大阪龍馬会

1987年に創立して2017年は創立30周年。龍馬好きの集まった大阪龍馬会が龍馬会の活動をお知らせします。

幕末の諏訪を紹介 諏訪市博物館で企画展

2008-04-29 23:00:05 | 展示会・イベント
 諏訪市博物館で26日から、企画展「高島藩主・諏訪忠誠と動乱の幕末―幕府老中を務めた諏訪の殿様」が開かれる。江戸幕府の要職を歴任した高島藩第9代藩主、諏訪忠誠(1821―1898年)を取り上げ、ゆかりの資料から忠誠の実績や緊迫感あふれる幕末の様子を紹介する。

 諏訪忠誠は寛政の改革で有名な松平定信を母方の祖父に持ち、若年寄や寺社奉行、老中など江戸幕府の要職を務めた。第2次長州征伐に反対して老中を辞職。その後も、次々と続いた高島藩の難局をしのいだ。

 企画展では、「伝諏訪忠誠所用紺糸威二枚胴具足」などの鎧兜、高島藩兵と水戸天狗党との交戦を描いた「和田嶺合戦図」、同合戦で使われたという大砲の玉をはじめ、歴代将軍家とのつながりを示す書状、藩所有の国産第1号とされる天体望遠鏡、忠誠の肖像写真など、初公開品を含めて同館所蔵品を中心に約60点を展示。祖父の松平定信、母の清昌院にまつわる資料も並べる。

 同館では「動乱の江戸幕府の中枢部にいた忠誠の実績を知ってもらうとともに、幕末のきな臭さや切羽詰った雰囲気を感じてほしい」と話している。

 6月22日まで。時間は午前9時―午後5時。月曜休館(29日―5月6日の大型連休中は無休)。オリジナルかぶと作り(4月29日)、「ぎゃらりーとーくスペシャル」(6月14日)などの関連イベントも企画している。問い合わせは同館(電話0266・52・7080)へ。

 同館では今年度、地域住民に気軽に足を運んでもらおうと、リピーター(再来館者)割引制度を導入する。企画展初日の26日から年度末までを試行期間として実施。個人入館者を対象に、入館した日から4カ月以内に再び来館すると、一般210円(通常310円)、小中学生100円(同150円)の団体割引料金で入館できる。

長野日報 4月26日

龍馬の人生楽しく学習 霊山歴史館の木村課長ら検定クイズ本出版

2008-04-22 12:07:27 | 幕末ニュース
「幕末検定クイズ 龍馬編」を著した霊山歴史館の木村幸比古学芸課長(右)と木村武仁学芸員=京都市東山区
 「お龍(りょう)と霧島山に登った時、いたずらしたご神体は?」。楽しみながら坂本龍馬への理解を深めてもらおうと、京都市東山区の霊山歴史館の木村幸比古学芸課長と木村武仁学芸員が「幕末検定クイズ 龍馬編」(淡交社)を出版した。

 同館は昨年11月、龍馬に関する問題100問と解答用紙をセットにした「坂本龍馬検定」の販売を始めた。この検定が好評で、熱心なファンから「もう一歩踏み込んだレベルの問題を」「答えの解説がほしい」などの声が寄せられたため、内容を一新して出版した。

 今回も、龍馬の誕生から暗殺までを100問にまとめた。1ページに1問ずつ、「龍馬が剣術で最初にもらった目録は?」「龍馬と中岡慎太郎を襲った刺客が切る際に発した言葉は?」といった4択式の問題と詳しい解説を掲載した。

 ほかに、龍馬のユニークな考え方や人柄を紹介したコラムもある。

 46判変型で135ページ。1260円。京都や滋賀の主な書店に置いている。

 問い合わせは淡交社TEL075(432)5151。

京都新聞 4月19日

’08北陸アカデミー:幕末の役人の日記、ブログ仕立てで金沢を発信

2008-04-22 12:05:31 | 幕末ニュース
◇領域超え研究者集結--幕末の役人・梅田甚三久の日記、ブログに仕立てた「遍プロジェクト」
◇酒と朝風呂が大好き、はしご酒で午前様を後悔も…ユニークな内容で

 好きなものは酒に朝風呂。秋は卯辰山で茸(きのこ)狩り、大みそかは主計町のそば屋で無事を感謝する。夫ははしご酒の午前様を後悔気味なら、妻は姑(しゅうとめ)と喧嘩して家を飛び出した友人に「早まるな」といさめる……。

