ランドマーク探しⅢ

2012年から出張先での風景や社寺仏閣、由緒を訪ねて記録してきました。2016年からは自分の足で散策し、記録しています。

千鳥ヶ淵・靖国

2013年03月30日 02時01分24秒 | 近郊散策

鍼灸治療の途中、先週は新宿御苑に行ったので、今日は九段下で下車してみました。武道館に向かう出口を降りた途端に大勢の花見客と桜吹雪に出会いました。九段下の出口から見たお堀、牛ケ淵の桜です。桜吹雪でお堀は雪のように真っ白で、これは花筏(はないかだ)というようです。北の丸公園に向かう道、田安門の前は大混雑でした。こんなに混んでいるのは武道館で行事があるからなどと考えていましたが、ここは桜の名所の千鳥ヶ淵に手前でした。
千鳥ヶ淵は江戸開府後の江戸城拡張の際、局沢川と呼ばれていた川を半蔵門と田安門の土橋で塞き止めて造られたお堀です。代官町通りを境に接する半蔵濠とはかつて繋がっていたましたが、1900年(明治33年)に道路建設のため埋め立てられ別々のお堀となりました。半蔵濠には千鳥ヶ淵公園が隣接しています。靖国神社の向かい側を歩いていると千鳥ヶ淵の入り口に着きました。東京に40年以上住んでいますが、初めて千鳥ヶ淵というところにきました。水が苦手なのでボートはどうかと思いますが、ここならいいかな!と思いました。歩道も人がいっぱいで、宴会をする場所もないのですが、椅子に座ってワインなどを飲んでいる花見客もいました。歩道の花壇にはこんな花が咲いていました。
何という花でしょうか。向かいの靖国神社に行ってみました。ここも大混雑でした。前にあったことのある野良猫さんに会えるかと思って、裏道を通って日本庭園に向かいました。残念ながらすばしこい、スズメも取ってしまうネコさんには会えませんでしたが、日本庭園の錦鯉は花びらで埋まった池で泳いでいました。桜と靖国、戦友会の人が案内をしていて、我に返ってしまいました。ここ数日、桜を追っかけて、ちょっとはしゃいでいましたが、戦前・戦中の日本は、桜の花のように散れといって戦争に民衆を借り出していたことを思い、暗い気持ちになってしまいました。
上野の山も思っていましたが、靖国神社に来て、今年の花見は終わりました。それにしても東京に住んでいると、少し移動しただけで、なんでも見れると感心しています。

コメント
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