ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

得難い

2014-07-04 00:37:59 | Weblog
今朝、目覚めるときにグラッと揺れた、ような気がした。

上海では、地下鉄や大型トラックが通ることによって地面がゆれることはあっても、
地震はほとんどない。
だから久しぶりの揺れに「ああ、日本に戻って来たのだなあ」と思った。

昨日は、古くからの友人に会い、
そして今日は、新しいけど妙な連帯感のある友人に会った。

世の中にはいろんな考え方をする人がいるなあ、と思う。
友人であっても千差万別。

考え方は違っても、ちゃんと自分の意見を持っている人は好きだし、
話していて楽しい。
上辺の愛想言葉しか話さない人は、つまらない。

仏教に理解がある人たちでも、チベットや亡命政府に対しては、
いろいろな意見があって、
私の友人の中では、中国に住んだことがある人は概ね好意的、
住んだことがない友人の中には、インドのチベット亡命政府、
特にダライ・ラマは金儲けばかり考えてると批判する人もいる。

そういう意見を聞くと、私は必ず、
命からがら逃げてきた同胞たちを亡命政府という立場で抱え込むには、
まず餓えさせないことを第一に考え、
結果、お金に四苦八苦するのはしょうがないことだと思う、と言う。

豊かな日本で、他国のある意味特殊な状況にある人たちに対し、
「仏教徒のくせにお金に走った」などと批判するのは、
ちょっと見当違いかな、と思うからだ。
(しかも、そういう批判をするときは、たいてい食事中で、お酒も入っている)

そして、まずは日本の仏教界を見てみなさい、とも思う。
座禅組んだとき、すごく金持ちそうに太ったあの人たちに肩を叩かれて、
あなたは「ありがとうございます」と思っているのですよ、と。
まあ、ありがたがっている人に対して、わざわざ言わないけど。

信仰は個人の心の中にあるから、それを他人から意見されると、
とにかく非常にイヤな気持ちになるのは、誰でも同じことで、
でも、そういう話でもちゃんとできる友人と言うのは、
やっぱり得難いとも思う。


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