ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

逆もまた

2015-07-08 23:24:32 | Weblog
ようやく中国株のテレビ報道が始まったけれど、
以前、個人投資家のフィーバーぶりを報道していた時にくらべ、
中国政府の介入方法についても言及しないし、
ずいぶん淡々としていると思うのは、わたしだけだろうか。

ま、次の特派員の記者ビザを、出してもらえなくなるかもしれないから
日本の報道が中国に気を使うのはしょうがないか。
中国というのは、そういう国だ。

それにしても、上海でインタビューに答えている個人投資家が、
みんなガラ悪く見えるのは、わたしが日本帰国して1年。
かなり日本に慣れたことの証左だろう。

さて、心身が弱まると、遺伝というか、親から引き継いだものを多く意識する。
爪や手のかたち、思わずいってしまう一言、そして食べたくなるもの。
自分で気づくものもあれば、他人から指摘されて気づくものもある。

最近いちばんショックだったのは、立ち姿が父親そっくりだというものだった。
父は男性で、わたしは一応女性だし、立ち姿が同じというのは、
女子としては、あまりよくないような気がする。

両親とずっと仲が良かった人が、
まるで幽霊を見たような顔をして、歩み寄り話しかけたわたしの顔を見上げ、
「あなた、いま、まるでお父さんだったわよ」と。
「一緒に暮らした時間は短いのに、似るもんなんだね」とわたしが言ったら、
「それが血っていうものよ」と。
歩き方も含め、存在感が父親そっくりというのは、まったく。。。

父のことは好きだけれど、お金との縁は薄そうだなあ。
これが遺伝というものなのか。

自分を愛するということは、両親を愛することであり、
逆もまた然り、と思った瞬間だった。