香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

家電

2010-08-29 23:41:38 | なんでもない話
うちの家電、まずは電子レンジ、次に洗濯機、その次に冷蔵庫と
古くなってきて、そろそろ買い替え時期かなぁ、
でもひとつづつだなぁと、思ってはいたのよ
だってしょうがないじゃない・・・
しかし、昨日突然、掃除機が「ひゅんひゅんひゅん」と
音を立てて電源が入らなくなった
予想外 君が一番だったのかい
ダイソンのとか、自動掃除機とかほしいけど・・・やっすいのにしよ

今日は、朝9時から夜9時半まで学校・・・居残りブービー
課題が終わらなくって帰る人も結構いたのだけど
あと少しだからと頑張っていたらいつのまにかブービー
すっかり疲れて帰って来て
龍馬伝みて泣いて寝ます

くじけないで

2010-08-27 22:56:09 | 本のこと
柴崎トヨさんの『くじけないで』
朝日新聞の「天声人語」で読んでから、とても読みたかった詩集
今日、急な発熱の為に具合の悪くなったPuちゃんを送った帰りに
前に近くにあったちょっと変わった本屋さんが移った場所を通ったので
ふらっと引き寄せられるように寄って、目の中に飛び込んで来たの
帰りの地下鉄の中で涙をこぼさないように読んだ
98歳になるトヨさんのやさしいまっすぐな心がぐっとくる
テレビなどでもとても評判になっているようなので、
読んだ人も多いのでしょうね
たくさんの人が読んで、元気をもらったり助けられるような気がする

朝日新聞に載った詩は ”神様”という詩
新聞を読んで、涙がこらえられなかったのは初めて
朝は必ずやってくる・・・んだよね
いつも手に届くところにおいて、何度も何度も読みたい

言い訳

2010-08-26 20:40:01 | なんでもない話
書道家武田双雲さんのブログ

言い訳が多くなっている時や
うだうだと理由を説明している時は

覚悟できていない証拠
腹がすわっていない証拠

やる時は、ただやるっきゃない。


今日も、元気をもらった
自分で自分に言い訳していたこの頃
覚悟して、頑張ろうっと

仕事柄、送られてくるのを楽しみにしていた雑誌が
ネットで公開されているのを見つけた
TOTO通信
専門的なことも多いけど、普通に読んでいてもおもしろいと思う
特にわたしが好きなのは、浦一也さんの「旅のバスルーム」
短いエッセーで、世界中のホテルのバスルームや街の事、部屋の事が
スケッチ付きで毎号掲載されている
なかなか、旅に出られないわたしに、爽やかな風が吹いている
バックナンバーも見られるのがうれしい

あんじゅう

2010-08-24 18:11:25 | 本のこと
宮部みゆきさんの
三島屋変調百物語事続『あんじゅう』
やっと読めました
前作の『おそろし』に比べると、ほっこり感が勝っているような感じ
それはやっぱり、この物語の聞き役・三島屋夫婦の姪おちか自身が
自分の身に起きた事柄から立ち直ってきたからなのだろうな
不思議な奇妙なお話の中に、人の色々な感情が折り重なり
切なかったり、ほっこりしたり、おそろしかったり、大好きな小説
多分期間限定だと思うけど、HPがあるので、興味のある方はどうぞ
こちら → あんじゅう
今回は、ページごとに南伸坊さんの素敵なイラストが満載なのも楽しい

あ、でも読んでみようと思う方は、
是非『おそろし』から読んだ方がいいと思いますです

実は、先週の土曜日の夕方から38℃以上の熱が出て
日曜日はなんとかタクシーに乗って学校へ行ったのだけど
最後までいられず、夕方戻ったら39.3℃の熱
昨日、仕事を休んで、午後からまた熱が上がったので病院へ行ったら
どうも何かに感染しているということしか分からず
血管注射をして抗生物質を飲んだら、今日はかなり楽になった
さっき病院に電話して血液検査の結果を聞いたら、
やはり何に感染したのかは分からないけど、
なんちゃら蛋白と炎症が起きているために白血球の数が増えてとのこと
抗生物質が効いているから、熱も下がっているけど、
薬はちゃんと飲み続けなさいと言われた
お昼には平熱に戻ったので、薬を飲んでいなかった事・・・
先生、見えてた
何に感染したのか、どうして感染したのか分からないけど
仕事の事で、色々とあって、わたしなりに悩んだり
考え方を変えようと思ったり、割り切ろうと思ったり
ちょっと疲れていたのかな・・・と反省
健康第一ですね

