーニング出来ませんが、そこでも色々な経験を積むことが出来ます。
その第一歩が29日の木曜日でした。
日和田には前記の2本の4級+ルートほどポピュラーではありませんが、その周辺グレードのルートが数本あります。
ポピュラーでないだけあって、癖の強い個性的なルートです。
先日はそんなルートにトライしてもらいました。


前の週に地元埼玉県の方たちから教えてもらいましたから、この日は巾着田の駐車場ではなく日和田山登山口そばの駐車場へ行きました。
料金も300円と安く、見晴らしの丘経由で登山道を歩きますから、時間的にも少し短縮されます。
ただ、車を降りてすぐに山道に入りますし、それでいきなりF沢さんのペースに合わせて歩くのは僕には少々きついですね。
最初はゆっくりと歩き始めて、徐々に体を慣らしていきたいと思います。

見晴らしの丘は女岩のほんの少し上にあります。
女岩の天辺がすぐに見えて来ます。
男岩は女岩よりもう少し下。
ここまで歩いて来て、山道は濡れて滑り易くなっていました。
岩場も心配になるほどの濡れ方でしたから、男岩に着くと、南面の様子を確認します。
まだ少し湿気っていますね。
西面はもっと湿気って、と言うよりも濡れています。

F沢さんはいつも通りやる気満々で、すぐにハーネスを装着し始めます。
僕はと言えば、途中のセブンイレブンで買ったナナチキを頬張りながら、希釈した冷たいアクエリアスを飲みます。
前の週の経験から、この日の水分補給は万全にしたいと思ったからです。
僕自身はもっとのんびりとしたいのですが、F沢さんからの圧に急き立てられて、僕も急ぎます。

最初に登るルートはいちばん乾き易い男岩南面から選ぶことにしました。
まだ下部は湿気っていますが、中間や上部は乾いているようです。


▲10:56。ルート名は特にありません。下部と中間部は適当に登ってもらいました。最後の終了点に抜ける直前だけを指定しているだけです。写真に赤い矢印がありますが、そこを直登するのです。少しハングしていて、ホールドも少し細かいのです。写真では矢印の左下にF沢さんがいますが、簡単に登ってしまいました。僕がフォロウした感覚でも4級+くらいにしか感じませんでしたね。ここのところ日和田の岩に慣れているせいもあると思います。とは言え、5級-ルートのオンサイトでした。


▲11:25。続いて2本目は男岩南面右端のカンテから右上のふたつの岩の間を抜けるルート。これもルート名はありません。どこを通るのかも決まってはいません。適当に僕が決めました。グレードは4級+。写真は下部のカンテを登っているF沢さん。カンテとは岩の角状になったところのことです。このカンテの左には3段フェースがあります。この日はカンテの右の日陰の部分がまだ濡れていて、嫌らしかったですね。右上に岩と岩の間の幅広のクラックが見えていますが、そこへ向かっています。


▲11:32。岩と岩の間の幅広クラック直下に到着しました。このルートを登る人はほとんど見かけません。僕もこれまで2度ほど登ったくらいですかね。面白いルートですけれど、マイナーなんです。


▲11:34。岩と岩の間を登るのですが、どうやって登ろうかとしばし考えこんじゃいます。いろんな登り方が出来そうですし、探せばクラックの奥の方にガバホールドがあったりします。こんな時、僕は様々な可能性を多く試してみるタイプなんですが、F沢さんは登り方を選択決断するのが早いタイプですね。どちらが良い悪いという問題ではなくて、これは純粋にタイプの違いですね。F沢さんにしてはしばらく考える時間を持って、それでも割と早めに登ってしまいました。この日はいちばん簡単と思える、幅広クラックを登りましたが、クラックの右の岩を登ったり左の岩を登ったりも、ルートとして成立しそうですね。


