香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

青森ドロップキッカーズ

2013-11-29 21:55:02 | 本のこと
森沢明夫さんの
『青森ドロップキッカーズ』

 現代の青森を舞台に、いじめられっ子の中学生・宏海と、
 中途半端な不良の雄大。そしてトップを目指して氷上で
 闘うアスリート姉妹、柚香と陽香……。見た目もキャラ
 もまったく違う凸凹な4人が、カーリングホールで巻き
 起こす、この上なく爽快で泣ける青春小説の決定版! 
 目に見えるもの、手に触れられるものが絶対と思われて
 いる世の中で、目に見えないものの大切さに気付いてい
 く主人公たちの成長ぶりを読み進むうちに、一歩前に踏
 み出す勇気と希望が湧いてくる。
 この本を読んで流した涙は100%美しい。


『津軽百年食堂』、『ライアの祈り』のシリーズ
中学生のいじめの場面は、やるせなかったけど
カーリングにどんどん嵌っていく姿が頼もしくて
カーリングって、テレビでちょっとしか見た事がなかったけど
この本を読むと、一気に詳しくなります
若い4人の素直な気持ちの葛藤がとても良くて
元気が出る本でした


おとついまでは積雪0の札幌だったけど
昨日の雪で、すっかり道路がツルツルになってしまいました
昼間はプラスの気温になっているんでしょうが
全然、溶けなくて、冬に突入です


道路には滑り止めのすな袋入れが設置

市役所の入り口には、砂入りペットボトル
横断歩道の白いラインで滑って転びそうになり
雪道にはまだ慣れておりません
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去年の冬、きみと別れ

2013-11-26 21:47:29 | 本のこと
中村文則さんの
『去年の冬、きみと別れ』

 ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。
 彼は、二人の女性を殺した容疑で逮捕され、死刑判決を受
 けていた。調べを進めるほど、事件の異様さにのみ込まれ
 ていく「僕」。そもそも、彼はなぜ事件を起こしたのか?
 それは本当に殺人だったのか?何かを隠し続ける被告、男
 の人生を破滅に導いてしまう被告の姉、大切な誰かを失く
 した人たちが群がる人形師。それぞれの狂気が暴走し、真
 相は迷宮入りするかに思われた。だが―。日本と世界を震
 撼させた著者が紡ぐ、戦慄のミステリー!


強烈でした・・・
細かく短めな1章ごとに、苦しくなり
場面が変わり、また苦しくつらくなり
想定外の展開に驚き、おののき
この小説の世界にどっぷりひたりました
「去年の冬、きみと別れ・・・」
その後の言葉は強烈でした
人の醜さ、嫌らしさは伝染していくのか
決して幸せな気持ちにはならないけど
こういう小説、嫌いじゃないし
小説じゃなかったら、怖過ぎるので
読書で経験したような気持ちでした

あまりに強烈だったので、
次は少しほっとする本を読みます

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アロハ魂

2013-11-25 21:01:25 | 本のこと
小林聡美さんのエッセイ
 『アロハ魂』


 マラサダ、フリフリチキン、カバ汁・・・。
 ロコフードの洗礼。大豪邸の裏庭で幸せな
 フラ修行。火山でパワーチャージ。同い年
 のパワフルなガイド・クミコさん。剛毛マ
 イケルのロミロミマッサージ。12年ぶり
 に訪れたハワイ島で出会った、いろいろな
 ”アロハ魂”。さりげない発見と驚き、そし
 て温かい笑いに満ちた、ハワイ島をめぐる
 旅エッセイ。


小林聡美さんのエッセイには
いつも「くすっ」と笑わされてしまう
正直で飾らずユーモアのある文章で
一緒にハワイで食べたり、馬に乗ったり
フラダンスしたり楽しんでいる気分になる
小林さんの温かい人柄を感じました

昨日、『アロハ魂』を読み終わって
Aくんから借りた中村文則さんの小説を読み始めています
対照的な内容というか、ギャップが激しいけど
それはそれ、集中して読んでいまっす


今日、帰って来たらポストに入っていた
新潮文庫Yonda文庫カバー
黒は以前、送ってもらったので
今度はオレンジをもらいました
とっても重宝しております
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ジンギスカン&ラン

