光にかざすと坂本龍馬の姿が浮かび上がるホワイトチョコレートが、上田市の市民グループによって作られた。龍馬と親交があった長州支藩の長府藩士、三吉慎蔵(1831~1901)が残した資料を基に作られた。
チョコレートは額縁も入れて13・5×11・5センチ。表面に凹凸があり、裏からあかりを照らすと、腰に刀を差して座った姿勢の龍馬が浮かび上がる。基となった写真は、1867年(慶応3年)に撮影されたもので、上田市大手の三吉治敬さん(71)の蔵に保管されている。
三吉さんの曽祖父・三吉慎蔵は長府藩士で、1866年の寺田屋事件では、襲撃された龍馬とともに逃げのびたとされる。慎蔵の長男・米熊(よねくま)が長野県の官員となって移り住んだ。三吉家の蔵には、寺田屋事件を詳細に振り返った慎蔵の日記など幕末・明治維新の資料が保存されている。龍馬が慎蔵にあてて万が一の場合に妻・お龍の後事を託した手紙など、慎蔵と龍馬の交流を示す資料も多く残され、チョコレートの基となった写真も龍馬が慎蔵に送ったものだ。
こういった資料を保存、活用しようと、地元住民らが2002年に歴史資料研究市民グループ「米熊・慎蔵・龍馬会」(島喜治会長)を発足。同会はこれまで三吉家に残る資料の展示会などを行い、3年前には三吉家に残る資料がテレビ番組で紹介された際に、記念にチョコレートを約200枚を作り、関係者に配った。以降は作られていなかったが今年、龍馬を主人公としたNHK大河ドラマ「龍馬伝」が始まり、関連施設から問い合わせがあり、再生産した。
チョコレートは、フジフイルムスクエア(東京都港区)で25日まで開かれている写真展「写真で辿(たど)る『坂本龍馬の生きた時代』」と、長崎歴史文化博物館(長崎市)で、1000円で販売されている。三吉治敬さんは「大切に保存されていた写真がチョコレートに生まれ変わり、びっくりしている。チョコレートで、あまり知られていない龍馬と上田のつながりを全国に発信して、上田の魅力を伝えられれば」と話している。
2/18 読売新聞
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チョコレートは額縁も入れて13・5×11・5センチ。表面に凹凸があり、裏からあかりを照らすと、腰に刀を差して座った姿勢の龍馬が浮かび上がる。基となった写真は、1867年(慶応3年)に撮影されたもので、上田市大手の三吉治敬さん(71)の蔵に保管されている。
三吉さんの曽祖父・三吉慎蔵は長府藩士で、1866年の寺田屋事件では、襲撃された龍馬とともに逃げのびたとされる。慎蔵の長男・米熊(よねくま)が長野県の官員となって移り住んだ。三吉家の蔵には、寺田屋事件を詳細に振り返った慎蔵の日記など幕末・明治維新の資料が保存されている。龍馬が慎蔵にあてて万が一の場合に妻・お龍の後事を託した手紙など、慎蔵と龍馬の交流を示す資料も多く残され、チョコレートの基となった写真も龍馬が慎蔵に送ったものだ。
こういった資料を保存、活用しようと、地元住民らが2002年に歴史資料研究市民グループ「米熊・慎蔵・龍馬会」(島喜治会長)を発足。同会はこれまで三吉家に残る資料の展示会などを行い、3年前には三吉家に残る資料がテレビ番組で紹介された際に、記念にチョコレートを約200枚を作り、関係者に配った。以降は作られていなかったが今年、龍馬を主人公としたNHK大河ドラマ「龍馬伝」が始まり、関連施設から問い合わせがあり、再生産した。
チョコレートは、フジフイルムスクエア(東京都港区)で25日まで開かれている写真展「写真で辿(たど)る『坂本龍馬の生きた時代』」と、長崎歴史文化博物館(長崎市)で、1000円で販売されている。三吉治敬さんは「大切に保存されていた写真がチョコレートに生まれ変わり、びっくりしている。チョコレートで、あまり知られていない龍馬と上田のつながりを全国に発信して、上田の魅力を伝えられれば」と話している。
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