香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

ウィーン世紀末展

2009-07-31 17:25:38 | なんでもない話
今日、札幌芸術の森の美術館で開催されている
「クリムト、シーレ ウィーン世紀末展」を観に行きました
地下鉄を乗り継いで、真駒内駅からバスにのり合計片道1時間半
市内といえど、結構遠いです 車だと1時間位かな
真駒内から支笏湖へ向かう道の途中、山の中にあります
池に浮かんでいるのは、動く彫刻ですよ
美術館の他に、クラフト館やガラス工芸等をしているところや
有島武郎記念館、屋外美術館、屋外ステージなどがあります
(詳しくはHPを見てみて下さいね)
去年は、札幌シティジャズを聞きにPuちゃんと一緒に来たなぁ

美術館へ向かう道です

クリムト、シーレ ウィーン世紀末展は、イヤホンでの説明を聞きながら
ゆっくりと全ての作品を見てきました
全然、予備知識がなかったのですが、ウィーン・ミュージアムが
貸し出しをしてくれた作品は素晴らしく、100年ちょっと前の作品ですが
今にも、画家の息吹が感じられるような迫力ある展示会でした
クリムトも素晴らしかったのですが、エゴン・シーレの
その内面が痛々しいほど表現されている肖像画に目が釘付けとなりました
また、オッペンハイマーのエゴン・シーレ像には、涙が出そうでした
第1次世界大戦を経て、ハプスブルグ帝国が崩壊した1918年、
脳卒中でクリムトが亡くなり、その数ヶ月後に
28歳の若さでスペイン風邪によりシーレも亡くなり
ウィーンの芸術も沈黙をしてしまうそうです

シーレの作品集を思わず買って来てしまいました

平日といえ、結構混んでいました
美術館を出てから、プラプラと森の中を散歩して、
持参したおにぎりを食べたり、鳥の鳴き声を聞いたり
ゆっくりとした気持ちになって帰ってきました

今日は、豊平川花火大会の日
久し振りに、バルコニーでゆっくり見てみようかなぁ

宮本輝さんからの贈り物

2009-07-30 19:45:32 | 本のこと
夏の元気な花・・・ミニひまわりを部屋に飾っています

作家の宮本輝さんの小説に出会ったのは20歳位の時
『青が散る』が初めて読んだ作品です
感動して、本屋さんで探して次々と作品を漁るように読み、
新作が出るといち早く購入して読んでいました
今から何年前でしょう、宮本輝さんのファンクラブのHPが
あることを知って、読んでみたらご本人も書き込みをされていました
私も、未熟な書き込みながらも細々と参加させてもらっています
そのHPで知り合った大切なお友達が沢山います
そして、宮本輝さんが毎年のようにプレゼントして下さる
『ひとたびはポプラに臥す』という旅行記の中に出てくる言葉を書いた
通称「毒蛇Tシャツ」
今年も、ありがたいことに送って頂きました

蛇が蚊取り線香のようになっていて
毒蛇は急がないと書いています

Tシャツをくださった事も、毒蛇の言葉を今、頂いた事も
本当にありがたいなぁと思います
素敵な色とデザインでしょう
Mサイズなんだけど、メンズなのでちょっと大きめです
カポッと着て、この夏を元気に過ごしたいものです

先日、宮本輝さんも審査員をされている芥川賞を受賞した
磯崎憲一郎さんの『終の住処』を読みました
この方の文章は、一文が長くて読み憎かったです
そして、今の私の心に響く事はありませんでした
『ペナント』という短編も一緒に入っていますが
あまり読む気持ちになれずにいます
芥川賞作品は、すっと入っていく本とそうじゃない本と
すごく振りが大きいです・・・・

スパイダーウィックの謎

2009-07-29 19:20:59 | 映画のこと
またもやWOWOWで放送されたものを録画していた
『スパイダーウィックの謎』を観ました
チャーリーとチョコレート工場のフレディ・ハイモア君が
双子の男の子を演じているファンタジー映画
お母さんが相続した古い田舎のお家にNYから引越して来て
偶然見つける本が、お母さんの大大おじさんが作った本で
それが原因で、悪の要請と戦う3人姉弟の冒険の物語です
1時間30分という短い時間の映画なんだけど
ファンタジーらしいドキドキハラハラでとても楽しかったです
子供が観ても楽しいだろうなぁと思いますです

実は『フライング☆ラビッツ』という日本映画も観ました
日本航空のバスケットチームのお話
石原さとみちゃん、真木よう子さん、高田純次さんなどの出演
これは、まあおもしろいけど、映画じゃなくてもいいんじゃないかな
なんか、2時間ドラマっぽい感じでした・・・(辛口)

ハリー・ポッターと謎のプリンス

2009-07-28 22:10:41 | 映画のこと
昨日は、以前から弟に頼まれていたネット接続をするため
弟の家に行き、あたあたと作業していたら
甥っ子が母と『ハリー・ポッターと謎のプリンス』を
見に行くというので、一緒に行ってきました

