さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんは僕が「買い物に一緒に行こうよ」と言っても「行かない」と言います

2020-04-27 23:36:59 | 買い物
さっちゃんは外を歩くのが大好きです。
悪天候でもない限り、毎日買い物や散歩で必ず30分~1時間は歩きます。

今日の午後は雨でしたが、2時過ぎてちょっと雨が止みましたから買い物に行くことにしました。
さっちゃんに「買い物に行くよ」と告げます。
でも、反応がちょっと鈍い。
「これから買い物に行くけど、さっちゃんは行かないの?」と聞きます。
それでも、反応は鈍いまま。
「さっちゃんは行かないの? ひとりで留守番してるの?」と畳みかけると、
「行かない」と言うんです。
「じゃあ留守番しててね。僕ひとりで買い物に行ってくるから」と告げます。
普通はこれぐらいで、さっちゃんも行きたい雰囲気を醸し出してくるものです。
どれほど「行かない」と言い張っていても、コロリと「行くに決まってるでしょ」みたいなことを言いだすんです。
でも、今日は違いました。
再び「行かない」と言うんです。

僕は心を決めてひとりで出かけることにしました。
さっちゃんを残して出かけるのは本当に心配です。
でも「行かない」と言うさっちゃんを無理矢理連れ出すことは不可能。
僕がいない間、さっちゃんが何をしでかすか不安だらけです。
まずあり得ることは外に出て、歩き回って迷子になること。

これを防ぐ手段は今日も突っ張り棒。
前回使用した際は、これを玄関ドアの最下部にセットしました。
今回は真ん中らへん、ちょうど取っ手の真下にセットしてみたのです。
我が家の玄関ドアは取っ手を下方へ下げて押し開けるんですが、外側の取っ手にくっ付けるようにセットすると、下方へ下がらなくなるんです。
さっちゃんの力でドアを押し開けることは何とかできますが、下方に下げられない状態で無理矢理下げるだけの力はないでしょう。
僕がやってもどうなんでしょうかね? 無理なんではないでしょうか?

突っ張り棒をセットしながら、上記の新方式に気が付いて、僕はちょっとだけ心配が小さくなっていました。
ただ、そのとき自転車の鍵を持ってくるのを忘れたことに気づき、せっかくセットした突っ張り棒を外して中に入りました。
すでに、ダイニングと玄関の間のドアは開いていて、さっちゃんがすぐに姿を見せます。
自分の身がどういう状況になっているのか不安感が増してきたんでしょうね。
「買い物に行くけど、さっちゃんも一緒に行く?」と念のために確認すると、
「行くよ」って答えるじゃあありませんか!

それからさっちゃんを外出着に着替えさせます。
外出着と言っても、ズボンとソックスを着替えて、ジャンパーを羽織るだけですけどね。
往きにはパン屋さんにも寄ったので、往復の徒歩時間だけでも小1時間は歩いたと思います。
帰路は雨の中でしたから傘を差しての歩きでした。
コメント
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