2013-11-24 17:31:58 | 走ること
昨日は、楽しみにしていた
エフランの方々とのジンギスカンラン
去年は悲惨な天気でしたが
今年は曇っていはいるけれどそんなに寒くなく
絶好のジンギスカンラン日和

朝10時前に地下鉄改札口前で待ち合わせて
近くのお風呂屋さんに荷物を預けて出発
総勢15名
フルマラソンを3時間代で走る方々や
100キロウルトラマラソンを完走する方々に
混じらせてもらってサイクリングロードを
ゆっくりとしたペースで走っているので
(わたしにとっては、ゆっくりではなく普通)
楽しくおしゃべりをしながらのランでした
途中、進行方向を変えるときに
わたしがうっかり後ろを見ないで動いたので
後ろからきた自転車の方が転んでしまうというアクシデント
怪我はなく、「大丈夫」と言ってくださったけど
気をつけないといけないなと猛反省
一緒に走っていた方々にも気を使わせてしまったしね
それでなくてもおっちょこちょいなんだから
慎重にならなくてはいけない時をわきまえなくては

サイクリングロードから、川沿いを走って
住宅街に入ってからは、ここはどこ?状態
平岡公園の中に入るのにも、これは道なの?
えっ?階段?なに~この道~と笑いながら走りました


約15kmくらいを走ってお風呂屋さんの到着
汗を流して、さてジンギスカン
去年同様ツキサップじんぎすかんクラブ

食べました、飲みました、しゃべりました、はしゃぎました

どーん


どどーん


へへへ

飲み放題食べ放題、ワインは別で楽しんで
飲み足りないメンバーで札幌駅まで繰り出して
立ち飲みやでまた飲んで食べて
帰って来たらもうフラフラ
すごい匂いを発している服と汗で濡れたウェアと
洗濯するだけで精一杯、倒れるように寝てしまいました

今朝は、2次会で酔ってした約束を忘れずに
7時に北大でNまろさんとAくんと待ち合わせして朝ラン
3日続けてのランだったせいなのか
昨日、飲み過ぎて食べ過ぎたせいなのか
脚が重くて重くて
3人でゆっくりまったりおしゃべりしながら
北大の中を走りました 
これもまた楽しかった~

前に使っていたベッドを処分してから
しばらく布団を敷く生活をしていたのですが
とうとうベッドを購入して、今日、配達の日だったので
ベッドが来る前に、頑張って床にワックスをかけました
ベッドルームだけワックスをかけたので
他の部屋と、フローリングの色が違う感じがする
本当は年に3~4回くらいかけた方がいいのだろうけど
いつも気づくと年末の大掃除の時期
今年も、他の部屋は大掃除のときに
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うさぎ幻化行

2013-11-21 07:05:27 | 本のこと
北森鴻さんの最後の作品
『うさぎ幻化行』


 突然この世を去ってしまった、義兄・最上圭一。
 優秀な音響技術者だった彼は、「うさぎ」に不思議な
 “音のメッセージ”を遺していた。圭一から「うさぎ」
 と呼ばれ、可愛がられたリツ子は、早速メッセージを
 聞くことに。環境庁が選定した、日本の音風景百選を
 録音したものと思われるが、どこかひっかかる。
 謎を抱えながら、録音されたと思しき音源を訪ね歩く
 うちに、「うさぎ」は奇妙な矛盾に気づく──。
 音風景を巡る謎を、旅情豊かに描く連作長編。
 鮎川賞受賞作家からの最後の贈りもの。


録音された音風景を録音した各地で、
その音源を元に、そのときに起こったことの
謎が解かれたり、深まったりしていく
大切な人を飛行機事故で喪った哀しみが
ずっとこの小説を、暗く静かに覆っている感じがする
小説の中の音が聞こえないわたしには
元々の、結局のところの謎はわからず
暗く悲しい想像で終わってしまいました



火曜日から朝は、ずっと雨
今朝は大丈夫かなと、
早くに目覚ましかけていたのだけど
起きたら、やっぱり雨で走れず
それで、こんな時間にブログアップ
晴耕雨読、こんな季節は
本を読んだり、編み物を再開したりしようと
編み物かごを取り出して
昨日は久し振りに編んでみました
かぎ針編みと、棒編み
なんとか思い出して、ちょっと練習
さて、何を編もうかなぁ
あ、まずは仕事に行かなきゃだ
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背表紙は歌う

