戊辰戦争の史料などに焦点を当てた春季特別展「よみがえる幕末維新~動乱から変革まで~」が3日、東山区の霊山歴史館で始まった。戊辰戦争で旧幕府軍が優位に戦いを進めた場面を描いた「矢嶋戦争之図」など初公開3点を含む約100点を展示している。
同図は長さ1・5メートルで、明治初期の絵図。旧幕府軍の庄内藩(山形県)が新政府軍側に味方した矢島藩(秋田県)と激しく衝突したり、矢島藩が城を焼いて退陣したりする様子などが記録されている。同戦争の局地戦で旧幕府軍が勝利を収めた際の史料は珍しく、同館が昨年に購入した。
ほかに、最後の将軍徳川慶喜が二条城(中京区)から退去する場面や、新選組が同城に入場するところを描く京都国立博物館所蔵の「伏見鳥羽戦争図草稿」(長さ26メートル)などが展示されており、霊山歴史館の木村武仁学芸員は「日本が近代化していく“生みの苦しみ”を感じ取ってもらえれば」と話している。
5月6日まで。月曜休館。午前10時~午後5時30分。入館料700円、高校生400円、小中学生300円。問い合わせは同館(075・531・3773)へ。
4/6 読売新聞社
同図は長さ1・5メートルで、明治初期の絵図。旧幕府軍の庄内藩(山形県)が新政府軍側に味方した矢島藩(秋田県)と激しく衝突したり、矢島藩が城を焼いて退陣したりする様子などが記録されている。同戦争の局地戦で旧幕府軍が勝利を収めた際の史料は珍しく、同館が昨年に購入した。
ほかに、最後の将軍徳川慶喜が二条城(中京区)から退去する場面や、新選組が同城に入場するところを描く京都国立博物館所蔵の「伏見鳥羽戦争図草稿」(長さ26メートル)などが展示されており、霊山歴史館の木村武仁学芸員は「日本が近代化していく“生みの苦しみ”を感じ取ってもらえれば」と話している。
5月6日まで。月曜休館。午前10時~午後5時30分。入館料700円、高校生400円、小中学生300円。問い合わせは同館(075・531・3773)へ。
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