 金沢の浅野川沿いに住んだ一役人、梅田甚三久(1833-98)が幕末の1864(元治元)年~67(慶応3)年の間、身の回りを克明に記した「梅田日記」(梅田氏蔵、金沢大寄託)。

 当時の衣食住や年中行事、維新間近の世相を知る貴重な歴史資料だが、今に通じる庶民の人情模様に思わず笑ってしまう。

 このユニークな日記で金沢を発信できないか? 学問領域を超えて研究者たちが集まった。北陸先端科学技術大学院大の堀井洋・助教(情報システム学)を中心に、06年末に立ち上がった「遍(あまね)プロジェクト」だ。

 きっかけは夫婦の会話。堀井助教は医療情報ネットワークの開発などに携わってきた。「研究を地域振興に役立てたい」。06年暮れ、妻の美里さんに相談した。「梅田日記は?」。美里さんは金沢大で日本近世史を専攻する研究者。池田屋事件を記述する点など日記の高い史料価値は認識していた。歴史とIT。その接点に計画はスタートした。

 昨年9月、現代版日記であるブログに仕立てた「梅田日記ぶろぐ」(http://amane‐project.jp/から閲覧可能)をネット上に公開。口語訳、原文、原典写真を掲載している。口語訳は美里さんらが担当。表示技術などは画像診断などで堀井助教が培ったノウハウを活用した。例えば元治元年旧6月の文書画像の上にマウスを動かせば、池田屋事件の説明が示されるという具合だ。

 一方、梅田日記を地域ブランド化するアイデアも広がっている。昨年11月には日記の舞台の東山界隈を巡るツアーを開催。来月には日記に登場する酒肴を再現する集まりも計画する。このあたりの仕掛けは、金沢星稜大の沢田史子非常勤講師(観光情報学)の専門分野だ。「前田のお殿様だけでなく、庶民の金沢を伝えたい」と意気込む。ユニークな取り組みが評価され、今月、総務省の研究資金を新たに獲得した。

 「梅田日記ぶろぐ」へのアクセス数は1日1000件を超えることも。「何のために書いたという訳じゃない。だから面白い」と堀井美里さんは言う。当の梅田甚三久。草葉の陰から苦笑いしているだろうか。

毎日新聞 2008年4月18日 地方版


明治政府の初代司法卿、江藤新平しのぶまつり

2008-04-17 11:41:02 | 幕末ニュース
 佐賀藩出身で、明治政府の初代司法卿として近代法制度の成立に尽力した江藤新平(1834~1874年)をしのぶ「江藤新平卿銅像まつり」が14日、佐賀市の神野公園にある江藤の銅像前で行われた。

 銅像が建立された翌年の1977年から毎年、佐賀観光協会が命日(4月13日)の翌日に営んでおり、32回目。今年は約100人が参列し、同協会の音成日佐男会長や、江藤のひ孫の江藤兵部さん(68)(埼玉県春日部市)らが玉ぐしをささげた。

 明治維新史の研究で知られる毛利敏彦・大阪市立大名誉教授が特別講演し、「江藤は人権の父。長生きしていれば、もっと多くの功績を残しただろう」と述べた。江藤が首謀者として処刑された佐賀の乱(1874年)については、「学問としてきちんと研究されていない」と指摘。薩摩藩出身の大久保利通が江藤を抹殺するために仕掛けた謀略だったとの説を展開した。

 兵部さんは「没後100年以上がたち、曽祖父が権力闘争の犠牲者だったことが分かった。本人も草葉の陰で喜んでいるだろう」と謝辞を述べた。

(2008年4月15日 読売新聞)

高杉晋作:顕彰し墓前祭 東行庵に200人参列

2008-04-17 11:38:44 | 幕末ニュース
 幕末の志士、高杉晋作の142回目の命日に当たる14日、晋作の墓がある下関市吉田町の東行庵で毎年恒例の墓前祭があった。また、晋作が亡くなった同市新地町の「終えんの地」でも碑前祭があり、多くの人が維新の英雄を顕彰した。

