◇没後150年
県文化財保護審議会は26日、幕末の思想家、吉田松陰や吉田家にまつわる書状、肖像画など県文書館所蔵の資料754点を、県の有形文化財に指定することを決めた。松陰の生涯にわたる資料が、時代的に偏ることなく含まれている点が評価された。
資料の目玉は肖像画と、処刑直前の絶筆。肖像画は松陰が主宰した私塾「松下村塾」の門下生が1859年に絹地(縦99センチ、横35センチ)に描いたもので、絵の上部に、松陰が自らの思いをつづっている。絶筆は同じ年の10月、安政の大獄で処刑される直前、手元にあった紙(縦33センチ、横24センチ)に「嬉(うれ)しかりける」と、処刑への充足感をしたためた。
資料は吉田家が1954年、県に寄贈。県立山口図書館での整理を経て、県文書館が05年度に形状などを調査。松陰の没後150年に合わせて文化財登録を諮問した。
幕末期にまつわる歴史資料の県文化財指定は初めて。社会教育・文化財課は「江戸遊学中の費用録(家計簿)など、日々の行動が詳細に分かる資料も含まれており、松陰の実像を知る意味で貴重」と話している。
肖像画と絶筆は11月1日まで、山口市後河原の県文書館で特別公開される。入館無料。問い合わせは同館(083・924・2116)。
10/27 毎日新聞
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県文化財保護審議会は26日、幕末の思想家、吉田松陰や吉田家にまつわる書状、肖像画など県文書館所蔵の資料754点を、県の有形文化財に指定することを決めた。松陰の生涯にわたる資料が、時代的に偏ることなく含まれている点が評価された。
資料の目玉は肖像画と、処刑直前の絶筆。肖像画は松陰が主宰した私塾「松下村塾」の門下生が1859年に絹地(縦99センチ、横35センチ)に描いたもので、絵の上部に、松陰が自らの思いをつづっている。絶筆は同じ年の10月、安政の大獄で処刑される直前、手元にあった紙(縦33センチ、横24センチ)に「嬉(うれ)しかりける」と、処刑への充足感をしたためた。
資料は吉田家が1954年、県に寄贈。県立山口図書館での整理を経て、県文書館が05年度に形状などを調査。松陰の没後150年に合わせて文化財登録を諮問した。
幕末期にまつわる歴史資料の県文化財指定は初めて。社会教育・文化財課は「江戸遊学中の費用録(家計簿)など、日々の行動が詳細に分かる資料も含まれており、松陰の実像を知る意味で貴重」と話している。
肖像画と絶筆は11月1日まで、山口市後河原の県文書館で特別公開される。入館無料。問い合わせは同館(083・924・2116)。
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