香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

私たちが好きだったこと

2011-03-30 20:51:29 | 本のこと
30日のほぼ日の「今日のダーリン」での
 前略
 そして、泣いたり騒いだりは、
 他の人がなにかを堪えているような場面では、
 とてもうるさいばかりです。
 中略

 このごろは、泣いたり騒いだり鐘を鳴らしたりの音が、
 あちこちから、ひっきりなしに聞えてきますが、
 こころの内側で深く泣いている人のことを、
 すこし想像しましょう。
 略

という文章を読んで、「静かにしのぐ」という言葉が浮かんだ

宮本輝さんの『私たちが好きだったこと』で
大好きなロバちゃんの言葉・・・
発した意味はちょっと違うけど、
今こそ、わたしは「静かにしのごう」と思ったの

『私たちが好きだったこと』は平成7年の作品
 工業デザイナーを目ざす私、昆虫に魅入られた写真家のロバ、不安神経症を
 乗り越え、医者を志す愛子、美容師として活躍する曜子。偶然一つのマン
 ションで暮らすことになった四人は、共に夢を語り、励ましあい、二組の愛
 が生まれる。しかし、互いの幸せを願う優しい心根が苦しさの種をまき、エ
 ゴを捨てて得た究極の愛が貌を変えていく……。無償の青春を描く長編小説。

映画化もされた作品(岸谷五朗さん、夏川結衣さん、寺脇康文さん、鷲尾いさ子さん)
とてもとても好きなお話
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しゃぼん玉

2011-03-29 21:47:46 | 本のこと
本棚の中に、読んだ覚えの無い本があって
改めて読んだ 乃南アサさんの『しゃぼん玉』

 女性や老人だけを狙った通り魔や強
 盗傷害を繰り返し、自暴自棄な逃避
 行を続けていた伊豆見翔人は、宮崎
 県の山深い村で、老婆と出会った。
 翔人を彼女の孫と勘違いした村人た
 ちは、あれこれと世話を焼き、山仕
 事や祭りの準備にもかり出すように
 なった。卑劣な狂犬、翔人の自堕落
 で猛り狂った心を村人たちは優しく
 包み込むのだが……。涙なくしては
 読めない心理サスペンス感動の傑作。

若くて愚かで短気な翔人、
宮崎県が四国だと思うってどういうこと?とも思うけど
自分だって若い時は常識なんて無かったよなとも思う
そんな翔人が村のお年寄りに出会って変わって行く様に
胸が熱くなりながらも、先のことを考えて不安になる
最後は感動というより、心底ほっとして読み終わった
なんで、読まないで本棚にしまったんだろう・・・
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三十光年の星たち

2011-03-26 19:29:53 | 本のこと
宮本輝さんの新刊『三十光年の星たち』

先週、入荷が遅れていた本屋さんから連絡があり
すぐに読み始めて、やっぱり一気に小説の世界に入り込み
丁度連休中に読み終えてしまった
心うたれるやさしい言葉がたくさんの星のように散りばめられ
静かにドキドキしながら読み終えたのだけど
こういう時期だからなのか、少し心から納得出来ないところもあり
もう一度、ゆっくりと、付箋をつけながらでも読み直したいと思う
ただ、やはり思ったのは、わたしにとっての宮本輝文学ほど
大切なことを分かりやすくやさしく書いてあり、
夢中になる本はないのだと思った

もう一度読み直そうと思いながらも、
やはり毎日のニュースやネットでの情報を見ていて
どんどん気持ちが疲弊していった自分が、すごく嫌になってしまう
同じ日本にいながらも、ここ札幌は余震はないし、放射性物質の心配もない
スーパーもコンビニも品薄状態じゃなく、何もかもいつも通り
でも、同じ時にすごく悲しく苦しく辛い思いをしている人たちがいる
これって、今までも世界のどこかで起きていたことなんだけど
今回の震災で突然身近に感じて、どうしたらいいのかわからない
自分に出来ることを考えて、なんて最初の頃は元気出そうと思っていたけど
あまりにも自分に出来ることが小さくてあぜんとするばかり
こんなこと書いている今も、テレビやラジオで地震速報が流れる
本当につらい人苦しい人の外側にいる自分が情けないなんて
そんな考え、間違っているんだよね わかっているんだよね
いま、たくさん色々と考えなくちゃ駄目なんだなぁと思うばかり

こんな風にしていて、ちょっと体の調子も悪くしたりしていたので
まずは、気持ちを少し外に向けようと思い、ブログ書いている
自分勝手な、ただ垂れ流ししているだけだなぁとも思ったのだけど
これもわたしだなと思って・・・ね