2013-11-18 21:30:03 | 本のこと
大崎梢さんの
『平台はおまちかね』のミステリ短編集第2弾
『背表紙は歌う』


 作り手と売り場、そのふたつを結ぶために。出版社の新
 人営業マン・井辻智紀は今日も注文書を小脇に抱え、書
 店から書店へと飛び回っている。しかし取次会社の社員
 には辛辣な言葉を投げかけられ、作家が直々に足を運ぶ
 「書店まわり」直前にはトラブルを予感させる出来事が
 ・・。井辻くんの奮闘をあたたかな筆致で描いた、本と
 書店を愛する全ての人に捧げるミステリ短編集第二弾!


作家の大崎さんは、本屋さんで働いていたんですよね
大崎さんの小説で『配達あかずきんちゃん』なども
本屋さんが舞台となっていてリアルだったけど
この小説もとてもリアル
ミステリーといっても、殺人など生々しいものではなく
本屋、作家さん、取次会社などでの日常の謎で
楽しいし、わかるし、興味深い
面白いシリーズで
このシリーズの第3弾が単行本で出たようなので
文庫になるのが楽しみだな

この小説の中に、出版社の方が新刊の帯のコメントを
書店員さんに頼むという短編があるのですが
確かに、この頃の小説は
帯や新聞広告などに、書店員さんの言葉が多く載っていますね
本屋大賞とかも、いまは華々しく行われているしね
本が好きな人にとって、自分好みの本を探すのは
当たり外れがあって、なかなか大変なことではあると思うのです
そういうとき、書店員さんのコメントを読んで
面白そうだなと思って、手に取るということは多くありますね
本屋さんのもポップで書店員さんの言葉が載っていたりするし・・・
ただ、そのコメントを丸ごと信じることは出来ない
だって、ひとりひとりの書店員さんの好みがわからないから
どうしても、自分の好みで書いているのだろうしね
無条件に信じてしまうのは
大好きな作家さんがお勧めする小説です
それと、本の趣味趣向が似ている友人のお勧め本かな

大崎さんの本屋さんに関わる小説を読んでいると
本好きの人が多く出て、刺激を受けちゃうな
もっと、たくさんのいい本と出会いたいな


土曜、日曜と、珍しく天気のいい日が続きました
2日とも予定はあったのだけど
せっかくの天気なので、朝、走りましたよぉ
土曜日は、農試公園から北大へ 1時間半弱
日曜日は、円山公園へ1時間くらい
こういう天気の週末は、今年、あと何日あるのかな
今週の土曜日は、エフランのジンランに参加予定
晴れたら・・・
いやいや、去年のような天気じゃなければ
寒くても、曇っていても、いいです
去年のジンランの模様は → こちら
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女子会?

2013-11-15 21:16:27 | なんでもない話
昨日は、仕事で小樽市役所へバスで
暖かくなる天気予報がすっかり外れて
結構寒い1日
小樽は札幌より雪が降ったようで
歩道の雪が溶けていなくて
下り坂の歩道は、転びそうで大変でした


新しくなった小樽駅へは何度も来ているけど
ちゃんと見上げたのは初めてだったかな


夜は、中学1年生のときに同じクラスで
ずっと仲良くしてもらっている友人と
ふたりで女子会
中学のときから、バラバラになった高校時代も
仲良し5人組だったんだけど
いつの間にか、2人になっていた
わたしと彼女の環境が似ているというわけではなく
むしろ、全然違っていて
多分、他の3人もバラバラな環境なんだろと思う
他の3人とは、音信不通になったり
嫌われちゃったり、ただただ無精な人だったり
色々あって、2人とは連絡先すら知らない関係
でも彼女とだけは、ずっとお付き合いが続いている
しょっちゅう会うわけでもなく
何かあったら、連絡したり、話を聞いてもらったり
とても大切な友人なんだと、しみじみしちゃった

