大阪龍馬会

1987年に創立して2017年は創立30周年。龍馬好きの集まった大阪龍馬会が龍馬会の活動をお知らせします。

鹿児島「篤姫館」、新展示見に来て 新事実紹介、携帯で情報配信も

2009-01-27 16:20:43 | 展示会・イベント
 鹿児島市の「篤姫館」は、展示品の一部を入れ替え、新たに携帯端末のワンセグを利用した情報配信なども始めた。


 パネル展では、これまでの大河ドラマのあらすじに関するものから、史実に基づいた内容に変更。このうち、「新事実!篤姫の歴史」と題したコーナーでは、ドラマの放送開始後、米スミソニアン博物館に所蔵されている駕籠(かご)が、篤姫が婚礼で使用した駕籠と確認されたことなどが紹介されている。


 タッチパネル型の画面では、全国の篤姫ゆかりの地をスライドショーで見られる。館内のみで受信できるワンセグを利用した情報が配信され、篤姫を演じた宮崎あおいさんへのインタビューなどが楽しめる。


 「篤姫館」実行委員会は「ドラマは終わったが、一度訪れた人にも再度足を運んでもらい、鹿児島の良さを再発見してほしい」と話している。


 閉館する3月31日まで無休。入館料は大人500円、小中学生250円。問い合わせは実行委事務局(099・216・2722)へ。


1/22 読売新聞


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勝海舟や木戸孝允、書の腕前は? 成田で展示

2009-01-27 11:45:22 | 展示会・イベント
 勝海舟、木戸孝允ら、幕末・明治維新期に活躍した人物の書跡が、成田山書道美術館(成田市成田)の「近代日本の書」展で紹介されている。


 同館は江戸期から現代までの書跡を体系的に研究する専門美術館。1992年11月にオープンし、書家はもとより、政治家、文人、画家など広範囲に作品を集め、約4000点の所蔵を誇る。


 今回の展示ではその中から、所蔵品として最も充実している幕末・維新期の92点(一部は外部蔵)を紹介し、それぞれの書風を浮かび上がらせている。


 同館の高橋利郎学芸員によると、たとえば、勝海舟は木の葉が舞い降りるようにゆらゆら柔軟な筆遣いを見せ、漢詩に造詣が深かった木戸孝允が長崎で詠んだ七言絶句は、孝允が筆でも一流の腕前だったことを示している。


 ほかにも伊藤博文、渋沢栄一、岸田劉生ら各界の代表的人物の書が並ぶ。


 高橋学芸員は「幕末・維新期の書は、国のかたちと同様、大きな変容を迫られ、筆にも人物の強いエネルギーと個性が宿っている。そんな魅力を鑑賞してみてほしい」と話している。


 3月1日までで、1月は無休。2月以降は月曜休館。1月24日と2月11日は午後1時から高橋学芸員による説明会がある。入館料は大人500円、高校・大学生300円、中学生以下無料。問い合わせは同館(0476・24・0774)へ。


1/23 読売新聞



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江戸-幕末の絵図16点 城下町の様子など紹介

2009-01-26 16:18:29 | 展示会・イベント
 福井市宝永の市立郷土歴史博物館で、城下町の様子などを描いた絵図を紹介するテーマ展「館蔵絵図展」が開かれている。3月16日まで。


 江戸時代初期から幕末までの作品を中心に16点を展示。このうち江戸時代の「京阪街道一覧」は、福井市の九十九橋を起点に、大津、山科などを経て大坂城へ至る道のりを描写。宿場町までの距離などの情報も記載されている。また、1846年刊行の「日本絵図」には、地名のほかに経線と緯線も記されており、同館は「当時としては非常に精巧で、幕末まで人気を呼んでいた」としている。


