香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

新聞小説『荒神』

2014-04-30 20:44:52 | 本のこと
朝日新聞朝刊に連載されていた
宮部みゆきさんの『荒神』が
本日403回を持って終了しました


毎日、毎日、楽しみに読んで
読み終わったら、切り取っておりました
挿絵はこうの史代さんで
この挿絵も、ホント楽しみでした

時代物でありながら、ちょっとスペクタクル?
あ、それは違うな
少しづつ読んでいるので
村の名前や登場人物がちょっとごっちゃに・・・
単行本になるまで時間があるだろうけど
読み直さないで
出版されるのを楽しみにしようかな
でも、この新聞の切り抜きは大切にとっておきます
だって、毎回、こうの史代さんの挿絵つきですよ
なんて贅沢でしょうか
終わってしまって、さびしいな

明日からは、林真理子さんの小説が連載されるそうです

  

今年のゴールデンウィークは暦通りかなと思っていたら
2日から5日間、お休みを頂けることになりました
とりたてて予定はありませんが
1日早くお休みをもらえるのはうれしいな
ただ、今日の仕事の連絡で、ちょっと暗雲が・・・
いや、でも、休もう

ミュシャ展

2014-04-29 20:09:50 | なんでもない話
北海道近代美術館で行われている
『ミュシャ展』に行って来ました


楽しみに、前売り券を買って待っていました
日本テレビアナウンサーの枡さんのナレーションを聞きながら
たくさんのミュシャ作品をゆっくりと堪能
ミュシャは、画家というだけではなく
素晴らしいデザイナーなんだなと思いました
いい時間を過ごすことが出来ました

帰りはFacebookで○AKEさんお勧めの
カエルヤ珈琲で一休み

ミュシャ展で夢中になって見て歩いたのか
意外と疲れていて、
美味しい珈琲をぐったりとして頂きました

今日午前中は、ご近所ラン
札幌は桜が開花とニュースで見て
お、お花見ランかなと思ったのですが
農試公園は、まだ殆ど桜の花は咲いていませんでした

青い空が気持ちよい~

新川通に出て、桜並木を通りましたが
やはりここもまだ殆ど咲いていません


そして北大の中へ


風も強くなく、暑過ぎもなく
気持ちよく走った13.2km
戻ってきてすぐ近くのおうちの庭の桜が


もうずっと待っていたから
そんなに急いで咲かなくてもいいよ~
ゆっくりしていて~という気分です

太陽の棘

2014-04-28 21:37:04 | 本のこと
原田マハさんの
『太陽の棘(トゲ)』



 私は、出会ってしまった。
  誇り高き画家たちと。
 太陽の、息子たちとーー。


終戦直後の沖縄。ひとりの青年米軍医が迷い込んだのは、
光に満ちた若き画家たちの「美術の楽園」だった。


沖縄が、日本ではなかった戦後の時代
芸術家が作ったニシムイ(北の村)と
そこに偶然訪れ、
自らの大切な時間・ものを得ることになった
若きアメリカ軍の軍医のお話で
名前は少し変えていますが、
事実を元にしているそうです。

奇跡の偶然というのか、運命であったのか
軍医と画家たちとの出会いは必然ではなかったかと思う
戦後の沖縄に在住するアメリカ人と
日本に見捨てられたような沖縄人の姿が
現実であるからこそ、つらかった
そして、画家たちの熱い熱い芸術への思いが
まぶしく、切なかった
淡々と書かれている小説だからこその感動
すごく、すごく、好きになりました

絵が好きで、好きで、どうしようもなく好きで
生きるために、ただ描いていた。
ただ描くために生きていた。
がむしゃらに、ひたむきで、格好わるくて、美しい
ニシムイの画家たち


    

今日は、仕事帰りに
宮本輝さんの流転の海シリーズ第7部
『満月の道』を買いに札幌駅まで行きました
帰りに、先週の木曜日にオープンした
フランス本店のパン屋さんPAUL
30分待ちと言われたのですが
買い終わって30分だったかな

たくさん買い込んでしまった
フランスパンは冷凍庫へ
クロワッサンとパンオショコラは明日のランチ
パンオフォロマージュをさっき食べました
想像と違って、モッチリとして美味しい
焼きたてだったのもよかったのかな
まさか、並んでまでパンを買うとは思わなかったけど
ついついね