お店は、夏にYちゃんと一緒に行った
炭火キッチンHAMA-YOU

リーズナブルで、おいしくて
エビ好きの友人は、お腹の調子が悪かったはずなのに
海老のアヒージョとかも食べちゃったりして
気がついたら3時間、
喋って飲んで(わたしだけ)食べて
楽しかった 嬉しかった
気兼ねなく、素直に話ができる友人は
とても大切ですね

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傍聞き

2013-11-13 20:25:21 | 本のこと
長岡弘樹さんの
 『傍聞き(カタエギギ)』


 患者の搬送を避ける救急隊員の事情が胸に迫る「迷走」。
 娘の不可解な行動に悩む女性刑事が、我が子の意図に
 心揺さぶられる「傍聞き」。女性の自宅を鎮火中に、
 消防士のとった行動が意想外な「899」。元受刑者
 の揺れる気持ちが切ない「迷い箱」。まったく予想の
 つかない展開と、人間ドラマが見事に融合した4編。
 表題作で08年日本推理作家協会賞短編部門受賞!


初めて読む作家さん
札幌紀伊國屋書店本店文庫コーナーで
ずっとお勧めしていたので気になっていたのです
短編ミステリーのひとつひとつが
とても心に残るもので
人間の暖かいやさしい部分を書いているような
でも、この世の中のどこかで起きていると
感じるリアリティもあるお話でした
この作家さんの他の作品も読んでみたいと思います

明日は少し暖かくなるという天気予報
うちのデンマークカクタス
今年もきれいに花を咲かせてくれました
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星がひとつ

2013-11-12 20:51:14 | 本のこと
原田マハさんの
『星がひとつ
  ほしいとの祈り』



時代がどんなに困難でも
あなたという星は輝き続ける。

 売れっ子コピーライターの文香は、出張後に寄った
 道後温泉の宿でマッサージ師の老女と出会う。
 盲目のその人は上品な言葉遣いで、戦時中の
 令嬢だった自らの悲恋、献身的な女中との交流を
 語り始め・・・「星がひとつほしいとの祈り」
 表題作ほか、娘として妻として母として、
 20代から50代まで各世代女性の希望と祈りを
 見つめ続けた物語の数々。


短編のひとつひとつが、
あまりにも正直すぎて
苦しくなるけれど
正直でいられることの幸せ
苦しいから感じるやさしさいっぱいで
ひとつひとつのお話が心の中を
あたたかくしてくれた感じがしました

    

昨日からの札幌の天気同様
わたしも、体調を崩してしまったなか
今日は1年半ぶりの健康診断
胃カメラや心電図などの問題もなく
体重も減ったけど、身長も縮んで
また、体に気をつけながら
毎日、元気に生きていかなくちゃね

仕事のアクシデントのため
札幌市役所へ打ち合わせに来た帰り

テレビ父さんは、1面しかライトアップしていないんだね
節電なのかな
うちからは、新しい札幌競馬場の影になってしまった
テレビ父さん

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猫と妻と暮らす

2013-11-10 23:14:11 | 本のこと
めずらしく1日に2度ブログアップ

小路幸也さんの『猫と妻と暮らす』

 大学で研究する和弥は、恩師の娘を嫁に貰った。
 ある日、帰宅すると妻が猫になっていた。
 実は和弥は、古き時代から妖に立ち向かう
 蘆野原一族の若き長。
 幼馴染みで悪友の和泉と、
 猫になった娘とともに、
 文明開化の世に出没する数々の災厄を防いでいく。
 陰陽師や祓師のような力を持つ主人公と
 悪友との軽妙なやりとり、
 猫になったときの記憶がない美しい妻との
 叙情的な日常を、丹念な筆致で描く幻想小説。


小路さんの小説は、嫌な人が出てこない
都合のいい展開だけれども
なんとなく人の良さで救われるのは変わらず
今回は幻想小説というだけあって
不思議な雰囲気も醸しだしていて
読んでいると違う世界に入り込んでいく感じ
恩田陸さんの常野物語シリーズ
梨木香歩さんの『家守奇譚』と似ている世界観で
小路さんは、多彩な作家さんなんだなと思いました

明日の朝は雪の予報らしく
もうすっかり寒い夜の部屋
パジャマにカーディガンを羽織って
ひざ掛けと厚めの靴下の生活突入
ひとりは、さびしいし寒いなと思う夜です
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