ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

騒音

2009-07-23 21:17:30 | Weblog
上の階に住む家の子どもが育って来た。
その家とはまったく没交渉だけど、成長ぶりはうかがえる。

なぜなら、足音が大きくなって来たし、
大騒ぎをしている時間が深夜に及ぶようになってきたから!!!

元気な子どもはいい。
少なくとも、ずっとじーっとテレビゲームをしている子どもよりは、
気があうだろうとも思う。

でも、頼むから22時以降は走り回らないでほしいと思う。
子どもが成長すれば、同時にこちらは歳をとっていくのだ。
相手は体力が向上し、わたしは体力が低下する。
体力の差はいつの間にか逆転し、広がるばかりだ。

お願いのお手紙を書こうと思う。
以前、体調が悪くて休んでいた平日の午後、
あまりにも大騒ぎしていたので、電話をかけて静かにしてもらえるよう
お願いしたことがある。
あれから、すでに5年。
そんな昔のお願いは、とっくに忘れられている。

外で遊べる場所は減っているし、家の中で走り回りたくなる気持ちはわかる。
それに、自分が小学生だったころ、どれだけうるさかったかを思い出すと、
とても他人に注意できるような立場ではないと思う。
家で楽器はならすし、歌はうたうし、踊るし、
まあ、うちは1階だから下の家のことは気にしなくてよかったけど、
トータルで考えると、たくさん音を出していた。
いまでも、休日の昼間は、ピアノを弾いている。
でも、一応、夜は静かにしようと、こころがけるようになってきた。
こんな殊勝なこころがけも、実は最近やっとめばえてきた気持ちだ。

こういう役回りは、順繰りに訪れるもの。
「最近の若いもんは・・・」というのと同じだ。
だから、いまは私が苦情を言おうと思う。

仕事の苦情メールは、なんてラクなんだろう。
書く方も受け取る方も、ある程度は役割として、割り切ることができる。

一方、プライベートは難しい。
対人関係において、精神的な丸裸状態なだけに、逃げ場はない。

なんとなく、主婦の苦労がわかったような気がした。
子どもの学校や、自治会やらで、いつもこんな気持ちになっているんだろう。
仕事をしているほうが、よっぽどラクちんだ。

実は、週末から昨日まで、上の家は比較的静かだった。
もしかしたら、日食でも見に行っていたのか?
それなら、不完全燃焼で、いま、家で騒ぎたくなる気持ちも理解できてしまう。

そんなこと、グルグル考えるまでもなく、
ただ「夜は静かにしてください」と手紙を書けばいいことなのに、
なんで、私はこんなに考えているのか。

今日は・・・、とりあえず気乗りしないから、手紙は書かないでおこう。