さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんは大好きだったコーヒーを飲まなくなりました

2020-06-08 23:45:18 | 食事・食器
僕がさっちゃんと出会ったころには、すでにさっちゃんはかなりのコーヒー好きでした。
その頃はまだコーヒー豆専門店で豆を挽いてもらって家で淹れていましたが、
しばらくすると、コーヒーミルを手に入れ、毎朝コーヒー豆を粉にしてから飲むようになります。

僕はと言うと、全然拘りのない人間でしたから、コーヒーだろうと、紅茶、緑茶、味噌汁、・・・・何だって構いませんでした。
さっちゃんと生活するようになってから、コーヒーのある生活に慣れ親しみ、好きにもなって来たのです。
もともとさっちゃんとの朝食はトースト、ベーコンエッグ、レタス、トマト、そしてコーヒーでした。
さっちゃんの認知症症状の進行具合で朝食の内容も変化して来ましたが、今でもコーヒーだけは毎朝淹れています。
それはコーヒーのある朝食がさっちゃんとの暮らしの核心だから。
パン食が変えられないように、ベーコンや玉子が変えられないように、コーヒーもさっちゃんとの朝食では変えられない核心だからです。

さっちゃんがあまりコーヒーを飲まなくなって、毎朝の挽く量が3カップから2カップになりました。
さらに最近になると、コーヒーカップに少しだけ注いでいてもさっちゃんは飲みません。
ですから最近は、コーヒーでなくて甘酒を飲んでもらっています。
甘酒は「飲む点滴」と呼ばれているほどですから、なかなか水分を取ってくれないさっちゃんには最適だと思っています。
さっちゃんは甘酒が好きなようで、よく飲んでくれます。
今朝は少し牛乳も混ぜてみたのですが、これも美味しかったですね。

さっちゃんはコーヒーを飲まなくなりましたけれど、コーヒー自体はやっぱり我が家の朝食の核心、言い換えれば、伝統のようなもの。
手間はかかりますけれど、ここは変えずにおこうと思います。

とにもかくにも、僕自身がさっちゃんによってコーヒー党に仕立て上げられてしまいましたから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする