香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

ビブリア古書堂の事件手帖4

2013-02-27 20:30:47 | 本のこと
三上延さんの
 『ビブリア古書堂の事件手帖4』~栞子さんと二つの顔~

 珍しい古書に関係する、特別な相談──謎めいた依頼に、
 ビブリア古書堂の二人は鎌倉の雪ノ下へ向かう。その古い
 家には驚くべきものが待っていた。
 稀代の探偵、推理小説作家江戸川乱歩の膨大なコレクション。
 それを譲る代わりに、ある人物が残した精巧な金庫を開けて
 ほしいと持ち主は言う。
 金庫の謎には乱歩作品を取り巻く人々の数奇な人生が絡んで
 いた。そして、迷宮のように深まる謎はあの人物までも引き
 寄せる。美しき女店主とその母、謎解きは二人の知恵比べの
 様相を呈してくるのだが──。


ご存知ビブリア古書堂シリーズの4作目
いまドラマやっていますね・・・・・見ていませんが
だってだって、栞子さんはさ、髪が長くて、もの静かで知的なんでしょ
大輔くんは、朴訥とした素朴でちょっと奥手な感じなんじゃないのかな
これからも連載を読み続けたいので、あまりにもイメージが違うのは
ちょっと受け止められないよと思ったのでした
剛力彩芽ちゃんも、AKIRAも好きな方なんですよ、はい

そしてシリーズ4作目
裏切られなかった 面白かった
これからの展開も期待しちゃうなという終わり方でした
ひとつの事件が1冊になっているのはシリーズ初ではないのかな

    

今日は、仕事で帯広までJRで行って
そこからレンタカーで幕別まで行って来ました
帯広は、札幌の半分も雪がないのではないかな
札幌は例年の1.5倍の積雪量と言われているので、今年は特に多いし
この頃、なかなか読書が進まなかったのですが
JRに往復5時間乗っていると、読書が進みます
幕別での仕事は、とても順調に終えることができて
時間があったので、ちょっとドライブしてみました




ちょっとだけ山の中を走って、道路に車を停めてパチリ
天気がよかったのもあるのですが
気持ちのいい、壮大な風景に、心の深呼吸ができました

月に願いを

2013-02-26 22:17:04 | なんでもない話
今日は満月
曇り空の中、月が現れたり隠れたり
とうとう来月に迫った、初めての挑戦
フルマラソン・・・・・・
何故、申し込んだと自分で自分を叱りつけたい
完走できるかどうかわからないけど、
できることを精一杯やれるようにと願いをこめて
お月見ランに行ってきました

ジタバタしてもしょうがない
ちょっと行ってきます

先週、スマホを念願のiPhone5にしました
それで、メールアドレスが変わったので
みなさんにお知らせをしたのですが、
アドレス登録を間違えていたり、ミスをしたりで
まだ届いていない方がいたら、ご連絡くださいね

自白

2013-02-18 21:28:59 | 本のこと
乃南アサさんの『自白~刑事・土門功太朗』

 ”アメリカ淵”と呼ばれる渓谷で発見された女性の全裸死体。手がかりは
 仏が身につけていたネックレスただひとつ・・・・。警視庁捜査一課の
 土門功太朗は、徹底的な地取り調査で未知の犯人ににじり寄る。やがて
 浮かんだ容疑者。息詰まる取調室の攻防。懐かしの昭和を舞台に、男た
 ちの渋い仕事っぷりを描いたノスタルジー刑事小説。


乃南アサさんの『凍える牙』の音道貴子シリーズが好きで、
このシリーズはどうかなと思って、始めて読んでみました
昭和30年代から60年代前半くらいの、土門刑事が解決する事件
当時、流行っていた昭和の歌謡曲や、大きな事件が出て来て
確かにノスタルジー感がたっぷりの、王道刑事小説
4つの事件を読んでいるうちに、ちょっとだけちょっとだけ、あきちゃった

この本は、今日、JRで帯広へ行った行き帰りに読みました
こういうお出かけの時は、何の本を持つか、結構考えます
これという本がない時は、ミステリー小説にすると間違いないかな
でも、この本はちょっと眠くなってしまって、寝たり起きたり
ちょっと今日は疲れました
帯広での仕事も、役所の人に立ち会うように言われて行ったのに
約束の時間を過ぎてから現れた彼らは、ほんの5分ほどで
さっさと帰ってしまって、「はぁ」という感じ
全然、やったという充実感のない、力の抜ける仕事で
かえって、疲れてしまいました・・・と今日はちょっと愚痴っぽいですね