まだ寒い冬の空の札幌
早く暖かくなるといいな 
被災している方が寒い思いをしないように
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切羽へ

2011-03-19 15:10:08 | 本のこと
井上荒野さんの直木賞受賞作『切羽へ』

終始、静かに波の音が聞こえてくる場所にいるような気になる
繊細な大人の恋愛小説
印象的な場面、言葉がたくさんある
あとがきで、山田詠美さんが書いていた言葉であるけど
「ああ、やはり、井上荒野さんは、書くことと同じくらい、
あるいは、それ以上に、書かないことも大事にしてる人なのだ」
に、そうだったのか、この読後感は・・・と思った

こうやって、普通に生活をして、大好きな本を読んでいれることが
幸せなことで、大切に生きて行こうと、しみじみする
そして、今回の地震の被害に遭われた人たちのことを
さっさと忘れるような人間にならないように頑張ろう

彼岸桜が綺麗に咲いてくれた
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FAKE BOOK

2011-03-16 21:35:47 | 好きな音
本日、2度目の投稿

大橋トリオさんのニューアルバム
 『FAKE BOOK 』

エアロ・スミス、シャーデー、ママス&パパス、
デズリー、タヒチ80、スティービー・ワンダー、
デビット・ボウイ、アリシア・キーズのカバーアルバム
今日は,行き帰りの通勤中も家の中でもずっと聴いていて
なんだかとっても癒された

昨日、中学の同級生4人で久し振りに集まって
楽しくにぎやかに夜を過ごした
そして、淋しい事実を知った
中学生のとき、高校生のとき、大人になってから
とぎれとぎれだったけどお付き合いしていた
大好きだった彼が、今年の1月に癌で亡くなっていた
前に付き合っていた彼(夫も含む)とかって
思い出したりとかしないし、もちろん連絡もしないけど
彼だけは、ずっと心の中で心配していたんだよなぁ
いつでもわたしの片思いみたいだったし
とびきりのろくでなしだったから
わたしの知らない面ばかり持っている彼はそれでも
48年間の人生を全うして逝ったんだろうと思う 何故か・・・
きっとお花なんて全然興味がなかったろうけど
わたし自身のために、今日は彼岸桜とこでまりを買って来て
ちょっとだけ、彼のことを思い出してもいいかなと思うんだぁ
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グアテマラの弟

2011-03-16 21:12:47 | 本のこと
毎日、大変なことが続いています
わたしに出来る事を考えても、小さなことしか出来ない
でも、小さなことが積み重なると大きくなるんだから
冷静になって、人も自分も責めずに、笑顔で過ごそう
うちでも、会社でも、節電に心を配ることを楽しんでみる
少ないけど紙のお金は郵便局で募金することが出来たし、
コンビニで買い物をしたときは、
お財布の中の小銭を募金箱に入れよう
そんなことから、ひとつひとつ

片桐はいりさんの『グアテマラの弟』

文庫になったので、早速買って読んでみた
はいりさん、最高
 グアテマラの古都・アンティグアに家と仕事
 と家族を見つけた年子の弟。ある夏、姉は十
 三年ぶりに弟一家を訪ねる旅に出た。まばゆ
 い太陽とラテンの文化で、どんどん心身がほ
 ぐれていく。そして陽気に逞しく暮らす人た
 ちと過ごすうちに心に浮かんだのは、外国を知
 らずに逝った父、家事にあけくれ続ける母の
 ことだった。旅と家族をめぐる名エッセイ。

読んでいくうちに、はいりさんの心がほどけていき
ぱっーっと解放され気持ちよくなっていく
弟さんがあとがきを書かれている中で
グアマテラは首都の道路が陥没したり、
火山が大爆発して5日間ほど空港が閉鎖されたりしたこともあり
良い事よりも、悪い事の方がニュースになりやすい
この本のように明るい話が日本語の活字になるということは
グアマテラに住んでいる日本人としては大変うれしいことだ
とあり、いまこの本を読んだ事にも意味があったんだなぁと・・・

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考えています

2011-03-13 10:33:47 | なんでもない話
11日の地震、札幌にいるわたしはまさかこんなに大惨事になるなんて思わず
仕事場だったのでネットやツイッターで状況を知り驚きました

たくさんの方が亡くなってしまい、ご冥福をお祈りします
まだまだ余震も続いて、避難されている方、家族と連絡出来ない方
心配は絶えないでしょうが、なるべく早く解決することを願っています

