ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

アジア

2011-10-16 11:30:38 | Weblog
今日も朝から洗濯機をまわし、
日本から持ってきたドリップ式のコーヒーをいれ、食パンをかじり、
まずはAmazonで本、次にiPhoneのアプリを巡回して、
さて、残りの仕事をやっつけるか!というところで、止まってしまった。

仕事は静かな環境のほうがはかどるから、
会社よりも自宅のほうがやりやすいことも多いけれど、
家には、誘惑もたくさんある。

いま読んでいるのは『ロシアのオリエンタリズム 民族迫害の思想と歴史』

上海にいると、あまり「ソビエト」を感じることがないけれど、
北京は、街全体の共産党っぽさが上海より強いし、ロシア人も上海より多いような気がする。

むかし北京に留学していた当時は、ソビエトが崩壊した直後だった。
ある日、ロシア人男性と韓国人男性がケンカをした。
私は両方と友だちだったけれど、韓国人のほうが同級生で仲が良かった。
ロシア人から、その韓国人と縁をきるように言われたので、
「なんで、あなたにそんな指図をされるの? 私が誰と友人になるかは私が決める」と言ったら、
ロシア人の男性に「俺たちの側に立つようなら、白人の仲間に入れてやってもよかったんだけど、
おまえはしょせん、アジアだな」と、侮蔑のこもった言葉を吐かれた。

それをフランス人の友だちに言ったら、
「ロシアだってヨーロッパじゃないわよ。なに言ってるの。あの人たちはアジアとの混血」と、
これまた反応に困る言葉が返ってきて、「こりゃ~、根が深いわ」と思った。

韓国人の友人に後から聞いた話だと、そのロシア人は酒癖が悪く、
酔った勢いで、韓国人の女性に手を出そうとしたので、思わず殴った、ということだった。
そういうとき、日本の男性は決して相手に歯向かわず、傍観者を決め込むか、
たとえ歯向かったとしても、グループでないと行動しないので、
いきなり顔面パンチをくらわせた韓国の男性はすごいなあ、と思った記憶がある。
しかも、その韓国人は、いつもは非常にやさしく、身体も細く、女性のような物腰の人だった。
人は見かけによらない。

と、過去に逃避している場合ではなく、仕事をしなければいけないのだが、
まずは昨日買いそびれた洗剤を買いに、違うスーパーまで足をのばすかどうか考えている。


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