4月から

2014-04-27 20:36:44 | なんでもない話
春になってから始めたことが2つあって
ひとつは、苦手な英語をいちから勉強・・・
マイペースで、少しづつだけど
せめて日常英語くらい話せるようになれたらなぁと
いまのところ、ぜ~んぜんダメなんだもの

もうひとつは、お友だちが紹介してくれた
中国促進道の足もみ治療に通っているのです
まだ3回ですが、自分の体のことを
知るきっかけとなっています
足の形なんて、あまり気にしていなかったけど
最初に行ったときに、足首がなかったのですよね・・・
むくんで
足の裏には臓器のすべてがあると言われて
痛い所の説明などを受けて、足首復活
伊達ハーフマラソンの2日前に行った時は
すごく調子が悪かったのに、
調子を戻してもらえました
これからは、長年続いている便秘と肩こりの解消
それと、ふくらはぎの復活を目指して通います
もちろん、うちでストレッチなどもしないとね

昨日、今日と暑いくらいの札幌
予定通り、午前中から走りに出ました
目標は、2時間のLSD・・・ゆるい
藻岩山麓通りからミュンヘン大橋へ
豊平川沿いから中島公園へ
右股関節がだんだん痛くなって、
予定の2時間で18kmちょっとしか走っていなかったけど
地下鉄に乗って帰ってきました


中島公園はフリーマーケットをやっていました
鴨鴨川沿いはまだ寂しい感じですね


円山公園の裏側土手にたくさん咲いていました


小学校の前庭で満開


今年、初めて会えたね

帰って来て、ランチを食べて
本を読んでいたら、ついついウトウト
あ、春から始めること、もうひとつ追加
本気でちゃんと体重、落としますです

ふつうな ゆるゆる

2014-04-26 21:01:25 | 本のこと
益田ミリさんの自分マンガ
『ふつうな私のゆるゆる作家生活』


探している何かに出逢うため
興味のないイベントに参加したり、
編集者の対応に一喜一憂したり・・・。
エッセイ、マンガなど幅広く活躍する著者が、
勉強が苦手だった子ども時代から
OLを辞めて上京し、人気作家になるまでを描く
初の「自分マンガ」。
ゆるゆると続く作家生活の中に、
創作の秘密が見えてくる。
あとがきマンガも収録。


すーちゃんシリーズや、週末森で、など
益田ミリさんのコミックにはいつも癒されるので
昨日、仕事帰りに通りがかった本屋で見つけて
即、買って、即、読みました
ミリさんと編集者さんたちとの会話では
そこ、怒りませんか?と思ったり笑ったり
そういう中からのミリさんの言葉がまたいいのです
互いに尊敬しあうことからでしか、人は、信頼しあえないのです
一つのことで失敗したとしても
自分のすべてがダメと思わない心が必要なのです

本当に大切なのは、自分とだけ約束したことです

ああ、いいなぁ、そうだなぁと思っちゃう言葉満載
ふつうで、ゆるゆるでいることって素敵なことだと思います


昨日、朝ランで農試公園へ行ったときは
桜はまだ固い蕾でしたが
ハクモクレンは今にも咲きそうな気配でした
昨日、今日と24℃くらいまで気温が上がった札幌
やっぱり咲いていました

明日は走りに出たいなぁと思いますが
日焼け止めガッチリぺったりっすな

女のいない男たち

2014-04-23 21:52:33 | 本のこと
村上春樹さんの新刊
『女のいない男たち』


短編小説というにはちょっと長めの5編と
書き下ろし1編の小説集
めずらしく春樹さんの「まえがき」があり
この小説集のモチーフは
女のいない男たち
読み終わって納得でした

6編全てのストーリーの中で
色々な形で女性を愛する男の姿が描かれています
それぞれのやり方・考え方で
悩み、苦しみ、傷つき
あるいは、溺れて、迷い
執着し、許し、もがいている様子が痛々しくもある
全てが違って、少し変

