写真を鑑定 若き日のおりょうさんか スポニチ 05月15日
研究者やファンの間で坂本竜馬の妻「おりょう(竜)」かどうか論争になっていた若い女性の写真を、警察庁の科学警察研究所が、本人と確認されている晩年の写真と比較、15五日までに「同一人物の可能性がある」との鑑定結果をまとめた。鑑定を依頼した高知県立坂本竜馬記念館が同日、発表した。
論争の対象は、格子柄の着物を着た30歳前後とみられる女性の写真。裏に「たつ」と書かれ、おりょうだという声が出る一方、「若いころは撮影を拒んでおり、別人」との意見も出て、見方が分かれていた。
同館は1月、おりょうと特定されている60代の写真も科警研に渡して鑑定を依頼していた。
鑑定は顔の輪郭など7項目を精査。目や鼻の位置などに整合性が認められ、「別人であることを本質的に示す根拠はない」と結論づけている。
同館の森健志郎館長は「科学的な鑑定で、あいまいな推測から一歩進んだ。おりょうの可能性が高まった貴重な結果だ」としている。
お龍:異論あった若い写真「別人の根拠なし」 毎日新聞 5月15日
坂本龍馬の妻お龍(りょう)(1841~1906年)の若いころを写したとされながら、異論もあった写真について、警察庁科学警察研究所が、本人と唯一確定している晩年の写真と比較し、「別人と示す根拠はない」と結論付けた。鑑定を依頼した高知県立坂本龍馬記念館(高知市)が15日、発表した。
鑑定された写真は01年に見つかった。お龍が32歳の時(1873年)に東京の写真館で撮影したとされる。美人ぶりを示すものとして知られるが、服装などから本人か疑問視する声もあった。
科警研は晩年(60歳ごろ)の写真と顔の輪郭や目などの位置や形を分析。目や口の形などに相違があるが、「年齢差を考慮するならば同一人でも生じる差」と認定。下唇の下側の隆起や小鼻の膨らみ具合などが酷似しており、「同一人と示唆することが科学的に妥当な判断」と結論付けた。
若き日の龍馬の妻と「同一人の可能性」 科警研 産経新聞 5月15日
お龍さんと「同一人物の可能性がある」との鑑定結果が出た若い女性の写真 研究者やファンの間で坂本龍馬の妻「おりょう(龍)」かどうか論争になっていた若い女性の写真を、高知県立坂本龍馬記念館が警察庁科学警察研究所に鑑定を依頼し、「同一人の可能性がある」との結果が出た。15日、同館が発表した。
お龍の写真で裏付けがあるのは、晩年の63歳ごろの1枚だけ。うりざね顔の32歳ごろの写真2枚は芸者風の姿なので、否定的見解もあった。
科警研では、若いころの写真のうち陰影のはっきりしている座り姿の写真と晩年の写真の顔型、眉(まゆ)、目、鼻、口、耳の位置や形をコンピューターで解析した。輪郭はほぼ同じで、目、鼻、口の位置も同一だと確認できた。
同館では「芸者風なのは、写真撮影時に当時のハイカラなモデル風に撮影したため。お龍はやはり色白の京美人だった」とし、さっそく特別コーナーを設けることにした。
やっぱりお龍さん? 写真の女性、龍馬の妻の「可能性」 朝日新聞 05月16日
幕末の志士、坂本龍馬の妻お龍(りょう)(1841ごろ~1906)か否かを巡って論議が続く若い女性の写真を、警察庁の科学警察研究所(千葉県柏市)が鑑定した結果、本人の晩年の写真と比較して「同一人の可能性がある」と結論づけた。鑑定を依頼した高知県立坂本龍馬記念館が15日発表した。
写真は00年末、東京の古写真収集家のコレクションから見つかり、いすに座った30歳前後と見られる女性が写っている。被写体がお龍と唯一確認されている写真の顔つきと似ていたが、決め手に欠け、記念館が1月、科警研に鑑定を依頼していた。
科警研は、顔型や鼻、唇の特徴を分析し、「同一人の可能性がある」と結論づけた。ただ、双方の写真の撮影時期に約30年の差があることなどから断定は避けているという。鑑定書の内容や写真などは近く館内で紹介される。
記念館の森健志郎館長は「お龍の可能性が高まった」と話している。
