さっちゃんにも気分が明るい時とそうでない暗い時があります。
もちろんそれは僕自身にもあります。
僕自身が落ち込んで、さっちゃんの前でもそうなら、その落ち込みはさっちゃんにも伝染します。
たぶん、昨日はそうだったんだと思います。
肉体的疲労は前日の岩登りトレーニングのせいで確かにありましたけれど、
本来そのような疲れは心地よいものです。
精神的疲労が蓄積していたんだと思います。
いつもはそれをさっちゃんの前では見せないように振る舞います。
でも、昨日はそれが出来ませんでした。
自分でもよく分かりませんが、意識的に見せつけていたのかもしれません。
僕にもさっちゃんに知って欲しい気持ちがあったのかもしれません。
「僕だって、精神的にすごく疲れ切ってるんだぜ!」って。
でも、そう振る舞った結果は最悪でした。
僕がさっちゃんの言うことに返事をしてあげない、目を合わせてもやらない、
布団に倒れこんで動かない。
そんな僕にさっちゃんがかまうと、僕はプイッと離れて行ってしまう。
僕はさっちゃんのことを 見ない・聞かない・話さない そんな空間にいたかったんでしょう。
四六時中さっちゃんを 見て、聞いて、話して、生活していますから。
でも、それは無理ですよね。
見た目はぶすっとし続けている僕に、さっちゃんは腹を立て続けます。
そんな中、夕方一緒に買い物には行きました。
さっちゃんは一人で家にいるのを嫌いますから、昨日のような僕にでも付いてきます。
いつもの習慣で、心配でもありますから、手もつないで歩きます。
ただ、僕からはひと言もしゃべりません。
夕食も作って食べて、歯も磨いて、寝巻きにも着替えさせて、さっちゃんから先に寝ます。
僕が座っているテーブルとは襖を隔てて2mほどの布団の中でさっちゃんは寝ています。
すると、さっちゃんの泣き声が聞こえてきました。
なかなか泣き止みません。
さすがにこれには僕もこたえました。
さっちゃんの横に入り込み、一緒に寝ます。
「ご免ね、さっちゃん」
「僕が悪かったよ」
頭を抱きかかえます。
さっちゃんは泣き続けています。
言葉も僕にはよく分かりませんが、しゃべることもあります。
ただ、明瞭にさっちゃんがしゃべった言葉がありました。
「死にたい」
これまでも、同様な言葉はときおり聞かされていました。
でも、昨日の言葉がいちばん響きました。
「さっちゃん、ご免ね。僕が悪かったよ」
そのまま一緒に布団の中にいました。
だいぶん時間が経過して、さっちゃんの寝息が聞こえるようになりました。
僕はそこから離れて、残している用事をやらなければなりません。
布団から出るタイミングをはかっていましたが、つい僕も眠りに落ちてしまいました。
目が覚めたのは4時過ぎ。
ちょっとだけ用事をすませて、寝巻きも着ずにそのまま再び寝ました。
アラームをかけるのも忘れずに。
もちろんそれは僕自身にもあります。
僕自身が落ち込んで、さっちゃんの前でもそうなら、その落ち込みはさっちゃんにも伝染します。
たぶん、昨日はそうだったんだと思います。
肉体的疲労は前日の岩登りトレーニングのせいで確かにありましたけれど、
本来そのような疲れは心地よいものです。
精神的疲労が蓄積していたんだと思います。
いつもはそれをさっちゃんの前では見せないように振る舞います。
でも、昨日はそれが出来ませんでした。
自分でもよく分かりませんが、意識的に見せつけていたのかもしれません。
僕にもさっちゃんに知って欲しい気持ちがあったのかもしれません。
「僕だって、精神的にすごく疲れ切ってるんだぜ!」って。
でも、そう振る舞った結果は最悪でした。
僕がさっちゃんの言うことに返事をしてあげない、目を合わせてもやらない、
布団に倒れこんで動かない。
そんな僕にさっちゃんがかまうと、僕はプイッと離れて行ってしまう。
僕はさっちゃんのことを 見ない・聞かない・話さない そんな空間にいたかったんでしょう。
四六時中さっちゃんを 見て、聞いて、話して、生活していますから。
でも、それは無理ですよね。
見た目はぶすっとし続けている僕に、さっちゃんは腹を立て続けます。
そんな中、夕方一緒に買い物には行きました。
さっちゃんは一人で家にいるのを嫌いますから、昨日のような僕にでも付いてきます。
いつもの習慣で、心配でもありますから、手もつないで歩きます。
ただ、僕からはひと言もしゃべりません。
夕食も作って食べて、歯も磨いて、寝巻きにも着替えさせて、さっちゃんから先に寝ます。
僕が座っているテーブルとは襖を隔てて2mほどの布団の中でさっちゃんは寝ています。
すると、さっちゃんの泣き声が聞こえてきました。
なかなか泣き止みません。
さすがにこれには僕もこたえました。
さっちゃんの横に入り込み、一緒に寝ます。
「ご免ね、さっちゃん」
「僕が悪かったよ」
頭を抱きかかえます。
さっちゃんは泣き続けています。
言葉も僕にはよく分かりませんが、しゃべることもあります。
ただ、明瞭にさっちゃんがしゃべった言葉がありました。
「死にたい」
これまでも、同様な言葉はときおり聞かされていました。
でも、昨日の言葉がいちばん響きました。
「さっちゃん、ご免ね。僕が悪かったよ」
そのまま一緒に布団の中にいました。
だいぶん時間が経過して、さっちゃんの寝息が聞こえるようになりました。
僕はそこから離れて、残している用事をやらなければなりません。
布団から出るタイミングをはかっていましたが、つい僕も眠りに落ちてしまいました。
目が覚めたのは4時過ぎ。
ちょっとだけ用事をすませて、寝巻きも着ずにそのまま再び寝ました。
アラームをかけるのも忘れずに。