香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

清明(せいめい)

2014-04-13 20:40:10 | なんでもない話
この季節
春の暖かな陽射しの中、
まさに天地万物が清らかな明るさに
輝いている様を表す言葉です

この土日の札幌は
気温はあがらなかったけれども
陽射しがあり、春らしい日でした

再読だったのがわかった
白石一文さんの『私という運命について』
最後まで読みましたが
やっぱり内容をほぼ忘れていました
そして、忘れていてよかったのではと・・・
何を感じていいのか
どうしてこんな終わり方なのか
なんだか納得できませんでした
ドラマは、少しアレンジしてほしいな

金曜日は、お友達と楽しい食事会のあと
うちに泊まってもらっておしゃべり
楽しい気持ちのまま土曜日
お友達が帰ってから、走りに出たのですが
結構、いい調子で走ってた気分だったのに
突然、吐き気がして「走りたくない」気分になり
歩いて帰ってきてしまった



北大のエルムトンネル上
遊歩道からの空が高くて気持ちよかった

夜は、ちょっと遠くへ引っ越してしまうお友達と
お食事会


ペンシルビルというちょっと有名なビルです
構造的に問題あり・・・ますよね
昔からあるビルですが、ちゃんと建ってますね


お店の中は、早い時間だったこともあり
天窓から空が見えて素敵な空間でした
(外階段を3階まで、中階段を1層分登って
 帰りは、絶対に酔っているから気をつけようと固く決心)

 
お料理はコースだったのですが
全部美味しかったです
写真は、馬肉とクーポンで頂いたデザート
飲み放題でたっぷり飲んで
楽しいおしゃべりであっという間の5時間
「月の中(ツキンナカ)」というお店でした

今日は、朝から走りに出ました
来週、伊達の10キロにエントリーしてしまったので
少し高低差がある所をと思って
大倉山月見想カフェのあたりまで
登って、登って、ぜーぜー
昨日に比べたら気持ちよく走れましたが
伊達は、自信ないな あ、いつもか


近所に戻ってきたら、
色とりどりのクロッカスがお迎えしてくれました

お昼近くに、先月購入したソファーが届いて
セッティングしてご満悦
ランチのあと、ちょっと横になったらぐっすり
寝心地の良さも確認しましたです

ずっと連絡をしていなかった方から
突然、お電話をもらってお話
いつまでも、覚えていてくださって
心配してくださって、ありがたいなと思いました
人と人とのお付き合いは
広げたら広げた分、思い通りにいかずに
ジレンマを抱えたり、後悔したりしますが
それでも、大切な人が増えたりすることは
とてもうれしいことだなと思います

なかなか・・・

2014-04-10 22:22:05 | なんでもない話
一気に春らしくはならないですね
今日の札幌中心部は雹(ヒョウ)が降っていたそうです
昨日は、ぽかぽかして気持ちのいい日だったので
寒さが身にしみるなぁ・・・という感じでした

昨日の午後、打ち合わせのために
住宅街の中にある事務所に行った時
庭に咲いているクロッカスを見つけました

毎年、一番最初に春色を見せてくれる

昨日、読んでいた本が再読だったことに
途中で気がついた時はびっくりしました
白石一文さんの『私という運命について』
4章からなる物語で
1章目では全然気がつかず、
2章目で、「あれ?この話、知ってる」と

本屋さんで文庫本コーナーの平台に乗っていて
最初のページを見て、面白そうと思って買ったのですが
WOWOWでドラマ化されたので、特集していたのですね

ほぉ・・・
最後はどうだったのかも思い出せず
パラパラっと続けて読んでおこうっと

ドールハウス

2014-04-08 20:49:10 | 本のこと
姫野カオルコさんの
『ドールハウス』



理加子は29歳になっても髪をのばすことも、
気ままに電話することも両親から禁止されている。
そんな彼女の前に江木という男が現れ、
強引に接近してくる……。
「毒親育ち」を扱った先駆けの小説。


姫野カオルコさんの処女三部作の第1巻
両親の特殊な身勝手な考え方に縛られている理加子
どうして?どうしてそこまで・・・と
腑に落ちず、落ち着かない気持ちで読み進める
普通って何だろう、
普通って、楽ってことかな
未熟な恋をして傷ついて
やっと本当の気持ちに気がつく理加子に
ホッとして読み終わった

でもね、自分も
さびしいから、こわいから
流されて、見ないようにしていること
あるんだよなって・・・・思う



今日はすっきり晴れた札幌です
朝ランで見上げた青い空

海外マラソン RunRun旅

2014-04-06 19:34:00 | 本のこと
たかぎなおこさんの新刊
『海外マラソン RunRun旅』



万年の運動不足だったたかぎさんが一念発起、
マラソンに挑戦。
観光やグルメも楽しみながらいろんな大会を走ってきました。
今作ではワインを飲んで走るメドックマラソンなど、
ユニークな海外マラソンを紹介します!


