さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

今日は言語リハビリだったのですが、さっちゃんが漢字がスラスラ読めてとっても驚きました

2019-11-20 23:59:45 | 言語リハビリ
今日の言語リハビリではいつものメニューではなくて、さっちゃんの言語状況の検査のような内容でした。
以前にも同様の検査を行ったような記憶があります。

最初はYESかNOかで答える質問。
さっちゃんがこういう質問の設定をどこまで理解できているかは問題ではありますし、事実上不透明ではありますが。
そういう前提があって、「あなたは〇〇さんですか?」との正しい質問にさっちゃんは「そうです」。
続いて、「あなたは××さんですか?」との間違った質問にもさっちゃんは「はい」。
「あなたは△△さんですか?」にも「はい」。
何がどのように理解できていないからこのような答えになるのかはよく分かりませんけどね。

他にも「あなたは女性ですか?」「あなたは東京に住んでいますか?」「ここは病院ですか?」などの質問。
もちろん、それらに対する間違った質問も並行して聞きます。

次に6つの写真(絵)が出て来ます。
自転車はどれですか?」と聞いて、さっちゃんに指差してもらいます。
はどれですか?」と続け、6つ全部聞くのです。
さっちゃんは半分くらいしか指差せません。
正解の場合も強い意志をもって指し示している、そんな感じは一切感じられませんから、偶然かもしれません。

今度は「人参」などと漢字で書かれたネームプレートを読んでもらって、再度写真を指差してもらいます。
漢字は「線路」以外は全部すぐに読めましたね。
びっくりしました。
ひらがなやカタカナを読むのも時々しどろもどろになることがあるのに、
漢字をスラスラと、しかも正しく発声していましたから。
例えば「りんご」を「りんごご」、「木」を「きき、き」と発声したりすることがよくあるんです。
あと「犬」「花火」がありましたね。
漢字のネームプレートでも写真(絵)を指差してもらいます。
さっちゃん、「犬」は好きなので指差せるのですが、他は・・・・、なかなか指差せません。

ひらがなのネームプレートでも同様のことをします。
読むのはひらがなの方がつっかえる場合もありますね。
例えば、「じてんしゃ」は文字数が多いのですぐにスムースには読めませんね。

こんな簡単な検査ですけれど、さっちゃんに理解してもらったり、集中して答えてもらうには時間がかかります。
これだけで40分くらいかかったでしょうか?
STの先生にとりあえずすぐに言える最低限の検査の判断を聞かせていただきました。
上記文章中に入ってるような考え方です。

さっちゃんは今日は何故だか上機嫌で、ほとんどずうっと喋り続けていましたね。
ここ2、3回は言語リハビリの際にさっちゃんは心が比較的沈んでいることが続いていたので、先生も驚かれていましたね。
コメント
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