大阪龍馬会

1987年に創立して2017年は創立30周年。龍馬好きの集まった大阪龍馬会が龍馬会の活動をお知らせします。

2010年NHK大河ドラマ特別展 「龍馬伝」 京都で開催

2010-05-15 13:00:00 | 展示会・イベント
期間:6月19日から7月19日 月曜日休館(ただし、7月19日(月・祝)は開館)
   10時-18時 *毎週金曜日は19時30分まで夜間開館しています。

場所:京都文化博物館 京都市中京区三条高倉 TEL(075)222-0888/FAX(075)222-0889
 地下鉄「烏丸御池駅」下車、【5】番出口から三条通りを東へ徒歩3分
 阪急「烏丸駅」下車、【16】番出口から高倉通りを北へ徒歩7分
 京阪「三条駅」下車、【6】番出口から三条通りを西へ徒歩15分
 JR・近鉄「京都駅」から地下鉄へ  市バス「堺町御池」下車、徒歩2分

入場料:常設展もご覧いただけます。()内は前売り料金
一般 1200円(1000円) 大高生 800円(650円) 中小生 500円(400円)

 坂本龍馬は、天保6年(1835)、土佐藩の郷士坂本家の次男として生まれました。商家才谷屋の系譜を引く坂本家の自由で合理的な町人気質に触れながら育った龍馬は、窮屈な土佐藩を飛び出し、幕臣勝海舟の門弟となり、航海術を習得します。その後、長崎で貿易会社を兼ねた政治結社・亀山社中、そして海援隊を組織します。対立していた薩摩藩と長州藩の間を調停し、薩長同盟の締結に尽力、さらには大政奉還の実現をめざして奔走し、明治維新を大きく推し進める原動力となりました。しかし、慶応3年(1867)11月15日、何者かによって暗殺され、「世界の海援隊を作る」という夢半ばにして、33年の短い人生の幕を閉じました。

 この展覧会では、2010年NHK大河ドラマ「龍馬伝」の放送と連動して、高知や京都などに伝わる龍馬の遺品や書簡類、幕末の騒乱を伝える歴史資料などで構成しながら、坂本龍馬の波乱に満ちた生涯を浮き彫りにしていきます。
※会期中資料の展示替えがあります。

坂本龍馬湿板写真 慶応2年(1866) 高知県立歴史民俗資料館蔵
*現存する唯一の龍馬像ガラス板写真。 龍馬が長崎滞在中に撮影したもの。
*展示期間:6月25日(金)・26日(土)・27日(日)
上記3日間のみの限定公開です。上記3日間以外は複製資料を展示します。


第1章 
土佐に生まれて
土佐藩主山内家に伝わった蒔絵で描かれた珍しい地球儀天保6年(1835)、坂本龍馬は土佐藩の下級武士である郷士の次男として生まれました。本家才谷屋は豪商であったため、郷士といえども裕福な家庭でした。剣術に励んでいた龍馬は、19歳の時に江戸の北辰一刀流・千葉定吉道場へ入門しました。
本章では、黒船来航前後の土佐藩の政治状況や人間関係を明らかにするとともに、龍馬の思想の原点を探ります。

第2章 
坂龍飛騰!(ばんりゅうひとう)
最初の黒船来航の状況を描いた絵巻。嘉永6年(1853)、ペリーが4隻の黒船を率いて来航すると、日本は攘夷か開国かをめぐって大きく揺れ動き始め、龍馬はしだいに世界を意識し始めます。しかし、身分制度の厳しい土佐藩では、下級武士に活躍の場はありません。文久元年(1861)27歳の時、武市半平太率いる土佐勤王党に入りますが、過激な方向へ傾いていく勤王党と旧習にとらわれる土佐藩に見切りを付け、翌年脱藩しました。その後、最良の師・勝海舟との出会いが龍馬を飛躍的に成長させました。
本章では、脱藩という大きな決断に至る背景を探るとともに、人生の転機となった勝海舟との出会いを紹介します。

第3章 
薩長同盟成る
寺田屋で襲われた際に所持していた刀の鐔。龍馬は勝の弟子になった頃から、幕府の腐敗を知り、幕府に代わる新しい政治体制が必要だと感じていました。第1次幕長戦争を経てその思いは益々強くなり、龍馬が作った亀山社中を使って薩長同盟を成功させます。その直後に寺田屋で襲撃を受け、負傷した手の治療のため、妻のお龍を連れて薩摩へ新婚旅行に出かけました。
本章では、龍馬の志士としての活動を紹介するとともに、人間的魅力にも迫ります。

第4章 
夢は世界へ
自由と平等という志の高さがうかがえる海援隊の規則。慶応3年(1867)5月、京都で行われた徳川慶喜と四賢候の会議が不調に終わり、倒幕が加速していきます。龍馬は長崎から後藤象二郎と土佐藩船「夕顔」に乗って上京します。その船の中で、近代日本の進むべき道を示した「船中八策」をまとめました。この案をもとに土佐藩は大政奉還を建白、これをうけた将軍慶喜は、同年10月14日、ついに大政奉還を断行することになります。しかし、その1か月後、龍馬は京都の近江屋で暗殺され、33年の短い生涯を閉じました。
本章では、新しい日本のあるべき姿を求め続けた龍馬の思考や、世界を目指して結成した海援隊の本質に迫ります。

近江屋の一室を再現!!

