雪が降っているところを見ていると、面白くて時間を忘れてしまう。
ふだんは目で見ることができない空気の流れが見えるから。
横殴りの風が吹いていても、必ず逆らって逆方向に動いている雪がいる。
いろいろな動きをしている雪があるから、全体的に白く見える。
濃淡があって、いつもの風景がまったく趣を変える。
もしすべてが同じように動いていたら、たんなる縞か、
一面同じ濃度の白に見えるのだろう。これでは息がつまる。
音楽も同じで、微妙に揺らいでいるからハーモニーになるのであって、
すべての音やタイミングがぴったり合っていたら、
味も、素っ気もなくなってしまう。
ある程度の規律はあるのだけど、適当なヤツもいる。
だから、雪は見ていて飽きない。
自然には、美しいものには、こんなにたくさんの余裕がある。
雪国の人にとって、雪はやっかいなものなのかもしれないけど、
たまに東京で眺めると、すごく心が洗われる。
雪を見つめるときの静かな心は、
小さな雑音があるからこそ自覚できるのだと思えて来る。
ふだんは目で見ることができない空気の流れが見えるから。
横殴りの風が吹いていても、必ず逆らって逆方向に動いている雪がいる。
いろいろな動きをしている雪があるから、全体的に白く見える。
濃淡があって、いつもの風景がまったく趣を変える。
もしすべてが同じように動いていたら、たんなる縞か、
一面同じ濃度の白に見えるのだろう。これでは息がつまる。
音楽も同じで、微妙に揺らいでいるからハーモニーになるのであって、
すべての音やタイミングがぴったり合っていたら、
味も、素っ気もなくなってしまう。
ある程度の規律はあるのだけど、適当なヤツもいる。
だから、雪は見ていて飽きない。
自然には、美しいものには、こんなにたくさんの余裕がある。
雪国の人にとって、雪はやっかいなものなのかもしれないけど、
たまに東京で眺めると、すごく心が洗われる。
雪を見つめるときの静かな心は、
小さな雑音があるからこそ自覚できるのだと思えて来る。