 観覧料は210円(中学生以下と70歳以上は無料)。2月7日午後2時から、学芸員が展示の見どころを解説する。問い合わせは同博物館(0776・21・0489)。


1/21 読売新聞社


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岩倉具視:義弟へ、こまやかな愛情示す 宮崎・日南小村記念館で手紙4通発見

2009-01-26 11:43:14 | 展示会・イベント
◇西南戦争アドバイス 「権謀術数」イメージ払しょく


 明治維新の立役者の一人、岩倉具視(ともみ)(1825~83年)が義弟の元飫肥(おび)藩知事、伊東祐帰(すけより)(1855~94年)にあてた手紙4通が、宮崎県日南市飫肥の小村寿太郎記念館で見つかった。西南戦争への対応などをアドバイスしており、義弟へのこまやかな配慮は「権謀術数にたけた政治家」という従来のイメージを変える発見といえそうだ。2月1日から9日まで、同館で一般公開される。


 飫肥城下町保存会学芸員の長友禎治さん(51)が発見した。同館所蔵の藩主・伊東家の文書を整理中、雑多な文書を納めた箱の中にあった。手紙は巻くように折りたたんだ状態で、封筒はなかった。祐帰は、具視の妻の妹文子を2番目の妻に迎え、具視とは義理の兄弟の関係にあった。


 1通目は明治10(1877)年4月16日付。西南戦争下で、当時東京にいた知事の祐帰は、旧臣の飫肥士族が西郷軍へ加勢するのを心配していた。


 具視は官軍優勢の戦況を伝えたうえで「参戦しないように旧臣を説得することは大事。しかし、高圧的に布告するのは良くない。個人的な手紙のやりとりで伝えた方がよい」と助言している。


 明治15年2月の手紙は、祐帰の妻文子が14年11月に20歳で亡くなったことから、伊東家の行く末を心配し「跡継ぎの祐弘は2歳。後妻を迎えて祐弘の養育を任せるのが大事。今がよい機会と考え直し、見合った妻を探してください」と懇切に助言し、慰めている。残り2通は、飫肥への郡役所誘致の陳情や、学習院の学則改正に関する祐帰の意見書などへの返事だった。


 長友学芸員は「祐帰への岩倉の親愛の情や思いやりがうかがわれ、従来の冷徹なイメージとはかなり異なり、驚いた」と話している。


◇岩倉具視
 倒幕運動を進めた幕末の公卿(くぎょう)で、明治維新後は政府の実権を握り、全権大使として岩倉遣外使節団を率い、欧米各国を歴訪した。帰国後、鉄道建設など富国強兵策に取り組んだ。大久保利通らと交わした手紙や書簡は「岩倉公実記」や「岩倉具視関係文書」にまとめられている。


1/25 毎日新聞


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篤姫マーク決め手 米博物館にあった「駕籠」里帰り

2009-01-16 14:03:00 | 展示会・イベント
 NHK大河ドラマ「篤姫」のヒロインとして話題になった天璋院篤姫の婚礼用の駕籠(かご)(女乗物)が、江戸東京博物館(東京都墨田区)の特別展「珠玉(たま)の輿(こし)~江戸と乗物~」で公開されている。この駕籠は長い間所在が分からなくなっていたが、ドラマを放送中の昨年7月、米スミソニアン博物館で現存が確認された。米国での発見時には“正体不明”とされていた駕籠が、篤姫所用の品と認められ、久しぶりの“里帰り”を果たすことになった決め手とは-。(萩原万貴枝)


 駕籠は、篤姫が徳川13代将軍、家定との婚礼(1856年)の際に使用されたものとみられる。駕籠が海外へ渡った経緯は謎に包まれている。調査を担当した同館学芸員、斎藤慎一さんは「これまでに江戸時代の駕籠が海外で見つかる例は多く、今回の篤姫の駕籠もそのひとつ」と話す。ただし海外流出の時期やルートも「一切分かっていません」。1868年の江戸城開城後、明治新政府の一策により海外に売却されたともいわれるが、それも推測の域を出ないという。


