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大阪龍馬会

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田原坂で戦没者追悼式 西郷隆盛の子孫が初めて参加

2009-04-01 15:13:15 | 幕末ニュース
 ◆西南戦争最大の激戦地
 1877年(明治10年)の西南戦争最大の激戦地「田原坂」(植木町)で、戦没者追悼式があり、遺族ら約400人が冥福を祈った。追悼式は、戦闘が終結した3月20日に毎年行われており、今年は薩軍の総大将・西郷隆盛の子孫が初めて参加した。
 田原坂は当時、砲隊の通れる唯一の広い道で、布陣する薩軍と南下する政府軍が3月4日~20日に激戦を繰り広げ、両軍で数千人が死傷したとされる。
 主催する田原坂顕彰会の藤井修一・植木町長が「貴い犠牲の上に今日の繁栄があることをかみしめ、戦没者の追悼に努めたい」と式辞を述べ、参列者が戦没者慰霊の碑に献花。地元の小学生らが田原坂を題材にした剣舞や民謡を奉納した。
 西郷のひ孫で、西郷隆盛公奉賛会理事長の隆文さん(61)(鹿児島県日置市)は「戦争を語り継ぐ上で、式に子供も参加していることに感銘を受けた。孫や子を連れて来年も参加したい」と話した。
 また、植木町と玉東町が両町の戦跡の国史跡化を目指して夏頃までに協議会を設置することに触れ、「奉賛会でも、薩軍の将兵が眠る南洲墓地(鹿児島市)の国史跡化に向けて活動を進めているので、連携を取れれば」と語った。


3/26 読売新聞社