 晋作は幕末期、武士や農民を集めた奇兵隊の創設や倒幕挙兵など「維新の源泉」とたたえられている。

 しかし1867年、維新を目前に肺結核で死去。27歳の若さだった。地元には没後140年が過ぎても早世を惜しむファンが多い。

 墓前祭には奇兵隊隊員の末裔(まつえい)や地元住民ら約200人が参列。地元の吉田緑保育園の園児たちが花びらをまいて墓前を清める「散華の舞」を披露した後、参列者の焼香に続いて居合道や詩吟が厳かに奉納された。

 その後、維新を描いた著作が多い同市在住の直木賞作家、古川薫さん(82)が講演。晋作が死去までの約5年の間に成し遂げた偉業について解説した

毎日新聞 2008年4月15日 地方版

龍馬の足跡語り継ぐ ゆかりの下田に愛好者の会

2008-04-16 11:43:17 | 幕末ニュース
 幕末の志士として活躍した坂本龍馬と縁を持つ下田市で13日、地元の愛好家ら約20人でつくる伊豆龍馬会(竹岡幸徳代表)が発足した。市内で開かれた式典には県内外から約100人の関係者が出席し、同会が進める龍馬を通じたまちおこしに期待を寄せた。
 土佐藩を脱藩した龍馬をめぐり、勝海舟が元藩主の山内容堂から龍馬の放免を取り付けた会談場所「謁見(えっけん)の間」が1月、竹岡代表が住職を務める宝福寺=同市1丁目=で整備されたことを契機に発会した。同会は龍馬や幕末に関する伊豆半島の歴史啓発をはじめ、「龍馬市」と名付けた青空市による広報活動なども展開する。
 発足式では、容堂が差し出した杯を海舟が空けて話をまとめたとされる当時のエピソードにちなみ、各地の龍馬ファンらでつくる「全国龍馬社中」の小美濃清明副会長が注いだ酒を竹岡代表が飲み干して発会を祝った。龍馬と海舟をテーマにした小美濃副会長による記念講演も行われた。
 関係者によると、龍馬愛好家のグループは全国に約120団体あり、県内では浜松龍馬会に次いで2団体目という。

静岡新聞 4月15日

明治政府の初代司法卿、江藤新平しのぶまつり…佐賀

2008-04-15 23:55:25 | 幕末ニュース
 佐賀藩出身で、明治政府の初代司法卿として近代法制度の成立に尽力した江藤新平(1834~1874年)をしのぶ「江藤新平卿銅像まつり」が14日、佐賀市の神野公園にある江藤の銅像前で行われた。

 銅像が建立された翌年の1977年から毎年、佐賀観光協会が命日(4月13日)の翌日に営んでおり、32回目。今年は約100人が参列し、同協会の音成日佐男会長や、江藤のひ孫の江藤兵部さん(68)(埼玉県春日部市)らが玉ぐしをささげた。

 明治維新史の研究で知られる毛利敏彦・大阪市立大名誉教授が特別講演し、「江藤は人権の父。長生きしていれば、もっと多くの功績を残しただろう」と述べた。江藤が首謀者として処刑された佐賀の乱(1874年)については、「学問としてきちんと研究されていない」と指摘。薩摩藩出身の大久保利通が江藤を抹殺するために仕掛けた謀略だったとの説を展開した。

 兵部さんは「没後100年以上がたち、曽祖父が権力闘争の犠牲者だったことが分かった。本人も草葉の陰で喜んでいるだろう」と謝辞を述べた。

(2008年4月15日 読売新聞)

いろは丸事件、積み荷の銃は龍馬のはったり? 広島

2008-04-13 13:25:44 | 幕末ニュース
 広島県福山市の鞆の浦沖で幕末に、衝突事故により沈没した坂本龍馬率いる海援隊の商船「いろは丸」(160トン)とみられる船体の第4次調査で、海中から引き揚げられた遺物が11日、保存処理作業にあたっていた京都市埋蔵文化財研究所から福山市教委に返還された。これまでの調査では、積み荷とされた銃の部品などは見つかっておらず「交渉を有利にするための龍馬のはったり」との見方も出ている。

 平成17年に行われた第4次調査では、船体後部から遺物を収集しており、船体前部で収集を行った昭和63~平成元年にかけての3回にわたる調査の結果とあわせて全体の遺物をほぼ網羅したことになる。

