香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

本のこと、まとめて

2017-02-23 22:43:11 | 本のこと
しばらくブログをサボっていたら
読み終わった本が溜まってしまった

よしもとばななさんのエッセイ
『すばらしい日々』



「父が入院している病院の階段をのぼるときいつも逃げ出したかった。
死にゆこうとしている父に会うのがこわかった」。
父の脚をさすれば一瞬温かくなった感触、
ぼけた母が最後まで孫と話したがったこと。
老いや死に向かう流れの中にも笑顔と喜びがあった。
愛する父母との最後を過ごした〝すばらしい日々〟が胸に迫る。
発見と癒しに満ちたエッセイ。


エッセイなんだけど、ばななさんの小説を1冊読んだよう
親がいなくなるって、家族がいなくなるって辛いね、寂しいね
素直な気持ちのまま、優しさに包まれように読み進める
ばななさん流の生き方に、すごくホッとした

ハリー・ポッターシリーズの特別リハーサル版
『ハリー・ポッターと呪いの子』



<物語の展開>
8番目の物語。19年後。
この本は、続巻として待ち望まれていた8番目のハリー・ポッターの物語で、
『ハリー・ポッターと死の秘宝』での戦いから19年が経ち、
父親になったハリーが2人目の子どもを
ホグワーツ魔法学校へと送り出したその後の物語です。
ハリー・ポッターとして生きるのはもちろんたいへんなことでしたが、
その後のハリーも決して楽ではありません。
今やハリーは、夫として、また学校に通う3人の子を持つ父親として、
魔法省の激務に押しつぶされそうな日々を過ごしています。

ハリーがすでにけりをつけたはずの過去と取り組まなければならない一方で、
次男のアルバスは、望んでもいない”ハリー 一家の伝説”
という重圧と戦わなければなりません。
過去と現在は不吉にからみあい、父も子も痛い真実を知ることになります。
闇はときとして思いがけないところから現れるのです


脚本を読むのは苦手、と思って手を出さないでいたけど
読み始めたら、ハリーポッターの世界にすぐに入っていけた
父親、母親になったハリーたちが愛おしく
変わらず凛々しいマクゴナガル先生が素敵で
ハリーとマルフォイの息子が、可愛くて仕方がない
新しいシリーズの幕開け?だよね。嬉しいな

道夫秀介さんの
『獏の檻』



1年前に離婚した大槇(おおまき)辰男は、
息子・俊也(しゅんや)との面会の帰り、
かつて故郷のO村に住んでいた曾木美禰子(そぎみねこ)を駅で見かける。
32年前、父に殺されたはずの女が、なぜ――。
だが次の瞬間、彼女は電車に撥ねられ、命を落とす。
辰男は俊也を連れてO村を訪れることを決意。
しかしその夜、最初の悪夢が……。
薬物、写真、地下水路。
昏(くら)い迷宮を彷徨(さまよ)い辿り着く、
驚愕のラスト。道尾史上最驚の長編ミステリー!


道尾秀介さんのミステリーに間違いはないって
何度ここで書いただろうか
少し厚めの文庫を、サクサクとどうなの?どうなの?と
読み進めていけた楽しい読書の時間だった

有川浩さんの
『旅猫リポート』



秘密を抱いた青年と一匹の相棒は“最後の旅”にでた

現代最強のストーリーテラーによる、青年と猫のロードノベル。
あたたかな光溢れるラストまで
どのページにも忘れ難い風景が広がる傑作です!


2月22日猫の日に、読み終わったのは偶然
この前亡くなった、佐藤さとるさんのコロボックルシリーズを
受け継い有川浩さんらしい、優しく暖かいライトノベル
サトルと猫のナナのやりとりに、何度もキュンと切なくなりながら
最後は、涙が止まらず、、、
絵本にもなっているので、誰かにプレゼントしたくなるな

    

ここ2週間ほど、疲れが取れないなぁと
ちょっと嫌なことも重なり、気持ちが落ちていたり
そんな中、右股関節が痛くなってきて
ストレッチしたりしていたんだけど、
先週の日曜日に、エスのエリちゃん、こはるさんと
きたえーるに練習に行き、1周走って激痛でリタイア
火曜日に鍼灸師のえりちゃんに針を打ってもらったりしたんだけど
パッとしなく、今日は特に痛い
ストレッチしたり、えりちゃんとこ通ったり、
ダイエットしたり(これが一番大切
気長に治していきますぞい

たった、それだけ

2017-02-13 20:41:38 | 本のこと
宮下奈都さんの
『たった、それだけ』



何があっても変わらずに、笑っている。
あの人はそんな〝冷たい〟人だった――。
社命で携わった仕事に贈賄の容疑がかかり、
失踪した望月正幸。正幸の浮気相手、妻、娘。
変わることを余儀なくされた人たちの思いは。
希望は訪れるのか。
一言一句にいたるまで確かな手によって掬い取られた
詞藻豊かな連作短編集。
繊細にして力強い心情描写は至高の域ともいうべき。
『羊と鋼の森』と時を同じくして書かれた傑作、待望の文庫化!


