香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

再読本と映画と

2016-04-26 21:45:32 | なんでもない話
ついつい読んでいないと思って手に取り
読み始めてすぐに、あ、読んだ。。。と気づく
原田マハさんの『翔ぶ少女』



1995年、神戸市長田区。
震災で両親を失った小学一年生の丹華(ニケ)は、
兄の逸騎(イッキ)、妹の燦空(サンク)とともに、
医師のゼロ先生こと佐元良是朗に助けられた。
復興へと歩む町で、
少しずつ絆を育んでいく四人を待ち受けていたのは、
思いがけない出来事だった――。
『楽園のカンヴァス』の著者が、
絶望の先にある希望を温かく謳いあげる感動作。


感想は、単行本を読んだ時と一緒だなぁ
ちょっと違和感
その時のブログです 👉 こちら

WOWOWで放送された
中島京子さん原作の映画『小さいおうち』



名匠・山田洋次の82作目となる監督作で、
第143回直木賞を受賞した中島京子の小説を映画化。
昭和11年、田舎から出てきた純真な娘・布宮タキは、
東京郊外に建つモダンな赤い三角屋根の小さな家で
女中として働き始める。
家の主人で玩具会社に勤める平井雅樹、その妻・時子、
2人の5歳になる息子の恭一とともに穏やかな日々を送っていたある日、
雅樹の部下で板倉正治という青年が現れ、
時子の心が板倉へと傾いていく。
それから60数年後、
晩年のタキが大学ノートにつづった自叙伝を読んだタキの親類・荒井健史は、
それまで秘められていた真実を知る。
時子役を松たか子、晩年のタキを倍賞千恵子が演じた。
若き日のタキに扮した黒木華は、
第64回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(女優賞)に輝いた。
国内でも第38回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞。


小説もとても良かったけど 👉 その時のブログ記事
映画もとっても良かった~
松たか子さん、倍賞千恵子さん、黒木華さんはもちろん
妻夫木聡さん、吉岡秀隆さんもみんなぴったりな配役に感じる
そして、小さいおうちがとてもいいのですよ
ジーンとしました



土曜日は、弟の納骨で室蘭へ行ってきました
母と義妹と甥っ子を乗せて札幌から向かう道
どんどんと雨が。。。お墓でもすごい雨
涙雨かな

親戚の家で温まって、おしゃべりをして
お昼をいただいて、鼻水ずるずるとなり室蘭を去りました



途中、寄った北広島のトトロの杜で
ユキノシタを購入
すっごく寒い日
打って変わって日曜日は良いお天気だったけど
これ以上風邪を悪化させてはと思い
1日、ゆっくりとして過ごしました

月曜日はだいぶ良くなったので朝ラン



新川さくら並木は、あと少しで満開かな



日曜、月曜の陽気で一気にさくらが咲きました



通勤中に見かけたポタポタした可愛い八重桜
この時期、朝ランと通勤が楽しい

ガソリンとコーヒーと終電車

2016-04-25 22:21:24 | 本のこと
先週の火曜の夜から、すっかり風邪をひいてしまい
喉の痛みと、鼻水と、熱と、散々でした
寝ている時間が多かったので、合間に読書
数冊読み終えて、分けてアップします

伊坂幸太郎さんの
『ガソリン生活』



聡明な弟・亨とのんきな兄・良男のでこぼこ兄弟が
ドライブ中に乗せたある女優が、翌日急死!
一家はさらなる謎に巻き込まれ…!?
車同士が楽しくおしゃべりする唯一無二の世界で
繰り広げられる仲良し家族の冒険譚!
愛すべきオフビート長編ミステリー。


朝日新聞の夕刊に連載されていた小説
読みたくて、夕刊もとろうかと少し悩んだっけな
苦手だった伊坂幸太郎さん、今はすっかり好きな作家さん
この小説も、期待通りの楽しさだった
緑のデミオが語るミステリーにドキドキ
暖かく、人情味あふれるオチにホッとする感じ

川口俊和さんの
『コーヒーが冷めないうちに』



とある街の、とある喫茶店の
とある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるという

ただし、そこにはめんどくさい……
非常にめんどくさいルールがあった

それにもかかわらず、今日も都市伝説の噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる

喫茶店の名は、フニクリフニクラ

あなたなら、これだけのルールを聞かされて
それでも過去に戻りたいと思いますか?

