香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

杉田比呂美さんのイラスト

2019-06-30 20:58:13 | 本のこと
楽しみに読み続けている
吉永南央さんの
”紅雲町珈琲屋こよみ”シリーズ6作目
「花ひいらぎの街角」を読み終わって



あれ?このイラストって他の本でも見たなぁと思い
本棚を見てみたら、宮部みゆきさんの
”杉村三郎シリーズ”のイラストだった
杉田比呂美さんのイラスト、いいね

花ひいらぎは、安定の面白さと読みやすさで
あっという間に読み終えて、
杉村三郎シリーズも、3作続けて再読
杉田さんのイラストと一緒に小説の世界に浸っていた



今回の直木賞にノミネートされている
柚月裕子さんの「蟻の菜園」
悲しい辛いミステリーだった
柚月さんの小説は、そんなに多くは読んでいないけれど
重いテーマでも読みやすくて、好きだな
今回の直木賞はどうなんでしょう
大好きな原田マハさんもノミネートされているけど
やはり、朝倉かすみさんの「平場の月」が強いのかな。。。。



近藤史恵さんの「シャルロットの憂鬱」
初めて飼う犬、シャルロットとの生活で起きた謎を解いてく
短編ミステリー
軽快で、心温まる楽しい本だった

益田ミリさんの「お茶の時間」
なんか、ミリさんの本が無性に読みたい気持ちになって
安心して読んで、ホッとしたエッセイ

梨木香歩さんの「椿宿の辺りに」
時間をかけて読んだ本
最初は、肩が痛いの腰が痛いの具合悪いの
なんだか、どうなっちゃうの?と憂鬱になっていたけれど
読み進めるうちに、不思議な世界に入っていき
ずっと、この小説の世界観の中にいたい気持ちで読み終わった

土曜日は、倶知安の方にドライブに行こうと思っていたのだけど
母がハスカップ狩りに行きたいということで、急遽またもや長沼に



小さなハスカップを自分で取るのは
想像以上に大変な作業で、農家さんは大変だなぁとしみじみ
1時間半で、二人で3kgとって、ちょうど3000円
ブルーベリーはあと1ヶ月ぐらい先と確認していた母だけど
いやぁ、ちょっと勘弁だなぁ

お昼は、NAOJIさんに教えてもらっていた
Shanxi Nivas Cafe(シャンディにバースカフェ)へ







とっても雰囲気よい店舗で美味しいカレーだった
ただ、ちょっと接客が、、、残念だったなぁ
長沼は、美味しいカレー屋さんがたくさん
「晴れの日」のカレーが再開するのが待ち遠しいな



どうしようかなぁとしばらく考えて
結局、買ってしまったナイキ エピック ファントム リアクト フライニット
そんなに走っていないのに、、、と思いつつも



ジョギングコースの北大は一番気持ちのいい季節
新しいシューズで、気持ちよく走れるように練習しようっと

美しき愚かものたちのタブロー

2019-06-12 07:06:46 | 本のこと
原田マハさんの新刊
『美しき愚かものたちのタブロー』を読んだ



日本に美術館を創りたい。
ただ、その夢ひとつのために生涯を懸けた不世出の実業家・松方幸次郎。
戦時下のフランスで絵画コレクションを守り抜いた孤独な飛行機乗り・日置釭三郎。
そして、敗戦国・日本にアートとプライドを取り戻した男たち――。
奇跡が積み重なった、国立西洋美術館の誕生秘話。
原田マハにしか書けない日本と西洋アートの巡りあいの物語!

(文藝春秋BOOKSより引用)

フェイクションといえど、出てくる人々は実名
小説の中の世界に、時代に、いるような気持ちになりながら
どこか悲しい気持ちで読み進めた
日本が敗戦国だったことって、こういうことでもあるんだと
改めて考えたりもした
今度、改めて国立西洋美術館に行こうと思う

彩瀬まるさんの
『やがて海へと届く』は、
いつの間にか読み終わった感じ



すみれが消息を絶ったあの日から三年。
真奈の働くホテルのダイニングバーに現れた、
親友のかつての恋人、遠野敦。
彼はすみれと住んでいた部屋を引き払い、
彼女の荷物を処分しようと思う、と言い出す。
親友を亡き人として扱う遠野を許せず反発する真奈は、
どれだけ時が経っても自分だけは暗い死の淵を彷徨う彼女と繋がっていたいと、
悼み悲しみ続けるが――。
【死者の不在を祈るように埋めていく、喪失と再生の物語】


ただただ苦しく悲しい気持ちで
読み続けるのが辛かったけれど
読み終えることが出来てよかったと思う小説
自分を、人を信じたり、前に進む勇気を持ったり
正直に生きることを考えたり、
頭の中が少し忙しかった

