さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんが人の歌の真似をしてると言うんですが、あり得なさ過ぎて、信じられません。もしそうなら、楽しくて、不思議です!

2021-05-20 23:20:23 | 面白いこと
今日の夕方、デイサービスの車で送ってもらって、その時にスタッフさんとほんの短時間話をして得た僅かな情報です。
あまりにも信じ難い内容なので、客観的には信じられませんが、主観的には信じたくてたまらない内容でした。
スタッフさんから聞いた話だけなので、今日のブログは短いです。

どれくらい前からだったでしょうか?
今年に入ってからだったとは思いますが、何月くらいからだったかは覚えていません。
でも、今月や先月からと言えるほど最近でもありません。

さっちゃんが妙な節回しで、唸る? 喚く? 謡う? ・・・・ようになったのです。
いつもの声の大きさの5割増しや倍くらいの音量で発声するのです。
うぉ~ぶりゅぶりゅわ~ぉ、うぇ~りゅぶりゅばら~・・・・
録音でもして聞いてもらわないと、その雰囲気はまったく伝わりませんね。
文字にしてみましたが、毎回変わりますし、文字では何も伝わりませんね。
文字にもし難いですしね。
大抵の場合、最初は低い音程から始まり、音量も控えめ。
だんだん進行するにつれ、音程も高低幅が少しだけ広がって来て、音量も増します。
10秒とか20秒で終わるのですが、前触れから次第に盛り上がって来て、クライマックスを迎えると突然終わるパターンです。

僕に対してそんな謡い(そう言うのがふさわしい気がして来ました)を発声した最初のころは、さっちゃんと僕が喧嘩をしている時が多かったんです。
ですから、その謡いは僕に対する威嚇のように僕には聞こえました。
いつもより大きな声で喚いているように思えたんです。
僕がそんな受け止め方をしていましたから、さっちゃんはただ喚いただけで終わる結果が続きました。

でもある時、喧嘩状況の険悪さを何とか改善しなくちゃと僕は思います。
何度か聞いていると、単なる悪態を付いて喚いているわけではなさそうです。
節回しがあるようなないような、メロディーもあるようなないような・・・・
思い切りよく、いつもより大きな声で発声していることは確かですから、僕はその発声があった時に拍手してあげたんです。
すると、不機嫌だったはずのさっちゃんがケラケラ笑うんですよ!
それで、これは喚いたり唸ったりしているんじゃないということは分かったんです。
その後も、そんな発声があったら僕は拍手したり喜んで誉めてあげたりしました。
すると、さっちゃんにはいつも笑顔が浮かび、乗りも良くなって、再度謡うこともよくあったんです。

その謡い(あえてこう言うことにします)を今日の夕方、スタッフさんの前でもしたんです。
すると、スタッフさんが「これね、ある人の真似なんですよ」と言うじゃないですか!
スタッフさんなのか、多分通所者さんの誰かだと思いますが、どなたかの歌真似なんだそうです。
その方の歌を一度聴いてみたいものです。
どれくらい特徴を掴んでいるんでしょうかね?

すると、スタッフさんの口からまたまた驚くべき発言が!
「社長さんが来られると、社長さんの真似もするんですよ」
え~~~え!!!
喋り方の真似なのか、歌真似なのかは聞き忘れましたが、どっちであっても凄いことです!

さっちゃんはデイサービスで、僕の知らない一面を出しているのですね。
嬉しいですね。

夕方からはが降り出しましたから、散歩には行きませんでした。
二人とも布団に入って、6時ころまで仲よく睦み合っていました。
(さっちゃんには男女の感情はないようですが、普遍的な優しさや労わりや親しみのような感情はあると感じます)
その後、僕は台所で夕食の準備を始めました。
それからのさっちゃんは僕に対して腹を立て、怒っていました。
あのままずうっと一緒に布団の中にいて欲しかったんでしょうかね。
怒りが収まらないさっちゃんは晩ご飯を食べることを拒否して、寝室から出て来なくなりました。
そのまま眠ってしまったみたいです。
(途中1回起こそうとしましたが、怒りを向けられただけでした)
コメント
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