本の装画は、6編の中の
「木野」というお話の絵です
青山の根津美術館の裏にある
一軒家のBar木野と
灰色の野良猫
このお話がわたしは一番好きでした


仕事帰りに連れて帰って来た
可愛らしい姫うづき
越冬もするようなので大切に育てなきゃ

そして、植物男子ベランダーに触発されて

多肉ちゃんたちの寄せ植え
桜も梅もチューリップも水仙も
咲いていない札幌だけどもうすぐだよ

いつか読書する日

2014-04-22 21:52:50 | 映画のこと
映画のタイトルなのです
Huluで偶然みつけた
2005年の映画『いつか読書する日』



朝は牛乳配達、昼はスーパーで働く50歳の
独身女性・美奈子(田中裕子)。
彼女の楽しみは想いを寄せる
同級生・槐多(岸部一徳)に
毎朝、牛乳を届けることだった。


香川照之さんが、田中裕子こと美奈子が勤める
スーパーの店長なんだけど
めっちゃくちゃ嫌な奴なんですよ
ああいう、小さな自尊心だけ大切にして
人を傷つけることが平気な奴は大嫌いだと叫ぶ
地道に静かに生活をしてきた美奈子と
桃多の奥さんの仁科明子との関わりが辛過ぎました
静かに暮らすことにだって、波風はたつよね
心の機微を表に出さないで淡々と働く美奈子が
なんだか切なくて、涙が出そうになる
仁科明子演じる妻の心情も、切な過ぎて
最後はもう残酷としか思えない結末で
一生懸命生きている人のおかしさが
静かに切なく表現されていて
不思議な気持ちとなっています

なんでわたし、この映画を見ようとおもったのかというと
やっぱり、「読書」の言葉なんですよね
美奈子の部屋のたくさんの蔵書を見る
桃多の顔を見て、ちょっと自分の部屋を見返してしまいました
ひとりになってどうすると聞かれて
「本でも読みます」と応える美奈子・・・
気持ち、とてもわかりますとうなずいておりました

    

100年前の大正3年4月20日から
当時の名前は東京朝日新聞で
夏目漱石の新聞小説が掲載されたそうです
100年記念で、今月20日から
同じように夏目漱石の「こころ」が
朝日新聞に掲載されることになり、読んでいます



夏目漱石を始めて読んだのは高校生のとき
わたしは、子供の頃から本は好きでしたが
のめり込んだのは高校生の時でした
夏目漱石、太宰治、フランソワーズ・サガン、
アガサ・クリスティー、さとうさとる
お気に入りの作家さんの文庫本をお小遣いの中から
少しづつ買って、何度も読みました
初めて読んだ夏目漱石作品はやっぱり「こころ」だったな
なんて、懐かしく思い出しながら
そして、100年前って明治じゃないんだ
大正なんだねぇ~と思いながら読んでいます

第27回伊達ハーフマラソン

2014-04-21 07:12:59 | 走ること
昨日4月20日に
第27回伊達ハーフマラソンに参加してきました
といっても、10kmです

札幌駅からの送迎バスも申し込んでいたので
朝7:30に集合して出発
13台ものバスでした
今回は過去最高の参加申込人数で
ハーフ、3㌔、5㌔、10㌔で
4232人だったそうです

行きのバスの休憩で降りた
有珠山パーキングエリアでは
びっくりするほどいいお天気で
たくさんのランナーが写真を撮っていました
もちろん、わたしも


駒ヶ岳?かな


左から、有珠山、昭和新山、羊蹄山

ここからはもう伊達はすぐなのです
会場に着いて、○ずさんやg○○さんれ○子さん
そして応援に来てくれていたト○ーさんに会って
だんだんドキドキしてきました
ハーフの10:45スタートを応援しながら見て
11:00にスタートしました