幕末の慶応3年(1867)11月15日、坂本龍馬と中岡慎太郎は京都河原町にあった近江屋の2階で何者かによって殺害されました。この龍馬暗殺については、数多くの謎を残し、これまでも歴史家・作家等により推理や検証がされてきました。本展覧会会場では、この近江屋の暗殺現場となった部屋を実物大で復元します。

関連イベント1 記念講演会
「坂本龍馬─その手紙の面白さ─」
講師:宮川禎一氏(京都国立博物館学芸部考古室長)
日時:6月26日(土)午前10時30分から正午まで
会場:3階映像ホール(定員 100名)
参加料無料(ただし、本展覧会入場券(半券可)が必要です。)

関連イベント2 記念講演会
「龍馬暗殺の真相」
講師:木村幸比古氏(霊山歴史館学芸課長)
日時:7月3日(土)午前10時30分から正午まで
会場:3階映像ホール(定員 100名)
参加料無料(ただし、本展覧会入場券(半券可)が必要です。)

各イベント申込方法
往復はがきに住所、氏名(返信面にも)、電話番号と希望イベント名・番号を明記し、同館内「龍馬伝展記念イベント」係へ。先着順。希望催事ごとにお申し込みください。
また、参加者1名につき、1枚のはがきでお申し込みください。

関連イベント4 当館学芸員による展示解説日時
7月2日(金)と9日(金)各日とも午後6時から展示室内で行います。
事前申込み不要、当日の入場者に限ります。
関連イベント5 記念映画上映当館3階の映像ホールにて、6月から7月にかけて龍馬を描いた作品を中心に幕末京都を舞台にした『竜馬暗殺』『新撰組始末記』『幕末』など8作品を上映。

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龍馬ブームで「人斬り以蔵」に脚光 高知で初の命日祭

2010-05-15 00:01:00 | 龍馬ニュース
 幕末に“人斬(ひとき)り以蔵”と恐れられた土佐勤王党員、岡田以蔵(1838~1865)の命日に当たる11日、高知市薊野北町1の真宗寺山にある墓前で、初めての命日祭が開かれた。龍馬ブームの中、高知を訪れる観光客が増えていることなどから、「地域の活性化につなげたい」と住民が企画した。映画や小説、舞台などで取り上げられ、根強いファンも多い以蔵。県内外から約60人が参列し、その生涯をしのび、思いを語り合った。

 同市中心部から車で約10分。大型電気店裏手にある真宗寺山には、岩崎弥太郎らを門弟に持った儒学者の岡本寧浦や、幕末土佐の絵師金蔵(絵金)、自由民権家で初代高知市長の一円正興など、高知を代表する先人の墓が点在する。

 「大河ドラマに出てくるような山道ですね」。急な坂道を登りながら、参列者の一人がつぶやいた。竹やぶに囲まれた道はぬれた落ち葉に覆われ、滑りやすい。5分ほど歩くと、岡田一族の墓が数基並ぶ一角に出る。右端が以蔵の墓で、本名の「岡田宜振(よしふる)」が刻まれている。命日祭に参列した、以蔵の弟・登稔の妻の直系、小松義明さん(71)=高知市=によると、以蔵の墓は処刑後間もなく真宗寺山内の別の場所に建てられ、昭和40年代後半に現在の場所に移されたという。

 「家族連れでも気軽に回れ、歴史が学べる場所にしよう」。市と連携し、住民主体のまちづくりを進める「薊野コミュニティ計画推進市民会議」で、真宗寺山の活用の話が出たのは03年のこと。同会議代表の西森一郎さん(79)ら中心メンバー数人で、「ふれあい史蹟(しせき)巡りコース」の策定を開始した。

 何度も山へ入っては、所在が分からなくなっていた墓を捜索。元々あった道に加え、災害時の避難場所の市立泉野小学校へ抜ける避難ルート沿いにも墓があることが分かり、コースに追加。12の墓を選び、子孫らに了解を取るなどして昨年11月末、ようやく約2時間で回れるコースができた。

 命日祭では、住職による読経の後、参加者一人一人が花などを手向け、手を合わせた。以蔵のファンで、広島県廿日市市から駆けつけた会社員、香川さおりさん(28)は「うれしいのと同時に、ちゃんとお墓を建ててもらえていたんだと安心した」。叔母が岡田家に嫁いだ、会社役員の坂本正宏さん(72)=高知市=は「人斬りというインパクトがあまりに強かったが、徐々に雪解けしている感がある。こんなに集まってくれてありがたい」と話した。

 西森さんは「以蔵をしのぶと同時に、地域の発展に結びつくきっかけにもなった」と手応えを口にした。

5/12 毎日新聞 


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