▲11:50。僕がフォロウし、岩場の上で会心の笑顔を見せるF沢さん。確保場所でのザイルワークも基本は出来てますが、まだ満点とは言えません。僕もそうでしたけれど、基本さえ踏み外していなければ、より良い方法は反省しながら徐々に改善されていけばいいのです。


▲12:00。男岩西面も湿気ってる程度になって来たようなので、少し易しいルートをリードしてもらうことにしました。4級くらいのはずです。出だしがほぼ垂直。でも、登り始めてすぐに、思いの外難しそうだと分かりました。湿気っていることの影響が大きく、本当に滑り易いんです。


▲12:05。僕も確保に力が入りました。2本目のプロテクションを取るまではグランドフォール(地面に激突)するか、空中で止まるか微妙な高さです。落下と同時にザイルを引きつつ止める必要がありそうです。僕自身も体を沈めなければならないかもしれません。この写真は緊張する場面を突破した後、安心できる場所に着いたので撮ったもの。


▲12:12。今登っているのは西面ですが、ルートはこの辺りから右の南面へ回り込んで登ります。と言うのも、このまま西面を登るのは難しいからです。おそらく、5.6~5.8あるのではないでしょうか?


▲12:14。ところが、F沢さんはこのまま西面を登ってみたいと言います。ボルトも見つかったようなので、「いいよ! でも難しいよ!」と声を掛けます。万が一落下しても、1~1.5mほどの落下で止められるでしょう。緊張する登攀でしたが、何とかギリギリ登り切りました。偉い!

続いて、僕のフォロウです。
手でホールドを持とうとし、足でスタンスに立ち込もうとして分かったことがあります。
思っていたよりずっと滑るゾ!
僕は一度ザイルにぶら下がり、結局はより易しい左側に逃げて登り始めました。
よくぞ、こんな滑り易いルートをリードしたもんだと感心しました。
乾いていれば4級くらいだと思いますが、濡れて滑り易いので5級近くありそうですね。
最上部も僕は易しい南面を登りました。


▲12:31。岩場の上で僕を確保してくれていたF沢さん。彼女も相当緊張したみたいで、顔の表情も心なしか少し強張って見えますね。


▲12:49。この写真は女岩の上です。最後に女岩西面左ルートにトップロープを張ることにしました。F沢さんにトップロープのセットをしてもらっています。昔、僕はこのルートをトップロープで登れていた記憶がありますから(その記憶もあやふやですが)、グレードは5.9くらいかと思っていましたが、家で調べてみたら5.10bなんですね。


▲13:00。ここら辺までは簡単に登ってしまうF沢さん。でも、ここから急に岩場の傾斜が前傾して来ます。ホールドはしっかりと大きいのですが、やたらとかぶった岩場なんです。


▲13:01。その結果、岩場から落下してしまいます。落下と言ってもトップロープですから、本当に落ちるわけではなく、ザイルにぶら下がることになります。ただ、前傾壁なので岩場からは2m近く離れてしまい、岩場に戻ることが困難になってしまいます。


▲13:17。僕も登ってみましたが、まったく歯が立ちません。昔登れていた時は今よりもずっと筋力と筋持久力があったのでしょうね。この写真はこの日唯一の僕のポートレートです。

この日はF沢さんが4時から用事が入っていると言うことで、いつもより早く終了しました。
2時前には駐車場に着いたのですが、5分ほど手前からが降り始め、すぐにかなり強く降って来ました。
F沢さんは走って駐車場に急ぎましたが、僕はこんなこともあろうかと、折り畳み傘持参。
岩場にはまだ数人の人たちがいましたけど、どうしたのでしょうね?
岩場がびしょ濡れでもう登れないと思います。

いつもより早い帰宅でしたから、ゆっくりとシャワーを浴びることが出来ました。

F沢さんは3本のルートをオンサイトしましたが、いい経験が積めたと思います。
これからもF沢さんにとって質の高い経験を積んで行ければと思います。
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