伊達ののどかな町中を走っている間は
きれいなフォームで走っているお姉様が前にいたので
少しついて行ってるうちに体が慣れてきました
町並みが終わるあたりで
ト○ーさんが大きな声で応援してくれていました
山の方に入ってから、といってもなだらかな上り坂ですが
今日は気持ちいいなぁと思いながら
お姉様を抜いて少しペースアップして走りました
目の前に昭和新山が見えてきて、気持ちのいいコース
3~4km過ぎから、折り返してきた人たちとすれ違い
故障で、DNSするかもと言っていたNAOJIさんが
前から走ってきて、思わず声を掛けてしまった
後半は、下りが多かったので苦しいながらも少し楽
まずはト○ーさんを目指してと頑張る
あと2km位から辛くなってきたけれど
ここで歩いたら後悔する~と思いながら走り
最後の500m位はダッシュする元気がある自分にびっくり
終わってみたら、58分52秒
去年の小樽や余市とあまり変わらないタイム
だけどとても満足な気持ちでいっぱいでした


参加賞のネックウォーマーと号外新聞です

終わってから、バスの出発時間まで
ハーフに出走した方々とはお会い出来ず
ひとりで、参加賞のきのこ汁や
たこ焼きもどきとジュース飲んでのんびり



帰りのバスは、ほぼみなさんぐっすり
もちろん、わたしもぐっすり
途中、北湯沢温泉 名水亭で温泉に入って
もちろんビールでひとり乾杯
また、バスに戻ってぐっすり
休憩でおりた中山峠では5時ころかな


羊蹄山がきれいに見えました

札幌駅には予定より少し早く着いて
6時半にはうちに着きましたが
もうその頃はヘトヘト
でも、お天気に恵まれて楽しい充実した1日でした

まほろ駅前番外地

2014-04-17 22:27:20 | 本のこと
三浦しをんさんの
『まほろ駅前番外地』


東京都南西部最大の町・まほろ市の駅前で
便利屋を営む多田と、高校時代の同級生・行天。
汚部屋清掃、老人の見舞い、庭掃除に遺品整理、
子守りも料理も承りますーーー。
多田・行天の物語とともに、
前作でお馴染みの星、曽根田のばあちゃん、
由良、岡老人の細君が主人公となる
スピンアウトストーリー七編を収録。


文句無く面白かったです
前作『まほろ駅前多田便利軒』では
語り部は多田だったのだけど
今回は、お馴染みの方たちだったのも
読んでいて面白かった
ドラマや映画を観ていないことが
本当に残念なり

    

ここ何日かちょっと調子が悪い
頭痛と熱、無理に走りに出ても続かない
気持ちの持ちよう、切り替えなくては・・・
少しづつ明るく暖かい日も増えていることだしね

酒の友 めしの友

2014-04-15 20:52:46 | 本のこと
『深夜食堂』の著者
安倍夜郎さんの漫画+雑文集
『酒の友 めしの友』


大人気コミック「深夜食堂」の作者が綴った
しみじみ読ませる、酔わせる描き下ろし漫画+雑文集。
「マイ・フレンド 酒の友 めしの友」編では
故郷・高知県四万十市の食文化や自らの思い出を綴る。
収録メニューは高知名物として全国的に有名な
「カツオのタタキ」「皿鉢料理」や
地元ならではの「キビナゴのフライ」「ニナ」(正式な名前はクボガイ)
「アオサノリ」や「ゴリ」(ハゼ)など。
高知県出身の著者ならでの目線がどこか懐かしい気持ちにさせる。
「○○の女」(マルマルのひと)編では
新宿、高円寺、砂町、江古田、恵比寿、池之橋…
それぞれの街でたくましく生きてきた市井の女性たちの人生を描く。
「かくして、ボクの生活信条のように、
そおっと始まりこっそり終った二つの連載が、
この度一冊の本になりました」


著者の安倍夜郎さんは、決してグルメではないんだけど
好きな食べ物が、なんだか懐かしいほっとするんですよね
『深夜食堂』はコミックは読んでいなくて
テレビドラマだけしか観ていないのだけど
あの、懐かしい優しいちょっと可笑しい雰囲気のままのエッセイです
高知の郷土料理は食べたことがないのですが
行ってみたいな。食べてみたいな。と思う
ホッとする本でした

ちょっと前になりますが
うちのポストに入っていた可愛いプレゼント
ほぼ日手帳アンケートに参加して当選した
ほぼ日特製シール

仕事でのモヤモヤっとした気持ちが
ぱ~っと晴れました

今日は満月ですね
8時過ぎに雲の中からぽっかりと出てきました

わおぉぉぉ~ん