若い日の「お龍さん」写真は本物?警察庁科警研が鑑定 読売新聞 5月15日
若き日のお龍と見られる写真(井桜直美氏所蔵) 歴史研究者の間で真偽論争が起きている坂本龍馬の妻、お龍(りょう)(1841~1906年)の若いころとみられる写真(井桜直美氏所蔵)について、警察庁の科学警察研究所(千葉県柏市)が、唯一本人と確認されている60歳ごろの写真(神奈川県・信楽寺所蔵)と比較し、「同一人物の可能性がある」との鑑定結果を出した。
鑑定を依頼した高知県立坂本龍馬記念館が15日発表した。
写真は、いすに座った30歳前後の女性。幕末維新の人物を集めた写真集に掲載されていたのを京都国立博物館の宮川禎一・考古室長が2001年に見つけた。
研究者の間では、お龍が写真撮影を嫌っていたとされることから“お龍説”を否定する意見があり、龍馬記念館が今年1月、写真鑑定設備や技術がある科警研に依頼、2枚の写真を比較してもらった。
龍馬記念館によると、顔の輪郭や目、鼻、口など7項目に分類して鑑定。目、鼻、口の位置や輪郭、鼻の下の長さ、下唇とあごの間の隆起などに整合性が認められ、「別人であることを本質的に示す根拠はない」と結論づけられたという。
龍馬記念館の森健志郎館長は「お龍説が一歩前進したことになり、貴重な結果だ」と話している。
研究者やファンの間で坂本竜馬の妻「おりょう(竜)」かどうか論争になっていた若い女性の写真を、警察庁の科学警察研究所が、本人と確認されている晩年の写真と比較、15五日までに「同一人物の可能性がある」との鑑定結果をまとめた。鑑定を依頼した高知県立坂本竜馬記念館が同日、発表した。
論争の対象は、格子柄の着物を着た30歳前後とみられる女性の写真。裏に「たつ」と書かれ、おりょうだという声が出る一方、「若いころは撮影を拒んでおり、別人」との意見も出て、見方が分かれていた。
同館は1月、おりょうと特定されている60代の写真も科警研に渡して鑑定を依頼していた。
鑑定は顔の輪郭など7項目を精査。目や鼻の位置などに整合性が認められ、「別人であることを本質的に示す根拠はない」と結論づけている。
同館の森健志郎館長は「科学的な鑑定で、あいまいな推測から一歩進んだ。おりょうの可能性が高まった貴重な結果だ」としている。
お龍:異論あった若い写真「別人の根拠なし」 毎日新聞 5月15日
坂本龍馬の妻お龍(りょう)(1841~1906年)の若いころを写したとされながら、異論もあった写真について、警察庁科学警察研究所が、本人と唯一確定している晩年の写真と比較し、「別人と示す根拠はない」と結論付けた。鑑定を依頼した高知県立坂本龍馬記念館(高知市)が15日、発表した。
鑑定された写真は01年に見つかった。お龍が32歳の時(1873年)に東京の写真館で撮影したとされる。美人ぶりを示すものとして知られるが、服装などから本人か疑問視する声もあった。
科警研は晩年(60歳ごろ)の写真と顔の輪郭や目などの位置や形を分析。目や口の形などに相違があるが、「年齢差を考慮するならば同一人でも生じる差」と認定。下唇の下側の隆起や小鼻の膨らみ具合などが酷似しており、「同一人と示唆することが科学的に妥当な判断」と結論付けた。
若き日の龍馬の妻と「同一人の可能性」 科警研 産経新聞 5月15日
お龍さんと「同一人物の可能性がある」との鑑定結果が出た若い女性の写真 研究者やファンの間で坂本龍馬の妻「おりょう(龍)」かどうか論争になっていた若い女性の写真を、高知県立坂本龍馬記念館が警察庁科学警察研究所に鑑定を依頼し、「同一人の可能性がある」との結果が出た。15日、同館が発表した。
お龍の写真で裏付けがあるのは、晩年の63歳ごろの1枚だけ。うりざね顔の32歳ごろの写真2枚は芸者風の姿なので、否定的見解もあった。
科警研では、若いころの写真のうち陰影のはっきりしている座り姿の写真と晩年の写真の顔型、眉(まゆ)、目、鼻、口、耳の位置や形をコンピューターで解析した。輪郭はほぼ同じで、目、鼻、口の位置も同一だと確認できた。