この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった、心温まる四つの奇跡

あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?

旭川に行った時に、駅直結イオンの本屋さんで
ついつい手に取ってしまった本
こういう本は縁があるんだなと思ってしまう
泣きはしなかったし、深い感動はないけど
自分だったらどうするかなと考えると
いろいろな気持ちに心が支配されてしまった

フジモトマサルさんの
『終電車ならとっくに行ってしまった』



涼しい笑いに充ちた著者初の画文集

あの時、ああ言えばよかったと
「思い出し推敲」し、
「思い出し怒り」に駆られても
同じ状況はなかなか訪れない。
記憶の波が、時おり押し寄せ、
溺れそうになる…。

脳内に散らばる、
よしなしごとを
検索探訪し、
ペンと画筆で描く、
初の試み

フジモトマサルさんの著書を調べていて
どうしても読みたいなと思っていた画文集
でも、絶版となっていて密林の中古で5000円弱が最安値
図書館で検索してみたら、3人待ち位で借りれました
期待通りの不思議世界の暖かさに包まれ
いつか、古本屋さんで見つけたら即買いだなと決心



風邪をひいている間、久しぶりの陽気が続いた札幌
近所のおうちの庭も賑やかになってきました



今年はハクモクレンが花咲くのも早い



22日に今年初めての咲いている桜を見ました

土曜日からのことは、また明日ブログで

伊達ハーフマラソン

2016-04-18 22:44:18 | 走ること
17日の日曜日、起きたら札幌はどんよりな空
朝7時半に札幌駅を出発するバスに
S子さんと一緒に、伊達に向かいました
伊達の天気予報は、ちょうどスタートする時間に暴風
お天気悪かったら、走るのやめようかなんて話しながら



会場に着いたら、雨も風もそうでもなく
ちょっと寒いけど、走るんだからちょうどいいかな
10kmを走るT子さんとも合流して、
お餅食べたり、おしゃべりしたりの楽しい時間
スタートは後ろの方で、Bunさんと3人で
おしゃべりしながらリラックスして時間待ちをしました
スタートしてからしばらくは、道も混んでいるので
ゆったり気味に走って、前半は少し暑く感じるくらいで気持ちいい
中間地点は、上り坂が続き、トンネルの前の坂も結構きつかったけど
話には聞いていたので、淡々と…
後半、少しきつく感じてきた頃、雨が降り強い風
帽子がビューんと飛ばされたりして、あれれと思ったら
あと4km、そして下り坂
残り3kmは、わたしにしてはかなり頑張って走りました
結構、ごぼう抜き、特にラスト1kmはゼーゼー言いつつも
手元の時計で2時間9分、10分切れたので満足
なんだかあっという間のハーフマラソン
出る前は、練習不足で気が重かったけど、
やっぱり出てよかったな

遡って、金曜日は仕事で旭川に行きました
とても寒くて、行く途中、何度か雪が降っていて
外での仕事だったので、寒くて寒くて
ホテルについてホッとした~



JRイン旭川のフロント前でアサッピーがお出迎え



ホテルの中にライブラリーもありいい感じ



少しゆっくり、写真集を見ながらお茶しました

次の日、土曜日は、旭川から帰ってきて
友人のぴよさんのが主催する
ストールの巻き方を教えてくれながらのランチ会に参加
お友達のHPはこちら → Sweet Color

クロスホテル札幌のミートラウンジでのランチは
オードブル、サラダ、パスタ、デザート、飲み物付で1200円
美味しくて、とってもお得
そして、ストールの巻き方、たくさん教えてもらって
今までほとんどワンパターンだったので、よかった

 

  



ちょっと斜めにしたり、結び目に通したり
ストールの大きさや暑さ、質感でかなり雰囲気が変わって
似合う色のストールが欲しいなと思ってしまった



次の日のマラソンは、寒くて震えるくらいだったけど
土曜日の帰り道では、春の花が咲いていました



ちょっと寒い日々が続いているけど、もう少しで春
熊本地震で被害のあった方々にも、必ず春が来る
お亡くなりになった方はとても残念で、悲しいです
残されたわたしたちは、いえ
わたしは、できることをやっていきたいです