今回のたかぎさんは、
フランスのボルドーワインで有名な
メドックマラソンに挑戦から始まるのですが
前夜祭、レースを浮かれて楽しみ過ぎて
初めてのリタイアをしてしまうのです
レースの模様は楽しいけれど
リタイアしてしまった後悔は胸が痛い
その後、グアム・バンクーバー・台北を完走
レース前にしておいた方がいいこと
ストレッチや筋トレのこと
体のメンテナンスのことなどなど
そっかそっかと勉強しつつも
相変わらず、楽しいレースの模様
このシリーズ、これで最後なのかな?
まだまだ続けて欲しいなと思います

青木淳悟さんの
『いい子は家で』



定年退職間近の父、
会社をやめて実家に戻ってきた兄、
家族の眼を気にしながら女友だちのもとに通う弟、
そして母。
一家の日常には不可思議な出来事が見え隠れするが
(『いい子は家で』)。
家族、家事、間取り、はては玄関の鍵の仕組みまで、
徹底的に「家」を描く(『ふるさと以外のことは知らない』)。
三島賞作家による驚異の「新・家族小説」。
一篇を増補し、待望の文庫化。


書評家の豊崎由美さんがお勧めの本で
1ヶ月以上前から少しづつ読んでいました
どうしてこの本を読んでいるんだろう・・・
途中からそう思ってしまうのです
あまりにも共感する部分が少ないのかも
時間がたって、また読んだら変わるかな
でも、もう一度読む気にはなかなかなれそうもない

  

今日も寒い札幌でしたが
午前中は日がさしたので、走ってきました
なんとな~く、だるいなぁと思いながら
それでも、10.65km走ったし
以前から行ってみたかったパン屋さんに寄れたし
午後からの時間はゆっくり過ごせたし
これがわたしの日曜日

先生のお庭番

2014-04-05 20:06:36 | 本のこと
朝井まかてさんの
『先生のお庭番』



舞台は長崎の出島。15歳で修行中の庭師・
熊吉はオランダ商館への奉公を命じられた。
仕える相手はシーボルト。
なんと更地に薬草園を作れという。
熊吉はそれでも工夫を重ねて見事な薬草園を仕上げ、
シーボルトと妻のお滝の信頼を得てゆく。
四季折々の草花に魅入られたシーボルトは、
熊吉に日本の自然の豊かさについて説き、
どこの国でも同じだと思っていた熊吉は驚かされる。
土と草花を通して人のぬくもりを描いた、
感動の職人小説にして成長小説。


シーボルトがオランダの医者で
鎖国をしていた日本の地図を
オランダに持ち帰ろうとした罪で
日本を追放された人で、
その娘が医者になったことは
漫画風雲児たちで得た知識として持っていました
そのシーボルトと周りの人たちの間で
どのようなことがあったのか
庭師として働くことになった熊吉の
木・花・草・自然を愛する真摯な姿
小説を読むことによって想像する出島の美しさ
江戸末期の市井の日本人の姿
小説の世界に入って読んでいる時間を
とても幸せだと思いながら
シーボルトが去ったあとの寂しさも感じながら
大切にゆっくりと読み終えました

  

このブログで何度か紹介している
高山美香さんの粘土人形
ブログ記事は → こちら
今日、お友だちと出かけていて通った
札幌駅裏エッセギャラリーで
猫とちまちま人形展が開催されていました


入場料無料で、写真OKで
じっくりと本物のちまちま人形をゆっくり見てきました


小樽文学館で見た以来で
その時よりたくさんのちまちま人形たち
やっぱり好きだなぁ
6日の明日までしかやっていないようです
ギャラリーの前を通って気づいてくれた友人に感謝です

雷乃発声

2014-04-04 07:59:01 | なんでもない話
久し振りの雨です
ほこりっぽかったので
恵みの雨かな



春分も過ぎて、
日が長くなりました
昨日は、朝ランもしたのですが
仕事が終わってからも
ちょっとだけ走りました
今日が雨の予報だったので
やっと気持ちよく走れるシーズンが
始まったのだなぁと思います
北大の中もランナーが増えて
夜、暗い中でも
雪道に突然現れるマンホールに
足を取られる心配もありません
雨も降って、
空気も少しきれいになって
ますますこれからです

さて、今日一日頑張って働いたら
今日は大好きな友人とお食事会
そして、お休みだ

風が強く吹いている

2014-04-01 22:28:39 | 本のこと
三浦しをんさんの
『風が強く吹いている』


目指せ、箱根駅伝! 純度100%の疾走青春小説。

箱根駅伝を走りたい――そんな灰二の想いが、
天才ランナー走と出会って動き出す。「駅伝」
って何? 走るってどういうことなんだ? 
十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること
(=生きること)に夢中で突き進む。
自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、
仲間と繋がっていく……風を感じて、走れ! 
「速く」ではなく「強く」
――純度100パーセントの疾走青春小説。


10人中7人が陸上経験もなく、
ただ、同じアパートに住んでいた10人が
たった1年未満の練習で箱根駅伝に出れることが
現実的ではないなとは思うけれども
その思いを横において楽しめた小説
早く走ること、勝つことだけを思ってきたけど
勝つって、頂点って、自分にとって何なんだろう
スポーツって素敵だな
そして、若いっていいなと素直に思う
爽やかないいお話でした



今朝、北大の中を走っていたら
前を走る自転車の男性が、
カラスに餌を投げたのです
その時、カラスは2羽だったのですが
しばらくすると、たくさんのカラスが
その男性の周りを飛び始めて
ひぇ~という風景
怖いので、立ち止まって、
カラスと男性が行ってしまうのを待っていたら
足下にふきのとう
なかなかスリリングな朝ランでした