 今回、返還されたのは約220点で、ドアノブなどの内装品や船具、積み荷の水銀朱を入れた木箱、刀の柄などに用いられた鮫皮(エイの皮)を保管するための台座などのほか、履き込まれた革靴の靴底などが含まれている。

 紀州藩の軍艦「明光丸」(887トン)と衝突、沈没したいろは丸をめぐっては、龍馬が船体のほか、積み荷の最新式銃などの補償をめぐって紀州藩と交渉。巨額の賠償金の獲得に成功しているが、これまでの調査では銃の部品はまったく見つかっていない。

 このため、調査にあたった水中考古学研究所の吉崎伸理事(水中考古学)は「積み荷に銃があったとしたのは、補償交渉を有利に運ぶための龍馬のはったりだったのでは」と話している。

4月12日 産経新聞

維新140年 長州砲古里へ

2008-04-12 13:24:28 | 幕末ニュース
 明治維新から140年を経た今年、幕末に長州藩が製造した大砲「長州砲」一門が英国から萩市に里帰りする。長州藩が欧米の列強に大敗し近代化へかじを切る契機となった下関戦争(1864年)で戦利品として持ち去られていた。6月から来年2月まで、萩博物館(萩市)のロビーで展示する。

 この長州砲は青銅製で、長さ185.9センチ、口径8.8センチ、重さ約1トン。藩命で大砲を量産した鋳物師(いもじ)・郡司喜平治が1844年、藩指定の郡司鋳造所で日本伝統のたたら技術を使って造った。

 長州藩が1860年代前半、欧米列強の攻撃に備えて関門海峡を望む下関砲台に据えた約100門のうちの一門。下関戦争に参戦した英国、フランス、オランダ、米国のうち英国軍が接収し、現在はロンドン郊外の王立大砲博物館で展示されている。


4月11日 中国新聞

京都御苑、明治期 門番所新しく

2008-04-11 13:23:06 | 幕末ニュース
 京都御苑(京都市上京区)で、幕末の動乱の舞台になった堺町御門の保存改修工事が完了し、明治期にはあったとみられる門番所が新しくなった=写真。

 門の東西両側には木造平屋建て約110平方メートルの門番所が設けられていたが、老朽化が激しく、近年使われていなかった。環境省京都御苑管理事務所が昨秋から、土壁や屋根瓦を新調し、古い木材を補強した。

 堺町御門では1863(文久3)年、長州藩が門の警備役から追放される政変があった。5月の葵祭では、装いを新たにした門を通って、行列が市街地へと進む。

4月10日 京都新聞

ジョン万登用 経緯の書状山内家資料館

2008-04-11 13:18:51 | 幕末ニュース
老中が容堂公にあて

 幕末、日米修好に活躍することになるジョン万次郎(中浜万次郎、1827~98年)を幕臣に登用した幕府の老中・阿部正弘が、土佐藩主山内豊信(とよしげ)(容堂)にあてた書状が高知市鷹匠町の土佐山内家宝物資料館で見つかり、今月から公開されている。「中濱萬次郎」を「切米二十俵二人扶持(ぶち)」で召し抱えたことなどが記されている。幕末史を彩った3人の名がそろい踏みした書状は珍しく、同館は「ファンにはたまらない資料」としている。

 同館が山内家から寄贈された約3万点の古文書の中から3年前に見つけ、調査していた。

 現在の土佐清水市の漁師だった万次郎は、14歳で出漁中に遭難し、アメリカの捕鯨船に救助されて渡米。航海、造船の技術などを学び、帰国後は土佐藩士に取り立てられた。1853年、ペリー来航に慌てた幕府は、アメリカの事情に詳しい万次郎を土佐藩から引き抜いた。

 書状は、万次郎登用の礼状をあてた容堂に対する返事で、1854年1月付。幕府の役人の中では下級といえる「御普請役格」として召し抱えたことや、「礼状は老中一同で見た」という内容が記されている。万次郎の名は文中にあり、「阿部伊勢守 正弘」、「松平土佐守」(容堂)の名が最後に記されている。

 万次郎について、容堂や阿部ら政治のトップが直接言及した文書は珍しく、渡部淳館長(日本近世史)は「一介の漁師だった万次郎が、幕府に召し抱えられた経緯の最後の一幕がわかる資料」と評価。「幕末資料はまだまだ整理中で、今後も新しい発見があるかもしれない」としている。