眩(クララ)と夜空と

2016-04-13 23:15:15 | 本のこと
朝井まかてさんの
『眩』(クララ)



北斎の娘にして「江戸のレンブラント」
天才女絵師・葛飾応為の知られざる生涯。


あたしはただ、絵を描いていたいだけ。
愚かな夫への軽蔑、兄弟子への叶わぬ恋、
北斎の名を利用し悪事を重ねる甥――
人生にまつわる面倒も、
ひとたび絵筆を握ればすべて消え去る。
北斎に「美人画では敵わない」と言わせ、
西洋の陰影表現を体得し、
全身全霊を絵に投じた絵師の生涯を
圧倒的リアリティで描き出す、
朝井まかて堂々の代表作!



杉浦日向子さんの『百日紅を読んでいたので
背景や、関係性などは、すぐに理解でき
想像もできたのだけど
小説の世界に引き込む力は半端ない
絵を描くことに対してのひたむきさや
人間臭さとあきらめと恋と
生きていく上での葛藤する気持ちが
心の中に押し寄せてくるような感じ
朝井まかてさんの歴史小説は
本当に面白いと思います

益田ミリさんの
『夜空の下で』



見上げてみよう、夜空の星を
かなしいとき、つらいとき、
その存在が自分の悩みは
ちっぽけなものだと思わせてくれる。
ほんわかコミックエッセイ


ふと夜空の星を見上げると、色々なことを思い出す。
木星は太陽に成り損なったのだと教えてくれた父、
同級生と恋の話をした部活の帰り道、
田舎から遊びにきた母と見た流星群。
思い起こせばいつも空には星が瞬いていた──。
夜空の下に生きる人々の、
ちっぽけで愛おしい姿を描き出したコミックエッセイ24編。
ロケット打ち上げ見学記と
2117年までに起こる天体現象を記した宇宙カレンダーも収録。


宇宙のことって、改めてあまり考えなかったけど
何億年か後には、太陽が膨張して地球はなくなるんだ
いまの時代に、宇宙のことを調べているのは
何億年か後のその時に備えてでもあるんだ。とか
ずっと満天の星を見ていないなぁと夜空を見上げたり
そう、札幌の空にもあまり星を見なくなったよ。とか
ふわ~と色々と考えて、感じて、思い出して。

  
      

この前、知り合いの方に誘われて
知り合いの方の、知り合い、またその方の知り合いなど
ほとんど初対面の方々との飲み会に参加してきました
若いころだったら、「人見知りだから」とか言って
絶対にそういう場所にひとりで出かけたりしなかったけど
走るようになって、誰も知らない場所に仲間を見つけに出かけたり
そうやって出かけると、得るものも感じるものも大切で
好意で誘われるものには、なるべく出かけるようになりました

新琴似の侑膳という中華レストラン
出てくるもの全部、すっごく美味しかった
ちょっと遠いし、行きにくい場所にあるけど
また行きたいな~ 楽しかったし~

充実した週末

2016-04-10 18:04:49 | なんでもない話
昨日は、栗山老舗祭りに走っていく会に初参加
エフランで毎年恒例のラン企画なのですが
栗山の小林酒造で日本酒を飲もう!
というので、日本酒が飲めないので躊躇
そして、長沼から(人によっては自宅や北広島から)
荷物を背負って走るというのが、またもや躊躇の原因
でも、1度参加してみよう!と思い、えいっと



北広島駅から8;42の長沼行きバスに乗り
基線通りのコンビニで皆さんと合流
総勢16名で出発
朝は雪が降ったりして寒かったけど
だんだんと晴れてきて、追い風
中間で、栗山からお迎えランをしてきた2人は
向かい風の中、頑張ってくれました
みんなで、栗山温泉まで約14.4km、
やっぱり、荷物を背負ってのランはきつかった

お風呂に入ってさっぱりして、お祭りへ



T子さんが、初めてなら谷田の日本一きびだんご工場を
見ていこうと誘ってくれて、工場見学をして、きびだんごをもらったよ



たくさんの露店が出ていて、
無料試飲の日本酒とか、たくさんの日本酒や
近郊のお店の特産品とかも売っていて
大盛況
日本酒は飲めなかったけど、楽しかった





今日は、遅くなったけど母の誕生日祝い
お世話になった叔母も誘って
鶴雅ビュッフェダイニング札幌でランチ
予約して、個室を取ったので、比較的ゆっくりと



それでも、すごい人で、バイキングだったのだけど
一部は並んで時間がかかっていたなぁ
早めに入れたので、そんなに並ばずに料理をチョイス
仲のいい叔母が支えてくれたので、元気になった母
二人とも、たくさん食べて笑って喋って
いい時間を過ごしました