先週の木曜日に、長沼に新しくオープンした
カフェ コフェルに行ってみた



舞鶴小学校向かいに、想像以上に広い前庭を持つ一軒家
建物の中は、手作り感があり、お花がたくさん飾っている
雰囲気の良いお店だった



窓の外は長沼らしい景色



そば粉を使ったピザ(ガレットっていうらしい)
あっさりして美味しい
野菜をたくさん食べられるランチ
長沼は、おしゃれなカフェやお店が増えて
とっても元気な町でいいね

週の真ん中、水曜日の午後3時は
OL(死語?)が一番顔に疲れが出るそうな
今朝は、北大方面へ6kmゆっくり走ってきたので
3時頃は、きっとあくびしていることでしょうね

初めての利尻島

2019-06-09 18:08:00 | 旅に出たい
先週の日曜日に行われた利尻島一周悠々覧人G(ランニング)に参加するため
土曜日の朝はやくから、FランのGさんの車に便乗させて頂き
Kさんと3人で利尻に向かった
北海道に住んで半世紀以上、離島に行くのは初めて
家を3:50に出て、10:30の稚内からのフェリーに乗り
13時半に、憧れの利尻島に到着
稚内で、紋別から参加のAさんと合流して
受付を済ませた後に、お昼を食べて、早速利尻観光



港近くのペシ岬に登ることになった
フェリーでしたたか飲んだKさんは、
のんびり海を見ながら休んでいる間
すごい風の中、かなり怖い思いをして3人で登った甲斐があり
わ〜っと声に出してしまう景色を見ることができた







前夜祭が行われる会場に行くと
たくさんのランニング仲間の方々とお会いすることができた



お目当のウニもいただけて
利尻の方々の暖かいおもてなしに心温まる
いいねぇ、利尻

日曜日は、旅館を5時に出発するため、4時起床



気温は高くないが、良いお天気
5:40に全員で記念撮影をして、6時にスタート
のんびり、慌てずと黙々と走っていると
AさんやGさん、他たくさんの方々が声をかけてくれる
海の向こうに礼文島が見える。利尻山も綺麗に見えていた。

12km過ぎくらいから、疲れてきて(早っ
上りは歩くことにした。なんせ、10km以上の練習をしていないし..
18kmくらいで、海岸側に行って写真を撮っているランナーの真似をして
わたしも海岸側に行ってパチリ



この海の向こうはロシアかな、中国かな
コースは利尻島1周で、結構な上り下りと曲がりくねった海岸線で
前にも後ろにも誰もないことが何回かあった
体というか、足はぐったり疲れているけれど
綺麗な景色にずっと力をもらっていた





満開の八重桜が咲いている庭があり
カナダに住む友人のいる場所が、今、八重桜が満開と聞いていたので
なんだか近くにいるような気持ちになり、嬉しくなる



途中、雲に隠れていた利尻山も、後半はずっと綺麗な姿だった
利尻富士というが、あまりに雄々しい富士だよね
「白い恋人」の山が利尻山だというのを初めて知った
今回のゼッケンは、布製の利尻富士が印刷されているもの
これは、宝物だな

残り4kmくらいで、ほぼ全て歩きになってしまったけど
後1kmくらいから、必死に走り出して(見た目は早歩き?)
ゴール間際で、待っていてくれた小学生と手を繋ぎ
約54kmを8時間35分46秒、398位でゴール
嬉しかったぁ
決して誇れるタイムではないけれど
忘れられない時間を過ごすことが出来て、とっても幸せ

後夜祭ではもうヘロヘロで
旅館に戻り、超豪華な夕食を頂き、バタンキューの手前で
Kさんが、「明日は4時半スタートで姫沼に行くぞ!」と号令
長距離を走った後の体のためには、体を動かさないとね

ということで、次の日は3時半に起きて
Kさん、Gさん、東京から参戦のIさんと姫沼に向かう



前日のコースから姫沼に向かう道がすごい坂道なのは見ていたけど
もう、キツイキツイ 自然と無口になってしまう



約4km歩いて見えた姫沼は、逆さ利尻山は見えなかったけれど
美しく、歩いてきた甲斐があった
帰りは下りで、楽かと思ったら、足が痛くてまたもやキツイ
最後は、もう吐き気がするほど疲れて、旅館に着いてから朝食までぐっすり
帰りのフェリーの中でもほとんど寝ていた

帰りは、Kさんが宗谷本線の秘境駅に寄るというので便乗





下沼、上幌延、安牛、雄信内、糠南駅に寄ってきた
秘境駅って初めてだったけど、本当に周りに何もなくて
でも、駅舎はちゃんと管理されていて、なんか感動した

時間があったら、深川のFランの方がやっている喫茶店に寄る予定だったけど
時間も気力もなくなり、まっすぐ札幌に帰ってきた
Gさんのお家に置かせていただいた車に乗り
帰ってきたのは19時半過ぎ

たくさんの仲間の方々のおかげで
経験したことのない3日間を過ごすことが出来た
思い出すたびに、幸せだなとしみじみしてしまういい日だった