私は、本を何回も読んでいるので内容は理解出来るけど
小学校2年生で、本も読んでいない甥っ子に分かるのかな?
母は、もちろんチンプンカンプンだったらしいけど
2時間半以上の映画を見終わっての感想は
ストーリー展開的に仕方が無いけど、縮め過ぎの感は否めない
分かっていて観に行って、私は充分満足しましたが
甥っ子は、なんとなくおもしろかったって感じみたいでした

本もそうですが、続きがありきの映画で
最終の死の秘宝は1と2に分けてのロードショーとなるそうです
甥っ子に、続きはいつやるの?と聞かれて
甥っ子が小学校4年生になったらやるよと教えたら
また一緒に来ようねって言ってたけど、覚えているかしら・・・ね

玉砕

2009-07-27 20:13:35 | なんでもない話
去年11月から通っていた学校の目的でもあった試験が
昨日、北海道大学で行われました
6時近くまでの試験が終わり、学校へ回答速報を確認しに
行ってきました
今年から、試験内容が変わっていた事もあり、
合格基準点や足切り点などがはっきりしていなかったのですが
今までの実績から、合格のボーダーラインと言われていた
点数よりはかなり上の点が取れました
でも、今日、学校から電話がきて、集計をとったところ
今回の試験は全体の点数が高く、
ボーダーラインが私の点数+2ということになり、
不合格でしょうとのことです
最初に聞いた時は、ショックではあるんだけど
しょうがないと思ってましたが
時間がたつにつれて、自分の駄目さ加減が嫌になって
どんどん気持ちが下降してきています
いや、、、本当に私って馬鹿だ

それで、この件について、コメントされるのは
今はとても辛いので、申し訳ないのですがコメントしないで下さい
応援してくれていて、本当にありがとうございます
毎日ひとりでいて、だらしない生活をした日も
頑張った日も、ここで自分の気持ちをを外に発信出来た事は
とても良かったし、助かりました
特に、コメントくれたりすると嬉しくって寂しくありませんでした
それなのに、なんか、わがままいっているみたいでごめんなさい

また、明日からは通常パターンの「香が散る」になります
まずは、ご報告だけしておこうと思いました

五島軒

2009-07-24 17:18:04 | おいしいぃ
うちの近くのセブンイレブンが閉店しちゃって
たくさんある散歩コースの中にセブンイレブンがなくって
しばらくご無沙汰していたんだけど
今朝の散歩の時、なんとなく「セブンイレブンに行こう!」と思い
寄って思わず買ってしまったシュークリーム
北海道限定のフェア「函館へ行こう!」の
五島軒の”函館牛乳の濃厚ムースシュー”115円

おいしかったです この値段でこの味
函館五島軒といえばカレーと思っていたけど、
洋菓子もたくさん出しているのですねぇ
函館、何度も行っているけど、また行きたくなっちゃったな

1Q84 その2

2009-07-21 19:25:13 | 本のこと
2回目の『1Q84』
時間をかけて少しづつ読みましたが
読み終わりました

天吾がふかえりにサンドイッチを食べるかと聞いたところから
ずっと、シンプルな手作りのサンドイッチが食べたかったので
今朝、パン屋さんでサンドイッチ用にカットしてもらった食パンを買って
シンプルに、ハムときゅうり、たまご、2種類のサンドイッチを作りました
そのパン屋さんに行く途中、何度も通った道なんだけど

こんなの見つけました
琴似は屯田兵とゆかりの深い町なのですね
そんなこんなで、今回じっくり読んで強く思った事は
『1Q84』、終わってないんじゃない?
続き、あるんじゃない?

くもり空

2009-07-20 23:08:10 | なんでもない話
今日も気温の上がらない日
明日から大通ビアガーデンオープンでっせ
夕方、JRタワー側の空の写真を撮ってみました
私は、暑さに弱いのでこのまま涼しい日が1週間続いてほしい
だけど、短い札幌の夏なので、ちょっと寂しい・・・


一緒に写っているいるドコモ茸くんは無視して
とても重宝している電子辞書です
以前の日記にも書いたけど、寝る前に『1Q84』を再読していて
少しでも意味の分からない言葉とかも手帳に書き出して調べるようにしています
雰囲気で読んでいた漢字とかもちゃんと調べたりしています
電子辞書には広辞苑、国語辞典、漢和辞典、英和和英辞典、百科事典、等々
機能がいっぱいなので、助かりまする
調べたもの、たとえば
 アナロジー → 同一性のあること、関係の類似
 踵(キビス)を接する → 人のあとに密着して行く
             転じていくつかの物事が引き続き起る
 無謬性(むびゅうせい) → 理論・判断なのに誤りのないこと
とかなんとか、、、、他にもたくさん、なかなか物語が進まないです
小説ってなんとなく前後の雰囲気で意味を勝手に理解して読み進めちゃうけど
ちゃんと調べる事もまた、楽しいかもなと思います