 はっきりしているのは、1984年、サザビーズ(ロンドン)のオークションに出品されたこの駕籠を、古物商を経て、スミソニアン博物館が購入・所蔵したということのみ。同博物館で調査したところ、駕籠には、由来の解明につながる添付資料もなく、制作者のサインも見当たらなかった。ただ、駕籠の“黒漆塗りに家紋を散らし、唐草文様の蒔絵(まきえ)を施した外装”は、当時の風俗書による「最上級の女乗物」の記述と一致。家紋は近衛家の牡丹紋と徳川家の葵紋とわかった。


 今回の斎藤さんの調査で、決定的な“証拠”となったのは、「二葉葵唐草(ふたばあおいからくさ)」の文様だった。


 「二葉葵唐草は、篤姫の婚礼調度に用いられた“篤姫専用マーク”です。その蒔絵が施されていた。また、12代将軍の側室で篤姫の義母にあたる本寿院(ほんじゅいん)の駕籠が日本に現存しているのですが、形状などを比べると、同時代に同一の工房で制作されたことがうかがわれた」


 会場では、篤姫と本寿院の駕籠が横ならびで展示されている。内装をのぞくと、上部は格式の高い「格(ごう)天井」で仕上げられ、側面には源氏物語の一場面「胡蝶」の図が描かれている。まさに“動く御殿”のそろい踏みだが、2つの「胡蝶」をじっくりと見比べると、同一場面ながら構図や筆のタッチに微妙な違いがある。精巧なのは将軍正室・篤姫のほう。こんなところに正室と側室との“格差”が-なかなかシビアだ。


 会場には、大河ドラマで使用された篤姫の駕籠も展示されている。制作時にはまだ、篤姫の駕籠の存在が知られていなかったため、NHK美術チームが参考にしたのは、薩摩藩の支藩の姫が婚礼に使った駕籠だった。文様の違いや材質の差はあるものの、全体的な印象は、なかなか実物に近い。他に徳川家康の駕籠なども展示され、貴人の乗物を通して江戸という時代にアプローチできる。


 2月1日まで。問い合わせはTEL03・3626・9974。


1/14  産業経済新聞社


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長崎さるく:「幕末編」マップ完成 薩摩藩士ゆかりの史跡、名所巡る

2009-01-15 10:17:46 | 幕末ニュース
◇長崎開港150周年記念、4月スタート 修学旅行客などに新コースPR

 江戸末期の長崎開港から今年は150周年。これを記念して、長崎市のまち歩き観光キャンペーン「長崎さるく」が今年4月からスタートさせる「幕末編」の、まち歩きマップ第1弾が完成した。薩摩藩士らゆかりの史跡や名所を巡るコースで、今年度中に長州、土佐、肥前の「薩長土肥」各藩のコースをそろえる計画。市は「明治維新を成し遂げた雄藩それぞれが活躍した長崎の舞台を楽しんで」とPRする。


 新作マップは「長崎の中の薩摩・鹿児島」。家老の小松帯刀(1835~70年)や、後に実業家となる五代友厚(1836~85年)らが設計に携わった小菅修船場跡(国指定史跡)▽政商トーマス・グラバー(1838~1911年)が薩摩藩士をかくまった旧グラバー住宅(国指定重要文化財)▽西南戦争の戦死者を埋葬した晧台寺――などを結ぶ2コースを紹介。合わせてガイドツアー「学さるく」も企画する。


 市さるく観光課は「鹿児島は『篤姫』ブームで幕末への関心が高い。修学旅行など団体客向けに新コースをPRし、長崎と薩摩藩の関係を知ってもらいたい」と話す。「幕末編」が始まる4月23日までに「薩長土肥」の4コースと、坂本龍馬(1836~67年)ゆかりの3コースを追加する。


1/14 毎日新聞


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勤王志士、無念の遺品 切腹の装束など15点 南国の民俗資料館