(2008年4月10日 読売新聞)

初の本格的なネット龍馬検定 高知県立坂本龍馬記念館が14日にサイトオープン

2008-04-10 13:20:48 | 幕末ニュース
 幕末の志士・坂本龍馬の故郷にある高知県立坂本龍馬記念館が、インターネット上で楽しめる「坂本龍馬検定」を、14日午前9時からサイトオープンさせる。本格的な龍馬検定は、京都の幕末維新ミュージアム「霊山歴史館」と、「神戸高知県人土陽会」が筆記試験で行っているが、高度な知識を要するネット検定は初。7日、高知県庁で記者会見した森健志郎同記念館長は「全国の悩める30歳代や団塊の世代などに熱心な龍馬ファンが多いが、ネット検定で、裾野を広げたい」と意欲をみせた。

 同館の「坂本龍馬検定」は、初級編、中級編、上級編の3段階あり、14日には初級編をオープン。中級編は8月、上級編は11月にオープンさせる。

 初級編は無料で、龍馬の生涯をベースにした三択式の25問。1問につき1分でクリアせねばならず、100点満点の80点以上になると合格する。しかし「龍馬脱藩後、暗殺された吉田東洋の暗殺者に含まれないのはだれ」など、同館職員でも80点取れるかどうかの難問がある。

 ご当地に行かないと分からない設問なども含めた中級編と、上級編はそれぞれ50問で、1カ月ごとに問題を更新する。設問は出身地の記念館の意地として、大学で龍馬を専攻した学生でも満点はとれない難度にし、1000円の検定料を求める。

 このため同館の学芸員並みの知識が求められる上級編の90点以上の合格者は、同館の生涯入館許可証と、龍馬知識普及隊士の認定証も与えることにした。検定サイトは、同館のホームページのトップ画面にリンクさせる。

(産経新聞 4月8日)

初の本格的なネット龍馬検定

2008-04-08 12:39:00 | 幕末ニュース
 幕末の志士・坂本龍馬の故郷にある高知県立坂本龍馬記念館が、インターネット上で楽しめる「坂本龍馬検定」サイトを14日からオープンする。本格的な龍馬検定は、京都の幕末維新ミュージアム「霊山歴史館」や「神戸高知県人土陽会」が筆記試験で行っているがネットでは初めてという。

 サイトでは、初級編、中級編、上級編の3段階の検定を設ける予定で、14日にはまず初級編を立ち上げる。中級編は8月、上級編は11月から開始する予定。

 初級編は無料で、龍馬の生涯をベースにした三択式の25問。制限時間は1問につき1分とし、100点満点の80点以上で合格する。初級編とはいえ、「龍馬脱藩後、暗殺された吉田東洋の暗殺者に含まれないのはだれ」など、同館職員でも難しい設問も。

 中級編、上級編では、ご当地を訪れないと分からない設問なども含める予定で、1000円の検定料を徴収、50問の問題は1カ月ごとに更新する。

 同館の学芸員並みの知識を求める上級編で90点以上獲得した人には、同館の生涯入館許可証と、龍馬知識普及隊士の認定証を与える。同館の森健志郎館長は「熱心な龍馬ファンは多い。ネット検定で裾野を広げたい」と話している。

4月7日 産経新聞

維新志士衣装など800点…京都で時代祭展開幕

2008-04-06 12:35:59 | 展示会・イベント
 京都三大祭の一つ、時代祭で使われる衣装や甲冑(かっちゅう)、道具類など約800点を約1年半かけて紹介する「時代祭展」が5日、京都市左京区の京都伝統産業ふれあい館で開幕した。時代祭行列の先頭を飾る「維新勤王隊列」の鼓笛隊も登場し、祭りムードを盛り上げた。

 源氏物語千年紀の記念事業。2009年12月まで、14期に分けて紹介し、5月11日までの1期は「明治維新時代」がテーマ。会場には、勤王隊の隊長や兵士、「維新志士列」に登場する橋本左内、三条実美(さねとみ)ら計12人の衣装が飾られた。

 同区の主婦宮本美恵子さん(57)は「沿道で見る時代祭行列と違い、間近で衣装をじっくり見ることができた。種類の多さに驚きました」と話していた。入場無料。

(2008年4月5日 読売新聞)