朝、お腹が空くと、台所を見回して「何にもないのね」と言います

さっちゃんも僕も、何事もない日ならば、だいたい7時半くらいには目を覚まします。
でも、実際に布団から出るのは8時すぎ。
白湯を飲んだりしながら、しばらくはテレビをつけて、ぼお～っとしてます。
僕はテレビの内容にも興味があるのですが、そうでないさっちゃんは朝食のことに関心が移ります。

台所の方へ行って、周りを見回して、ほぼ毎朝、こんな風に言うのです。
「何にもないのね」と。

僕も台所の方へ行って、さっちゃんにこう言います。
「い～や、何でもあるよ」
「お腹空いたの？　もうちょっとしたら作ろうね」

こう言うと、さっちゃんは安心したのか、テーブルに戻ります。

あまり待たせるわけにもいきませんから、しばらくすると僕は
「さあ、朝食を作ろう！　最初にコーヒーね。一緒に淹れるよ！」

朝、お腹が空くのは健康な証拠ですよね。