急遽ストリーミング放送となった『安住紳一郎の日曜天国』で
安住さんもおっしゃていますが、自分が出来ることを冷静に考えて、
行動して行くしか無いと、ここ2日間考え続けています
テレビは、あまりの悲惨さに震えてしまい、1時間と見続けることが出来ません
そんな中、ツイッターでの皆さんの暖かいお話が
ひとりでいるわたしにも心に響きました
東京近辺にいる友人たちの安否がわかったのもツイッターやネットのお陰です
心配だけど、通信は一番必要とする人たちのためにとっておきたいので
この存在はとてもありがたいです
そして、ツイッターを見ていて、自分が今出来ることも早めに整理することが出来ました
その中のひとつがお友達がRTしてくれた記事ですが、こちらです
  → 被災地でない地域のツイッターユーザーにお願いしたい5つの事
ツイッターユーザーでなくても、みんな同じだよと思いました

今日は晴れて少し暖かい札幌です
日中は暖房をつけなくても厚着をしていれば部屋の中で過ごせそうです
被災された方々も、暖かく過ごせますようにと、心から願います

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羊どろぼう

2011-03-09 22:07:45 | 本のこと
ほぼ日刊イトイ新聞から頼んでいた本
糸井重里さんの『羊どろうぼう』
今日、遅くに電話したのに、快くヤ○ト運輸の方が届けて下さった
大好きな奈良美智さんの表紙
本の触り心地がなんともいえずいい
中をパラパラめくると、ドキドキ楽しい気持ち
糸井さんからのお手紙や
しょうがシロップ、ジャム、黒豆、寒天のレシピや注意書き付き
手に取って、こんな風に幸せな気持ちになれるなんて
毎日、少しづつ色々なところから読んでいくのだ

今日は、午後から先輩と一緒に外出したついでに
洋麺屋五右衛門でランチをした
お試しか!で人気があると知った
”海老とアボガドのジェノバソーススパゲティ”を
今まで食べた五右衛門のスパゲティの中で、一番好きだ
仕事で立ち寄った場所で,長く勤めた会社の大好きな上司と再会
元気そうで、うれしかったなぁ

地下街オーロラタウンでは、フラワーアレンジメントの展示会をしていた
今週の土曜日には、札幌駅から大通りまでをつなぐ
地下通路が開通するんだよね
これは、とっても便利 近いうちに探検
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March

2011-03-08 07:12:43 | なんでもない話
3月になって、ずんずんと日の出が早くなった気がする
毎日、なるべくなら6時台に起きて、
ゆっくりと朝の時間を過ごすようにしているので
6時には、丁度JRタワーの上に朝日がサンサンなのでビックリする
まだ、雪も降るだろうし、吹雪もありそうだけど
やっぱり、春は必ずくるのだなぁ(シミジミ)

3月6日は、大好きな作家、宮本輝さんのお誕生日で
幸運なことに、ファンサイトの方々とお誕生日カードを
宮本先生にお届けすること出来て、そのカードがこれ

ちょこちょこと出かけて撮った写真を組み合わせたカード
これに文章を入れて送らせてもらったのだ
イラストは描いたりするけど、絵を描くのは学校の授業以来ないので
本当は、絵を描いたりとかしてみたいなぁと思っているの
やりたいことは、まだまだたくさんあるね
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猿ぐつわがはずれた日

2011-03-06 19:04:41 | 本のこと
もたいまさこさんのエッセイ
 『猿ぐつわがはずれた日』
40歳になったもたいさんの飄々とした日常
怒るところで笑ってしまい、痛いところで吹出し
可笑しいところでほろりとする
もたいさんって、映像でのあのイメージとおり
飄々と淡々として、自分を持っている人なんだなぁ

今日は、長年勤めていた会社の仲間たちと相方が
ランチ宴会にうちにくる予定だったのだけど、
インフルエンザが蔓延しているらしく、2人が感染し
1人が風邪っぴきらしく、中止になった
大丈夫かいな・・・早く治ってね
なので、今日は予定も無くのんびりした日曜日

朝は、昨日買っておいたミスドのフロッキーシュー2個ぺろり
遅めのランチは、宴会で作る予定だったひとつ、
蟹と菜の花のクリームパスタ
安住紳一郎の日曜天国を聞いたり
WOWOWで放送された
浅田次郎さん原作「地下鉄(メトロ)に乗って」を観たり
新しい本を読んだりして、ゆっくり過ごした中
今日は、作家宮本輝さんのお誕生日なので
連載中の『水のかたち』の切り抜きを最初から見たり
整理していなかった号をまとめたりしていた

運動不足は、ロディオボーイに乗ったり体操をしたり
あとは、ゆっくりお風呂に入って
今日は早めに休みましょう・・・・
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