地味ぃ

2010-08-16 20:01:20 | おいしいぃ
12日から始まった夏休み
前夜祭(?)でおなじみE師匠たちとUnicoで食事
最初の頃は美味しく笑い転げて写真を撮り忘れ
最後の方に頼んだ、Puちゃん大好きなガーリックトースト
2回目の注文なのでアンチョビ乗せ

と、江別の胡瓜に味噌つけて

可愛いミ~さんも一緒に4人楽しく笑った素敵な夜だった

次の日からは実家の仏壇にお参りに行ったり
ちょこちょこと買い物に行ったり
相変わらず学校へ行ったり
夜はゆっくりと本を読んで過ごし
とても静かな夏休み
本日、スタバでダークモカフラペチーノを頂きながら読書

わたしの夏は終了だなぁ
相変わらず暑い毎日ですが

小さいおうち

2010-08-14 23:31:31 | 本のこと
中島京子さんの『小さいおうち』
芥川賞を読んだあとは、直木賞作品というわけじゃないんだけど
続いて読んでしまった
中島さんの作品は1冊だけ読んだものがあまり印象良くなく
もう読まないだろうなぁと思っていたところ、
今回の直木賞受賞で特集された「王様のブランチ」にての
インタビューを見て、面白そうだなと思ったのと
中島さんのお話や雰囲気が好きだなとも思って読んだ
期待以上に好きになるお話
昭和初期から戦時中まで女中として働いたおうちでの出来事を
80歳を過ぎたいま、回想しながら書いているという設定
それを見る甥の息子や当時の人たちのことなど
淡々と、飄々と語られて行く
お話の中で、戦争中なのに深刻さが足りないと言われるところで
向田邦子さんがエッセーの中で
戦時下、大変な状況ではあったけれども、
わたしたちはちょっとしたことで笑っていた
というようなことが書かれていた事を思い出した
インタビューでもたくさんの資料を読まれたとのことだったけど
ああ、そうだったんだろうなぁと思って読んでいた

赤い可愛い表装をとると、昔の本っぽい表装
お気に入りの本がまた1冊増えました

三千枚の金貨

2010-08-13 16:16:57 | 本のこと
火曜日の朝に読み終わった
宮本輝さんの『三千枚の金貨』

雑誌BRIOに連載していた時に読んでいたので
2/3くらいは再読状態だったのだけど、ひきこまれた
同じく宮本輝さんさんの『オレンジの壷』を思い出したかな
大切なことを思い出させてくれ
悲しい事実や切ない気持ちが淡々と語られていて
品のある人間でありたいと思う・・・こんなわたしでも
宮本輝作品には、いつもいつも大切なものが詰まっている

雑誌「文芸春秋」に載った芥川賞受賞作『乙女の密告』
読み終わったのだけど、何が何やら・・・
楽しい場面もあり、くすっと笑ってしまったりするのだけど
根本的なこと、”乙女”の意味がよく分からなかった
アンネの日記のことも良く覚えていたかったのも
このお話を理解出来なかった原因かも
ただ、文章は読みやすく、最後まで苦しくなく読めたので
今度は違うお話を読んでみたいなぁ 赤染晶子さん

本日2度目の投稿・・・
空が高くなって、雲がもくもくと白く大きく
お盆らしい空の日、ゆっくりと静かにすごしております

借り暮らしのアリエッティ

2010-08-13 10:40:31 | 映画のこと
昨日、木曜日のレディースデイに見てきました
「借り暮らしのアリエッティ」
短めの上映時間で、なんだかあっという間だったけど
生きる事に一生懸命なアリエッティ家族の姿が美しかった
翔くんの子供ながらの残酷さと繊細さと度胸が素直に受け入れられた
ジブリ作品、また好きな映画がひとつ増えたなぁ