逃げることで、生きて闘う人
待つことで、逃げて闘う人
細い糸で結ばれた先には、暖かい灯が見える気がした
切なく悲しくやるせないお話なのに
絶望ではなく、希望を持って読み終えた
とても好きになった本

芥川賞受賞作、山下澄人さんの
『しんせかい』



19歳の山下スミトは演劇塾で学ぶため、
船に乗って北を目指す。
辿り着いた先の【谷】では、
俳優や脚本家志望の若者たちが
自給自足の共同生活を営んでいた。
苛酷な肉体労働、【先生】との軋轢、
地元の女性と同期の間で揺れ動く感情――。
思い出すことの痛みと見向きあい書かれた小説


文藝春秋で選評も読み終えてから読んだ
青春小説なんだと思うのだけど、
全体的にあっさりしているのは
主人公のスミトの性格からなのか
出来事としても、気持ちの表現にしても
なんとなく物足りない感じだった
やっぱり純文学?ってわからないな

    

日曜日は、URC(ウルトラランニングクラブ)主催の
しばれランに参加させてもらった
11日土曜日AM0:00から、各々好きな時間に好きなコースを走り
12日日曜日AM10:00に集合して12:00まで何キロ走るか。。。。
わたしは、土曜日午後から、9kmだけ走って
日曜日は早めに待ち合わせ場所に行って、少し走っておいて
最終的には16km、合計25kmで、参加走者37名中26番目
ブービーや、ビリで発表されたら照れちゃうなぁと思っていたからホッとした
コースには、URCエイドがあり、コーンスープや甘酒が振る舞われて
終わってから、お風呂に入り、アサヒビール園でジンギスカン
1位の人は138kmで、100km超走った人が3人もいる
みんなすごいなぁ、そして、面白い人たちばかり
と、ずっと笑ってばかりいた1日だったよ

パリわずらい

2017-02-06 21:23:19 | 本のこと
浅田次郎さんのエッセイ
『パリわずらい 江戸わずらい』



JAL機内誌『スカイワード』人気連載単行本化の第3弾。
海外、国内で遭遇した抱腹絶倒の出来事から、
身辺に起こる驚きと感動のエピソードを絶妙の筆致で描く傑作エッセイ集。
温泉での珍事を描いた『話にもなりませんわ』、
軽井沢の別荘に出現した謎の生物とは『招かれざる客』、
ナポリでナポリタンを追い求める『多様性と二者択一』、
ラスベガスでマイケル・ジャクソンとまさかの邂逅
『袖振り合うも多生の縁』ほか極上の全40篇。


浅田次郎さんのこのエッセイシリーズは楽しい
ただただ、楽しんで読んでいる
少し頑固で、わがままで、しょーもないところがいい
飛行機に乗ることは、そんなに多くなく、
JALじゃないことが多いものだから、
エッセイの文庫が発売されるのを首を長〜くして待っているのだ
ANAの吉田修一さんのエッセイも好きなんだよな

夏目漱石原作、近藤ようこさんの
『夢十夜』



2016年5月の記事
夏目漱石原作による近藤ようこ「夢十夜」の連載が、
岩波書店の公式サイトにて始動する。

原作の「夢十夜」は 、「第一夜」から「第十夜」までの
不思議な夢を詩的に綴った文学作品。
近藤によるマンガ版も全10編構成で、
「第一夜」は5月25日に公開され、
以降は毎月25日頃に更新される。

なお本作は「第一夜」から「第八夜」までは公式サイトに掲載され、
「第九夜」「第十夜」を加え来春に単行本化される予定。


夏目漱石の『夢十夜』は読んでいなかった
近藤ようこさんの絵で読むと、迫力というか
凄みがあり、不思議でちょっと怖いな



待ち遠しい春を待つ準備のため
ヒヤシンスを購入。。。



日曜の朝日、この1週間ちょっと、講義のために早起きして
集中して勉強していたので、日曜の朝日が綺麗で嬉しくなった
頑張る!と決意して、なんとか2回目の講義も終了
大通公園では、今日から始まる雪まつりの前夜祭だった



夜になっても、そんなに気温は下がらず
人もそんなの多くはなかったので、見やすかったな
しかし、雪像の数より屋台の数の方が多いんじゃなかな
わたしが子供の頃の雪まつりって、すごく寒くて
かまくらの中で甘酒が振る舞われたりしていただけで
屋台なんてなかったんだけど、、、
オータムフェスト雪祭り版みたい



帰り道に通った赤レンガテラスの方が
趣があって、綺麗だったと思う