ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

刑事コロンボ

2010-05-17 22:05:28 | Weblog
久しぶりに「刑事コロンボ」が見たい。

特にいま見たいのが「溶ける糸」と「二枚のドガの絵」。
「別れのワイン」もいい。

「溶ける糸」は、天才心臓外科医の話。
激高するという感情の演技すらして相手をだまそうとする。

「二枚のドガの絵」は、ショパンの別れの曲が印象的だった。
芸術を愛し、ある人への愛ゆえに殺人を犯してしまうお話。

あと、何だっけ「人にはふさわしき贈り物」の「白鳥の歌」だったっけな。
IRAのお話。
「5時30分の目撃者」もよかった。

小学生の頃、母の教育方針によって、私は毎晩21時に就寝していた。
でも、「刑事コロンボ」の日だけは、金曜ロードショーを見せてくれた。
特別だった。

「刑事コロンボ」が面白かったのは、
人のエゴを描いていたからだと思う。
エゴによって殺人を犯し、エゴによって完全犯罪が完成しない。

ドラマに登場する殺人犯は、一般以上に賢い。
でも、どうしようもないくらいエゴも強い。
この人間ならではの矛盾。
これが魅力だった。

アメリカのエンターテインメントは、やはり奥が深いと思う。


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