同館では「芸者風なのは、写真撮影時に当時のハイカラなモデル風に撮影したため。お龍はやはり色白の京美人だった」とし、さっそく特別コーナーを設けることにした。
やっぱりお龍さん? 写真の女性、龍馬の妻の「可能性」 朝日新聞 05月16日
幕末の志士、坂本龍馬の妻お龍(りょう)(1841ごろ~1906)か否かを巡って論議が続く若い女性の写真を、警察庁の科学警察研究所(千葉県柏市)が鑑定した結果、本人の晩年の写真と比較して「同一人の可能性がある」と結論づけた。鑑定を依頼した高知県立坂本龍馬記念館が15日発表した。
写真は00年末、東京の古写真収集家のコレクションから見つかり、いすに座った30歳前後と見られる女性が写っている。被写体がお龍と唯一確認されている写真の顔つきと似ていたが、決め手に欠け、記念館が1月、科警研に鑑定を依頼していた。
科警研は、顔型や鼻、唇の特徴を分析し、「同一人の可能性がある」と結論づけた。ただ、双方の写真の撮影時期に約30年の差があることなどから断定は避けているという。鑑定書の内容や写真などは近く館内で紹介される。
記念館の森健志郎館長は「お龍の可能性が高まった」と話している。
若い日の「お龍さん」写真は本物?警察庁科警研が鑑定 読売新聞 5月15日
若き日のお龍と見られる写真(井桜直美氏所蔵) 歴史研究者の間で真偽論争が起きている坂本龍馬の妻、お龍(りょう)(1841~1906年)の若いころとみられる写真(井桜直美氏所蔵)について、警察庁の科学警察研究所(千葉県柏市)が、唯一本人と確認されている60歳ごろの写真(神奈川県・信楽寺所蔵)と比較し、「同一人物の可能性がある」との鑑定結果を出した。
鑑定を依頼した高知県立坂本龍馬記念館が15日発表した。
写真は、いすに座った30歳前後の女性。幕末維新の人物を集めた写真集に掲載されていたのを京都国立博物館の宮川禎一・考古室長が2001年に見つけた。
研究者の間では、お龍が写真撮影を嫌っていたとされることから“お龍説”を否定する意見があり、龍馬記念館が今年1月、写真鑑定設備や技術がある科警研に依頼、2枚の写真を比較してもらった。
龍馬記念館によると、顔の輪郭や目、鼻、口など7項目に分類して鑑定。目、鼻、口の位置や輪郭、鼻の下の長さ、下唇とあごの間の隆起などに整合性が認められ、「別人であることを本質的に示す根拠はない」と結論づけられたという。
龍馬記念館の森健志郎館長は「お龍説が一歩前進したことになり、貴重な結果だ」と話している。
初めまして古写真の研究をしている森重和雄と申します。
今度、きちんとこの偽おりょうさんの写真については論文発表する予定です。
詳細はそれをお読みになれば納得できると思いますが、現在、確認されているこの偽おりょうさんの全身像の名刺版写真は二点、半身像の名刺版写真は二点あります。
調査過程の詳細の一部は下記で公開していますで、そちらもぜひご覧になってくださいませ。
よろしくお願い申し上げます。
お竜の写真
http://yoppa.blog2.fc2.com/blog-entry-590.html
お竜の写真 No2
http://yoppa.blog2.fc2.com/blog-entry-593.html
お竜の写真 No3
http://yoppa.blog2.fc2.com/blog-entry-600.html
お竜の写真 No4
http://yoppa.blog2.fc2.com/blog-entry-606.html
「いやこの写真は若い頃のおりょうさんの写真だー!」と思われる方が いると思いますが、そういう方はぜひその根拠示してを上記のサイトに 書きこんでくださいませ。よろしくお願いいたします。(ぺこり)
敬具
読ませていただきました。
大変勉強になりました。
ぜひ論文を発表して下さい。