さいはての彼女

2013-02-15 22:31:25 | 本のこと
原田マハさんの『さいはての彼女』

 25歳で起業した敏腕若手女性社長の鈴木涼香。猛烈に頑張った
 おかげで会社は順調に成長したものの結婚とは縁遠く、絶大な
 信頼を寄せていた秘書の高見沢さえも会社を去るという。失意
 のまま出かけた一人旅のチケットは行き先違いで、沖縄で優雅
 なヴァカンスと決め込んだつもりが、なぜか女満別!? だが、
 予想外の出会いが、こわばった涼香の心をほぐしていく。人は
 何度でも立ち上がれる。再生をテーマにした、珠玉の短編集。


「さいはての彼女」、「旅をあきらめた友と、その母への手紙」
「冬空のクレーン」、「風を止めないで」の4編からなる短編集
さいはて、旅をあきらめた、冬空の3編ともが
がむしゃらに仕事をして、夢中になって、仕事が楽しくて
結婚には縁遠いけど、それが気にならないくらい一生懸命だった
そんな女性が、自分の意志ではなく今の生活から離れざるえなくなって
驚いて、あがいて、落ち込んで、、、
でもね、苦しいことがあると、そのあとには必ずしあわせがくる
そう思える、希望が持てる、元気がでるお話でした
なんだか、自分のことのようなところもあって、
身につまされるような気もしちゃって
原田マハさんの小説には、なんだかいつも泣かされてしまうな

フリン

2013-02-11 22:01:05 | なんでもない話
椰月美智子さんの『フリン』

 高校生の真奈美は、カレと入ったラブホテルで、自分の父親が
 同じマンションに住むOLの葵さんと一緒に歩いているのを目撃
 してしまう(「葵さんの初恋」)。元カレと逢瀬を繰り返す主婦、
 人生最後の恋に落ちた会社員、壮絶な過去を持つ管理人の老夫
 婦・・。ある川辺に建つマンションを舞台に繰り広げられる反
 道徳の恋。愛憎、恐怖、哀しみ・・様々なフリンの形を通じて、
 人と人の温かさ、夫婦や家族の関係性を描ききった連作短編集。


椰月美智子さんは、『しずかな日々』『るり姉』と、3作目
2作とも好きな小説だったので、迷わず買って読んでよかった
「フリン」という「婚外恋愛」を描いているのだけど
ドロドロしたところはなく、普通の恋愛と変わらないような
色々な男女の関係が、静かに素直に、ちょっと辛辣に描かれている
そして、ちょっと切ない気持ちになってしまう

椰月さんのインタビューの抜粋が掲載されているのだけど
20代30代前半のころは、50代以降の親世代が恋愛するのが考えられません
でした。恋は若い人の特権だと思っていたんです。でも年齢を重ねたいま、
そうではないと知りました。いくつになっても人は恋をするし、恋するこ
とで人生が変わってしまうこともあるのだ、と。・・・


年をとる、重ねていくことって、つらいことも多いけど
その分、思いがけない素敵なこともあったりして、
わからないものだけど、いまこうしていることをしあわせだなと思います

今日は2回目のブログ更新で、午前中は予定通り
1時間くらいをゆっくりと円山方面まで走ってきました
まだあまり無理しない方がいいので、ゆっくり転ばないように
帰って来たら、思った以上に疲れたようで少し寝てしまって
午後は、ぷらっと散歩に出て
前から気になっていた珈房 サッポロ珈琲館へ行って読書タイム
 
午後のコーヒーというブレンドとおかわりも頼んで
ゆっくりとした時間を過ごすことが出来ました
お店は、珈琲豆やクッキーやケーキなどが置いてあるスペースを
通り越して、喫茶スペースに入ると、大きなカウンターと
色々な形のテーブルが置いてある、広い店内でした
喫煙スペースと禁煙スペースがゆるやかにわかれていて
お客さまが結構入っていました
珈琲もおいしいし、お店の雰囲気もよかったので
休日や、仕事終わりの気分転換のいい場所見つけたなぁという感じです

Strawberry Patch Faerie

2013-02-11 09:02:08 | なんでもない話
毎年この時期は、雪まつりを見に行っていましたが
今年は、ずっと良くならない咳のこともあり
遠くから見ているだけにしました すごく混んでいるしね・・・

