香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

太陽の棘

2014-04-28 21:37:04 | 本のこと
原田マハさんの
『太陽の棘(トゲ)』



 私は、出会ってしまった。
  誇り高き画家たちと。
 太陽の、息子たちとーー。


終戦直後の沖縄。ひとりの青年米軍医が迷い込んだのは、
光に満ちた若き画家たちの「美術の楽園」だった。


沖縄が、日本ではなかった戦後の時代
芸術家が作ったニシムイ(北の村)と
そこに偶然訪れ、
自らの大切な時間・ものを得ることになった
若きアメリカ軍の軍医のお話で
名前は少し変えていますが、
事実を元にしているそうです。

奇跡の偶然というのか、運命であったのか
軍医と画家たちとの出会いは必然ではなかったかと思う
戦後の沖縄に在住するアメリカ人と
日本に見捨てられたような沖縄人の姿が
現実であるからこそ、つらかった
そして、画家たちの熱い熱い芸術への思いが
まぶしく、切なかった
淡々と書かれている小説だからこその感動
すごく、すごく、好きになりました

絵が好きで、好きで、どうしようもなく好きで
生きるために、ただ描いていた。
ただ描くために生きていた。
がむしゃらに、ひたむきで、格好わるくて、美しい
ニシムイの画家たち


    

今日は、仕事帰りに
宮本輝さんの流転の海シリーズ第7部
『満月の道』を買いに札幌駅まで行きました
帰りに、先週の木曜日にオープンした
フランス本店のパン屋さんPAUL
30分待ちと言われたのですが
買い終わって30分だったかな

たくさん買い込んでしまった
フランスパンは冷凍庫へ
クロワッサンとパンオショコラは明日のランチ
パンオフォロマージュをさっき食べました
想像と違って、モッチリとして美味しい
焼きたてだったのもよかったのかな
まさか、並んでまでパンを買うとは思わなかったけど
ついついね