小人といえば、アリエッティたちよりもう少し小さい小人のことを書いた物語

さとうさとるさんの『だれも知らない小さな国』シリーズは
高校生くらいのとき偶然見つけた文庫本で、大好きだった
黄ばんでぼろぼろになってしまったけど、まだ持っているシリーズ8冊
この物語の小人をコロボックルと呼んでいるのだけど
小さな小さな国を造って、小人同士協力しあって
それぞれの得意なことを仕事にしたりして、
自然や虫、鳥たちと戦い協力しあい
やさしい素朴な気持ちを持って生きている
アリエッティたちと同じように、基本的には人間は危険だと思っているので
コロボックルたちは、仲間となってくれる人間を慎重に選んで生きていく
人として、一番単純で大切なことを、教えられるのではなく
感じて行くという感覚になる
映画を見ながら、このコロボックルたちのことを何度も思い出した

いまこの時、アリエッティとその家族とその種族と翔くんが
元気で過ごしていてくれたらいいなぁ

昨日の札幌駅上の映画館は、すっごい人だった
午前中は雨だったこともあってか
家族連れでフロアーが溢れかえっていた
お盆休みも始まって、お父さんお母さんもお休みの方が多かったのでしょうね
わたしも昨日から16日までお休み
しなくてはいけない事があるのだけど、少しゆっくりと本が読めそう

夜の公園

2010-08-08 22:22:07 | なんでもない話
今日、地下鉄から家までの帰り道
夜9時の公園の中を横切ったら
中学生くらいの男子達と女子達がそれぞれ
ちょっと離れてなんだか話をしていた
ベンチは若いカップルが線香花火をしていた
な~~~んか、いいなぁ
ザ・夏休みという感じ
製図板やらたくさんの荷物を肩にかけた
変なおばちゃんが通っちゃって・・・ごめんねごめんね

昨日、ブログを書いてから予定通り散歩に出て
札幌市場の青果市場で野菜とかを購入

ちょっといたんだところのある桃が3個で500円
甘くてほっぺたが落ちるかと思ったわ
プルーンとアスパラととうきびを買ったのだけど
とうきびがピュアホワイトという品種で実は食べるのが初めて
すっっっごく甘くて美味しい びっくり
もし、お店で売っていたら即購入することをお勧めします

昨日のお昼はMさんと一緒に
らっきょのスープカレーを食べて来た
あの、テレビでコマーシャルしている”らっきょ”です
わたしは季節の野菜スープカレー中辛(HPに写真があります)を食べ
Mさんは、チキンスープカレー
いつも行くデストロイヤーのスープカレーとは
また全然違う感じなのだけど、とっても美味しかった
野菜はキャベツや山芋、トマト、かぼちゃ等々具沢山で
特にキャベツがとてもスープにあって美味しかった
お店の中は冷房がついているのだけど、入り口が開いているので
室温は30℃、暑さと辛さで汗をたっぷりかいて食べてきました
スープカレーって、北海道以外で、もうメジャーなものなのかな
美味しいから、色々な処で食べられたらいいな

終わらざる夏

2010-08-07 06:30:32 | 本のこと
昨日の夜中に読み終わりました・・・
浅田次郎さんの『終わらざる夏』
泣きながら寝てしまい、
まだ北の地、占守(シュムシュ)島にいるような気持ち
戦いたくはない戦で、限りなく死に近い場所にいながらも
生きようと思う強い心に、何度打ちのめされたか
どうしようもない事実にに、やさしさに、悲しさに、何度も泣いた
今から65年前の日本の人たち、ロシアの兵士達の過酷な真実に
耐えられないと恐怖すら感じてしまう自分の弱さを知る
ありきたりの言葉だけども、戦争は嫌だ

小説の中に何度も繰り返される言葉がある
 カムイ・ウン・クレ
 神、我等を造り給ふ
千島アイヌの挨拶の言葉で、
この言葉を忘れずに生きていこうとした人たちを
忘れてはいけないと思った

1ヶ月以上ぶりに小説を読み終わって
こうやって感想を書いているけど
久し振りに読んでいると、読む力が衰えたことを痛感した
読み続ける事が出来ない、理解するのに時間がかかる
もどかしい思いをしながらも、読み終わった充実感
そして、やっぱり読んでいる間が一番幸せだな
本を読む事が好きでよかった

6時過ぎの札幌、もう暑い暑い
毎朝、札幌競馬場の厩舎にいる馬
元気な鳴き声が聞こえるのだけど
今朝は「あつい」と言っているよう
まだ涼しいうちに、ちょっと散歩してきて
今日はおうちの中で勉強していようっと