2009-01-09 22:17:45 | 展示会・イベント
 尊皇攘夷を推し進めた幕末の志士で、土佐勤王党に属した望月亀弥太(1838~64)と間崎滄浪(そうろう)(1834~63)にまつわる資料を紹介する「維新の志士たちの遺品-文教協会所蔵資料から」が、南国市岡豊町の県立歴史民俗資料館で開かれている。坂本龍馬とともに暗殺された中岡慎太郎が亀弥太にあてた書状や、滄浪が切腹時に身につけていたはかまなど15点が並び、維新前に倒れた無念が伝わる。


 志士の子孫から資料を預かり保管していた県文教協会から昨年2月、同館に約200点が移され、その一部を展示。新選組に襲撃された池田屋事件で落命した亀弥太の資料には、辞世の句「行く秋に よし後るとも紅の 散りてぞ匂(にお)え 木々の紅葉」の書き付けがあり、散りゆく紅葉に自分を例え、取り残されても尊皇に殉じる心構えが伝わる。


 高知市北端町、主婦谷岡裕子さん(69)は「この2人がいなかったら時代は動かなかったのかもしれない。高知の財産ですね」と話していた。

 3月1日まで。観覧料500円(高校生以下無料)。


1/9  読売新聞


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「豪快」絶賛 勝海舟、山岡鉄舟へ友情の掛け軸 人物画と漢詩

2009-01-07 11:45:53 | 幕末ニュース
 江戸時代の幕臣・勝海舟(1823~99年)が、ともに江戸城無血開城に奔走した幕臣・山岡鉄舟(1836~88年)を称賛する漢詩と人物画をしたためていた。海舟が、亡くなる直前の鉄舟に贈ったとされ、ごく一部にしか知られていなかった掛け軸。海舟が鉄舟にあてた書簡は十数通見つかっているが、人柄に触れた詩や絵は珍しく、専門家は「2人の友情を裏付ける貴重な資料」としている。


 掛け軸は縦137センチ、横33・5センチ。「英邁豪果 一好男子 撃剣精妙 悟入衆理 八萬子弟 誰亦是比」(才能豊かな豪快な男で剣に優れている。行動や言葉に真理があり、8万人の弟子に彼を上回る者はいない)という墨書の漢詩に、ひげを生やし、剣を手に座る鉄舟の絵を添えている。


 霊山(りょうぜん)歴史館(京都市東山区)の木村幸比古・学芸課長が2007年、古美術商から購入し、筆跡や落款などを調べた結果、海舟の作であることが確認された。


 掛け軸は元々、鉄舟が開いた剣術「無刀流」の門人たちが保管し、海舟が鉄舟の病気を知って筆を執ったものと語り継いでいたという。その後、東京の鉄舟研究家が近年まで所蔵。研究家の死後、古美術商に渡った。


 鉄舟は戊辰戦争(1868~69年)時、海舟らの意を受け、単身で官軍駐留地に乗り込んで西郷隆盛と面会し、無血開城を交渉。海舟と西郷の最終会談にも立ち会った。剣や書の達人とされ、維新後は明治天皇に仕えた。


 木村課長は「人を褒めない性格で知られる海舟が、鉄舟を手放しにたたえている点が興味深い。互いに認め合った深い友情が感じ取れる」と話し、同館での公開を検討している。


1/6  読売新聞


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坂本龍馬と長崎テーマに企画展

2009-01-06 11:44:35 | 展示会・イベント
 坂本龍馬と長崎の関係をまとめたパネル展「日本を、せんたくいたし申候~長崎の坂本龍馬~」が、長崎市松が枝町のナガサキピースミュージアムで開かれている。25日まで。


