ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

日中共通のこと

2012-12-23 21:38:37 | Weblog
今日は「COMICUP」という同人イベントに行ってきた。
北京と上海で開かれるイベントで、
同人イベントの中では規模が大きいほうだということ。
入場制限が出るほどのにぎわいで、
寒空の中、コスプレした人たちが長蛇の列を作っていた。
写真を撮ったのだけど、人の頭しか写らなかった。

私は残念ながら、コンテンツをほとんど知らないので、
「みんな、すごいな~」という感想以外、持ちようがなかったのだけど、
中国人の若い子たちは、ちゃんとお目当てがあったり、
有名なコスプレイヤーにサインをもらったりと楽しそうだった。
コンテンツを知ってたら、たぶんすごく楽しいんだろうなあ。

また、本気系のカメラを持っている男の子たちもたくさんいて、
本当にみんなお金をもってるし、ちゃんと使う。
オタクたちが、こうしたイベントのために毎日コツコツ働いているという構図は、
日本も中国も同じなんだろう。

こうしたイベントにくると、本物と偽物の違いがわからなくなる。
正規ライセンスは、確かにクオリティが高いけれど、
コピー製品も、かなりのクオリティで、
どこまでが本物でどこからが偽物なのか、境目がわからなくなってくる。
コスプレイヤーは、本物と偽物という線引きを超える存在だし、
そもそも楽しけりゃいいじゃないか、という気もしてくる。
手作り感があふれていて、日本に比べると洗練されてないかもしれないけど、
でも、みんな楽しそうだった。

グッズの場合は「ここでしか買えないもの」が人気を集めるのも日中共通だから、
これからは、小ロット多品種なんだろうと思う。
そうなると付加価値をつけないと売れない、と思いがちだけど、
何かを加えることが必要なんじゃなくて、
どこで売るかが問題なんじゃないだろうか。
どの枠組みを使って、どれだけ効率よく売るか。

中国は、社会主義を経て、いま消費文化が台頭してきている。
ということは、市場の仕組みも、消費者の感覚も日本とは違うと言うことだから、
日本のバブルとは、根本的に違うような気がしている。

会場を出ると、雪がちらほらと舞っていた。
温かい麺と小龍包で満腹。



湯気にひかれる季節だ。


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