またも楽園のカンヴァス

2016-04-06 21:05:14 | 本のこと
原田マハさんの『暗幕のゲルニカ』を読み終えて
違う本を読み始めていたのだけど、
余胤が激しくって、ついつい『楽園のカンヴァス』を再読
単行本で読んで、文庫で読んで その時のブログが ⇨ これ
3度目だというのに、夢中になって読んでしまった



いくらアートが好きだからって、
美術館や画集で作品を見ていればいいというもんじゃないだろう?
ほんとうにアートが好きならば、
君が生きているこの世界を見つめ、愛するのが大切なんだよ。

画家の目が、この世の生きとし生けるもの、
自然の神秘と人の営みを見つめ続けたからこそ、
あんなに素直で美しい生命や風景の数々が、
画布の上に描かれ得たのだ




昨日の夜中3時くらいに目が覚めちゃって
一気に読んでしまったのです
そのまま、朝ランに出て、仕事して
旭川に行って、滝川に行って、事務所に戻って
足ツボマッサージに行って、歩数計は21,705歩
疲れるはずだ… 寝不足もプラスしているし…



Twitterで美味しいと評判だったミレービスケット
小さいお試しサイズをお取り寄せしてみた
1袋食べたら、美味しい
土曜日の老舗まつりランに持って行こう
忘れなければ


暗幕のゲルニカ

2016-04-02 18:30:37 | 本のこと
原田マハさんの
『暗幕のゲルニカ』



反戦のシンブルにして20世紀を代表する絵画、
ピカソの<ゲルニカ>。国連本部のロビーに
飾られていたこの名画のタペストリーが、
2003年のある日、突然姿を消した===誰が
<ゲルニカ>を隠したのか?ベストセラー
「楽園のカンヴァス」から4年。現代の
ニューヨーク、スペインと大戦前のパリが交錯する、
知的スリルあふれた長編小説。


マハさんがいちばん好きな画家、ピカソを題材に
小説を書いていることは、
ラジオドリームハートにゲスト出演した時に聞いていて
すごく楽しみにしていたのです
第2次世界大戦前のパリでの、ピカソと恋人のドラが
目に見えるように生き生きと小説の中にいる
並行して、2001年から2003年のニューヨークで
MoMaのキューレーター瑤子がピカソ展に向けてうごいている
時空を行ったり来たりしながら、
どんどん小説の中にのめり込んでしまう
最後は呆然として本を閉じ、眠れなくなってしまった
これはもう、最高のエンターテイメント小説

    

文・穂村弘さん、イラスト・フジモトマサルさん
にょっ記



にょろり。穂村的日常へようこそ
さりげないのに、どこか可笑しい。
短歌の鬼才にして“世界音痴”な著者の偽日記。
ほのぼの読んで、時々爆笑。
挿絵はフジモトマサル


時々どころか、ずっと笑っちゃってました
考え方というか、感覚がユーモアたっぷり
フジモトマサルさんの絵も存在感充分に笑わせてくれる
続編の『にょにょっ記』も読みたいな

    

映画『深夜食堂』



テレビ放送していた時に大好きな番組だったので
映画も見に行こうと思っていたけど、タイミングを逃していました
今月からWOWOWに復活して、1日の放送
タイミングよし
レギュラーの方々ももちろん、思いがけない方も出演されていて
なぜか、オダギリジョーさんは派出所の警官になっていた
あいかわらず、あたたかく美味しそうで、よかった~



今日は1日すごい風 春一番かな
例年になく早い勢いで春はやってきているようです
嬉しい郵便が届きました
サッポロシティジャズの先行チケット販売の抽選に
自分の分とお友達の分、3公演全て当選したチケットが届きました
1階のB席にしたのだけど、場所を見たら、全部結構前の真ん中より
よかった~ 楽しみ~
今日はひとり前祝いとしますか