 坂本龍馬を研究する同市の市民団体「亀山社中ば活かす会」設立と、同市の「龍馬像」建立がともに20周年を迎え、同ミュージアムが企画した。


 龍馬が勝海舟と陸路で初めて長崎に来た道のりや、姉の乙女にあてた手紙など、13のテーマについてまとめた。作家、司馬遼太郎さんの新聞連載小説「竜馬がゆく」第1回の複写なども展示している。


 同ミュージアムの増川雅一専務理事は「新しい文化を吸収して新たな世界を目指した龍馬について知ってほしい」と話していた。


1/4  読売新聞


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DVD「土方歳三と箱館」制作 地元タクシー会社と大学

2009-01-05 11:43:09 | 幕末ニュース
◆観光PRに車内で上映へ


 幕末に新撰組副長として活躍し箱館戦争で散った、土方歳三の生涯をまとめたDVD「土方歳三と箱館」を、函館タクシー(岩塚晃一社長)が公立はこだて未来大学の協力で制作した。道南や東京都内を時間をかけて取材した力作で、タクシー車内で流し、観光客に土方と函館の関係について知ってもらうのが狙いだ。


 DVDは2部構成で約1時間。第1部は土方の生涯をダイジェスト版で紹介。第2部では、函館市の五稜郭や土方の出身地の東京・日野市でも取材し、土方の子孫や研究者ら11人へのインタビューを盛りこんだ。


 DVDは携帯型プレーヤーと一緒にタクシー予約客に貸し出す。毎年5月の「箱館五稜郭祭」などの際には、同社が運行する函館空港-函館駅間のシャトルバスでも上映する予定だ。


1/4  読売新聞


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没後150年、松陰の企画展

2009-01-05 11:41:39 | 展示会・イベント
 今年、没後150年を迎える幕末の志士、吉田松陰(1830~59年)ゆかりの品を紹介する「山口の先人の足跡をたどる 新春書画展」が3日、山口市湯田温泉のおおすみ歴史美術館で始まった。


 松陰が恩師にあてた直筆の書状や、松陰を慕って松下村塾で学んだ弟子の久坂玄瑞や伊藤博文、山田顕義らの書が集められたほか、新春を祝う作品として、県ゆかりの日本画家、大庭学僊(おおばがくせん)の「群鶴図」など約50点を展示している。


 同館の江戸康尹副館長は「遺品や書を通して、松陰ら山口出身の先人たちの偉業について、改めて学ぶきっかけにしてほしい」と話している。


 入館料は一般200円、大学生150円、高校生以下無料。31日まで。火曜日は休館。


1/4  読売新聞


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開国150年記念企画展 黒船来襲の対応を紹介

2009-01-03 11:40:36 | 展示会・イベント
 江戸時代末期に相次いで来航した外国船に対し、高松藩が瀬戸内海沿岸に築いた防備施設などを紹介する企画展「黒船を見張る-幕末高松藩の海防施設-」が、高松市玉藻町の県立ミュージアムで開かれている。2月1日まで。


 1858年に日米修好通商条約が締結され、150年を迎えたのを記念して開催。同条約をきっかけに横浜、長崎、神戸などが開港し、瀬戸内海にも外国船が頻繁に通過するようになり、高松藩も沿岸に大砲台や、沿岸に近づいたことを城に知らせるための狼煙(のろし)場などを設置した。


 企画展では、アメリカからペリーが53年に浦賀(神奈川県)に来航した際、高松藩も警備に加わったことを記録した絵図や、現在の東かがわ市から丸亀市までの沿岸11か所にあった狼煙場の絵図など約60点を展示。黒船来航が県内にもたらした騒動を物語る数々の資料を、訪れた人たちは興味深そうに見入っていた。


 岡山県倉敷市の会社員小川二三夫さん(57)は「黒船が瀬戸内海に住む人々にも大きな影響を与えていたことを初めて知り、驚きました」と話していた。


 入館料は一般400円、高校生以下と65歳以上は無料。問い合わせは、同ミュージアム(087・822・0002)。


1/1 読売新聞


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