ちょっと前になるのですが、大倉山月見想珈琲に行って来たのです
ちょっと山の方にあって、周りの景色が気持ちのいいところです

お店の中は落ち着ける感じで素敵なところだったのですが
入り口のポーチに

うさぎの足跡
お店の中には、雪うさぎや動物の写真がたくさんあったので
きっと、工事中にうさぎが遊びにきて足跡つけちゃったんだな

土曜日には、お仕事関係の方にお食事に誘って頂いていたので
少し早めに家を出て、本屋さんをプラプラしたり、
バレンタインデー用のお菓子を買ったり、お茶したりして
地下歩行空間を歩いていたら
空知地方の食べ物と観光のPRをしていました
『そらいち』というガイドブックとアプリがあるのです →こちら

誘って頂いたすすきのの「有明 鳥よし」というお店は
都通りにあるカウンターとテーブル2つのこじんまりとした焼き鳥やさん
コースで出て来た焼き鳥がおいしかったです
  
めったに集まらないようなメンバーでのお食事会となり
初めてお会いする方、初めてちゃんとお話する方との出会いもあり
とても楽しい時間を過ごすことが出来ました

Strawberry Patch Faerie(ストロベリー・フェアリー)

繊細で綺麗な色使いの可愛い子が、うちに仲間入りしました

3連休最後の今日、寒いけど晴れました
咳も治まっているので、ちょっと外を走ってこよう

阿佐ヶ谷ラプソディ

2013-02-07 22:30:35 | 本のこと
又井健太さんの『阿佐ヶ谷ラプソディ』

 世界放浪の旅から帰国早々、バックパッカーの溜まり場・
 高円寺で飲んでいたはずが隣町の阿佐ヶ谷で目覚めた蔵川
 楽観。財布を失くし無一文の彼は、無料クーポンつきのビ
 ラに誘われ「バー・ラプソディ」にたどり着く。自称・天
 才発明家の老マスターに誘われ住み込みで働くうち、街の
 再開発に反対する風変わりな常連たちとの間に奇妙な連帯
 感が生まれ・・・。角川春樹小説賞受賞作家が贈る、コミ
 カルかつ心温まるエンターテイメント長編。


又井健太さんの『小岩井パラダイス』が面白かったので
(以前の記事は → こちら
期待して読んだのですが、、、、
ちょっと結末がなんつーか、うむむむ
ネタバレになるので、書きませんが、
期待していたところで、現実離れした結末で、カクッとなりました
ま、そういうこともありますよね

今年の札幌は雪が多くて、除雪した雪が道路の両脇に高く積まれていて
生活道路は、車や人が見えにくくて、とても危険な状態です
除雪車が通ったあとは、道路がツルツルで滑りやすいし
なかなか大変な冬を過ごしながらも、必ず春はやってくるのだと
いつもいつも思っています

お知らせ?

2013-02-05 22:36:42 | なんでもない話
毎年、この時期に開かれる、小川美術館
『有元利夫展」のお知らせがきました

【有元利夫展】

・会場
小川美術館
千代田区三番町6-2 三番町彌生館1F
・会期
2013年2月25日(月)~3月9日(土)
・時間
11:00~17:00 (入場は16:30まで)
会期中無休
・入場料
無料
・お問合せ先
TEL:03-3263-3022(小川美術館)
E-mail: info@ogawa-museum.jp

3月11日だったら、東京にいるのになぁ・・・残念

それと、前にTwitterで話題になった気がするのですが
このお花の名前を教えてもらいました

華鬘草(けまんそう)というそうです
花言葉は
 「あなたに従う」「従順」「恋心」「冷めはじめた恋」「失恋」
ハート型ゆえの花言葉ですね

はなちゃんの夏休み。

2013-02-03 20:01:54 | 本のこと
ほぼ日で特典付きで予約した
石田ゆり子さんのはなちゃんの夏休み。

石田ゆり子さんが、ほぼ日で連載したのが
2010年の夏休みからで、冬休みも含めて6シーズン
毎回楽しみに見ていたので、
可愛いらしい厚くて軽い本になって
はなちゃんや石田ゆり子さんからのお手紙が届いたようで
とてもうれしく、パラパラと見ていたら
後ろの方には、土手での散歩の様子とあとがき
楽しいうれしい気持ちにさせてくれる本です

昨日は全国的に暖かかったようですが
札幌も例外ではなく、暖かく道路の雪がざくざくに溶けてしまいました
今日はすっごく寒い日となったので、道路はざくざくのまま凍っています
早く春がこないかなぁ
 
母に持って行ったアザレアと  咲きましたヒヤシンス